「BMIが低すぎるのは良くない?!」痩せすぎ女子は健康的な身体を目指そう!
BMIを気にしてダイエットをしている女性は多いですよね。BMIはボディマス指数のことで、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)という計算式から求められる、体型を判断する指標のことを言います。BMIが多すぎるのも良くはありませんが、反対に少なすぎるのもまた問題があるのです。そこで今回はBMIが少なすぎて悩みを抱える女性向けに BMI値を高めるための方法を、具体的に紹介していこうと思います。痩せすぎはやはり健康にも見た目でも良くないので、健康的な美しい体を目指しましょう。
BMIが低すぎる人の悩みとは?
一般的にBMIが低いのは18.5以下です。
BMI15はかなり痩せている状態と言えます。
体調を崩すことも多くなり、その結果病気になってしまったり、日常生活を送るのも困難になってしまう可能性があるので、BMIを増やす努力が必要です。
BMI値は低くなりすぎると、命すら脅かすと言われているので、BMI15という数値は危険信号なのです。
では、BMI値が低い人は具体的にどんな悩みがあるのでしょうか。
妊娠しにくい
BMI値が直接的に妊娠に関わっているとは言えませんが、BMI値が標準の範囲以下または標準の範囲以上である女性は、妊娠しにくい傾向にあります。
つまり、痩せすぎや太り過ぎの女性は妊娠しにくいと言えるでしょう。
この理由は、痩せすぎや太り過ぎが原因でホルモンバランスが乱れ、排卵がうまく行われなくなる可能性が考えられます。
なので、妊活中や将来的に妊娠を希望している女性は特に、BMIが低すぎることは、デメリットとなってしまいます。
病気のリスクが高くなる
痩せすぎで栄養が足りなくなると、血管などの病気にかかりやすくなります。
また、痩せている人は糖尿病の心配がないと思われがちですが、実は、痩せている人も肥満の人と同様に、糖尿病にかかるリスクが高まるのです。
筋肉が少なすぎることにより、高血糖を起こしやすくなります。
肥満だけでなく、痩せすぎも様々な病気を引き起こす原因になってしまうので注意が必要です。
胃腸が弱くなる
BMI15以下の人の特徴として、食事の回数が少なかったり、一度の食事量が極端に少ないということが考えられます。
食べないことに胃腸が慣れてしまうと、少し食べる量を増やしただけでも胃もたれを起こしてしまったり、脂っこい食べ物を食べた時には、お腹を壊すこともしばしば…。
そのため、食べるとお腹を壊すという悪循環になり、さらに痩せてしまったり、どんどん太ることが難しい状態に陥ってしまいます。
ちょっとのことで疲れやすい
痩せすぎている人は、普通体型の人よりも使えるエネルギーが少ないため、ちょっとのことで疲れやすいです。
息切れしやすかったり、動悸やめまいが起きてしまうこともあります。
また、そもそも体がだるく、なかなか行動を起こすことができなかったり、仕事に集中できなくなったり…痩せすぎると普通の生活を送ることさえ困難になってしまいます。
骨の異常が出やすい
BMI15になってしまうと、筋力も低下してきます。
筋力の低下により、膝や腰に負担がかかりやすくなったり、骨が傷みやすくなるでしょう。
少し動いたり、普段以上に歩いただけで、体の節々に負担がかかり、痛めてしまう危険があります。
また、骨の密度自体も下がってしまうため、骨粗しょう症が発症しやすくなるというリスクも高まるでしょう。
不健康に見える
BMI15だと、一般的なモデルよりも細いです。
見た目としては、骨が浮き出てしまっていたり、顔がこけていることも多いため、不健康に見えてしまいます。
自分は元気のつもりでも、周りから心配されたり、仕事をあまり任せてもらえないこともあります。
異性にモテない
男性も女性も、スタイルが良い人が好きだという人は多いですよね。
しかし、心配になってしまうほどガリガリに痩せている人が好みだという人は、なかなかいないのが現実です。
もちろん、外見だけが全てではありませんが、
極端に痩せすぎだと異性にモテなくなってしまいます。
特に、男性は少し丸みのある女性らしい体型を好む人も多いので、BMI15の女性は、第一印象で恋愛対象外にされてしまうことも多いようです。
露出できない
人によりますが、骨が見えている状態になるほど痩せすぎると、水着が着られないなど、ファッションに悩むことが多いです。
また、細すぎてショートパンツが履けないなど、肌を出すのを避けるようになります。
さらに、痩せすぎている人が露出をすると、細さが際立ってしまうため、ジロジロと視線を向けてくる人もいます。
周りの目を全く気にしない人であれば大丈夫ですが、周囲の視線が気になってしまうなら、好きなファッションもできなくなってしまいます。
スポーツが思うようにできない
身長に対して体重が少なすぎると、必然的に筋肉量も少なく、標準体型の人よりも体力不足になってしまいます。
なので、持久力がなく、スポーツなどで体を動かした時に疲れやすくなります。
また、スポーツは膝や腰などへの負担が避けられないので、体がついていかず、思うようにスポーツに取り組めないことが多いでしょう。
顔色が悪い
BMI値が低すぎると、貧血や立ち眩みを起こしやすかったり、体調を崩すことも多くなるでしょう。
そのため、顔の血色が悪い、くすみが目立つなど、顔色に悩むことも増えていきます。
女性はメイクでごまかすこともできますが、栄養が足りていないと肌荒れも起きやすいので、化粧のノリが悪くなってしまうのはさすがに防げません。
顔色が悪いと印象も悪くなってしまうので、対人関係に悩む人も多いのです。
痩せすぎを改善しよう!
