スキンケアの基本をおさらい 化粧水の正しいつけ方を学びましょう
健やかな肌作りに欠かせない、毎日のスキンケア。何となくのルーティンでやっていませんか? 実は皆さんがよかれと思ってやっているケアも、肌を傷つけている可能性があります。今回はスキンケアステップの2番目にあたる化粧水について、基本のつけ方を改めて解説します。
洗顔後の保湿がとても重要
最初にスキンケアの基本的な流れについて、おさらいしておきましょう。
②「保湿」……化粧水を使って肌に水分を与える
③「保護」……乳液やクリームで保護膜をはる
スキンケアステップ①にあたる洗顔をした後の肌は、うるおいが逃げやすく、乾燥しやすい状態です。
というのも、洗顔をすると不要な皮脂や汚れと一緒に、肌に備わっている保護膜まで洗い流してしまうからです。
だからこそ、洗顔後は間髪入れずに化粧水でしっかりと水分を補うことが大切です。
そして、乳液やクリームでうるおいのふたをすることも忘れないでください。
そうすることで、肌の水分と油分のバランス・肌環境が整い、バリア機能をサポートすることができます。
ハンドプレスで浸透率を高められる
それでは、化粧水の効果的な使い方を解説します。
前述したように、洗顔後の肌は非常に無防備な状態です。
時間が経てば経つほど、肌は「過乾燥」状態になってしまいます。
「過乾燥」とは、肌の表面にのった水分が蒸発する際、肌の中のうるおいも一緒に蒸発する現象のことです。
私たちの肌の上にのった水分は、予想以上に早く蒸発します。
なぜならば、人間には体温があるからです。
ですから、洗顔をしたら一刻も早く化粧水をつけることを意識しましょう。
化粧水の使い方は、手のひらに出して、顔になじませる方法が一般的です。
摩擦を軽減することができ、肌にストレスがかかりにくいため、季節の変わり目や月経など、肌が敏感になっている時は特に良いかもしれません。
目のまわりや鼻まわり、口元などの凹凸部分は、指の腹を使って丁寧にやさしく塗布しましょう。
化粧水の浸透率を高めるのに、効果的なのがハンドプレスです。
化粧水を手のひらにとったら軽く温めましょう。
人肌程度に温めることで、さらに浸透率が高まると言われています。
化粧水を手のひらに伸ばしたら、両手のひらで顔を覆い10秒ほどプレスします。
この時、押し込むのではなく、やさしく触れてください。
手のひらを離す時も、刺激にならないようにそっと離しましょう。
化粧水の温め→プレスを数回繰り返します。
コットンを使えば角質もケアできる
化粧水のつけ方として、コットンを使う方法があります。
コットンを使うと、小鼻や目元など顔の凹凸部分までケアできるため、手に比べてムラなくつけることができ、同時に角質もケアできます。
ただ、コットンの繊維が刺激になることもあるので、化粧水がひたひたに染みるくらい含ませましょう。
特に敏感肌やニキビ肌の方は注意してください。
顔の内側から外側に向かって、首は下からフェイスラインに向かってなじませます。
パックをする前に、化粧水で肌を整えると、コットンパックの効果が活かされます。
また、パック時間は3~5分を目処にしてください。
長時間パックをすると、コットンの化粧水が蒸発し、乾く過程で肌の水分まで奪ってしまうからです。
パックの化粧水が乾き始めたと感じたら、追い化粧水をしてください。
保湿成分たっぷりの化粧水を選びましょう
化粧水を選ぶ時のポイントも挙げておきますね。
美肌の基本は何をおいてもうるおい=保湿です。
グリセリンをはじめとした、セラミド・ヘパリン類似物質・コラーゲンなど、保湿成分がたっぷり入った化粧水を選びましょう。
どんなに効果のある化粧水でも、香りが苦手だったり、使用感が好みでないと、スキンケアに対するモチベーションも下がってしまうはず。
毎日使うものだからこそ、お手入れが楽しくなるような使い心地にもこだわりたいですね。
また、お悩みに特化した成分にも注目です。
大前提として保湿は重要ですが、保湿があらゆる悩みをすべてケアしてくれるわけではありません。
毛穴の目立ち・くすみ・ハリ・シミなどをケアする、保湿+お悩みケアが期待できるパワフルな化粧水も視野に入れて選びましょう。
優先的にクリアにしたい肌悩みには、美容液の導入も効果的です。
化粧水やクリームなど、基礎化粧品にプラスして使用することで肌に美容成分を効果的に届けてくれるのが美容液です。
年齢を重ねた肌特有のお悩みにもしっかりとアプローチすることができます。
まとめ
美肌作りは毎日の積み重ねが大切
肌の調子が悪いと「テンションが下がる」という女性も多いのではないのでしょうか。
せっかくのお出かけも憂鬱な気分になったりしますよね。
忙しい毎日の中で、スキンケアを適当に済ませる日もあるとは思いますが、美肌作りは毎日の積み重ねが大切です。
お手入れの効果をしっかりと感じるためにも、自分で納得できる化粧水を選んで、しっかりとスキンケアを続けていきましょう。