食事の回数を少しずつ増やす
BMI値を標準に戻すために、まずは食事の回数を増やしてみましょう。
一度に食事量を増やしてしまっては、胃に負担がかかってしまい、体調を崩してしまう危険があります。
なので、はじめは少しずつでもいいので、食事の回数を増やし、こまめに食べる癖をつけるのがおすすめです。
習慣がついたら、1回の食事量を徐々に増やしていくと良いでしょう。
栄養の多い食品を摂取する
食事量を増やすことが困難な場合は、食事の中身を変えてみるのも良いでしょう。
体重を増やすためには、肉や魚などのタンパク質、またエネルギーになる糖質の摂取が大切になります。
なので、まずは食事の栄養素を見直し、積極的にエネルギーや筋肉になる食材を摂取するよう心がけましょう。
規則正しい生活を心がける
健康的な身体になるためには、規則正しい生活をして、十分な睡眠をとることが大切です。
睡眠時間が短かったり、睡眠で疲れが取れていない人は、ストレスが増加したり、免疫力が弱くなってしまいます。
その結果、さらに体重が減少したり、食欲が低下してしまうので規則正しい生活は基本となります。
病院を受診する
どうしても食べられないという場合は、摂食障害である可能性を考え早めに病院を受診しましょう。
また、食べているのに太れない、痩せてしまうという場合は、病気が原因になっていることもあります。
調子が悪い状態が長く続く場合は、素人判断で対策を取るよりも医師の判断を仰ぐことをおすすめします。
健康的な美しい体型を目指そう!
痩せすぎている人の中には、体重を増やすことに罪悪感を感じる方もいるでしょう。
では、BMI15からモデルのような健康的な体型になるためには、どんなことをすればいいのか、詳しく紹介していきましょう。
モデルのBMI平均は?
一般的にモデル体重と言われるBMI値は19と言われています。
女性誌のモデルはだいたいBMI値20前後の方が多いです。
ただ、海外で活躍しているようなモデルは、BMI15という方もたくさんいますが、最近では痩せすぎのモデルは起用しないファッションブランドもあるくらいなので、ほどよく痩せていて、健康的な女性が美しいという文化に変わってきているのだと思います。
なので、太りたくないという人も、BMI19までは増やしておくのが望ましいです。
健康的な美しさを作るためには?
BMI15から健康的な体型を作るコツは、ズバリ!筋肉を増やすことです。
筋肉は脂肪よりも重いため、同じ体重の人でも、筋肉質な人とそうでない人では見た目が全く違います。
つまり、筋肉で体重を増やせば、太ったということにはならず、見た目も引き締まって美しく見えるようになります。
また、程よく筋肉質な女性は健康的な上、肌ツヤも良くなります。
なので、体重の増減を気にするよりも、見た目重視で体作りを行うのをおすすめします。
まとめ 数値ばかりに気を取られないで!!
ダイエットを始めると、BMI15という数値を目指す人がいますが、BMI15は一般的には痩せすぎで見た目もあまりよくありません。
ダイエットというと、体重を落とすことばかりに目がいってしまいがちですが、痩せてすぎていて顔色が悪かったり、不健康に見えてしまう人は魅力的ではありません。
数値を目標にするよりも、鏡の前で自分をよく観察してみましょう。
すると脂肪がつきすぎているところや、筋肉をつけたほうが良いところが見えてくるでしょう。
しっかりと本来の自分を見つめることが、健康的な美しい体作りを可能にするのだと思います。