クレカの年会費は「あり」と「なし」でどう違うんだろう?2つを比較してみよう♪

みなさんもご存じだと思いますが、クレジットカードには年会費のかかるものと無料のものがあります。ここで考えたいのが「どっちがお得なのか」ということです。 多くの人が年会費無料のクレジットカードのほうがお得だろうと思っているのが現状。しかし、ここを掘り下げてみると、実はポイント還元率や各種サービスの充実度によっては、本当は年会費のかかるクレジットカードのほうがお得ということもありえるのです。そこで今回は、年会費のかかるクレジットカードを選ぶべきか、年会費無料のクレジットカードを選ぶべきかについて分かりやすく説明していきたいと思います。

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年会費ありとなしで何が変わるの?

クレジットカードを持つとしたらできるだけお得なものが良いですよね。
なので、最初に年会費がかかると言われてしまうと敬遠しがちです。
確かに、年単位だとしても数千円から数万円の出費を考えると、損をしているように感じてしまうでしょう。

しかし、単純に年会費無料のクレジットカードのほうがお得だとは言い切れないのです。
クレジットカードの使い方によっては、年会費よりもかなり大きなメリットが得られることが多々あります。

今まで年会費無料のクレジットカードを選んでいた、または、これから年会費無料のクレジットカードを作ろうとしていたという方や、年会費有料のクレジットカードが気になっていたという方は、年会費有料のクレジットカードのメリットについて、よく確認してみましょう。

比較ポイントは大きく分けて、「還元率」「補償内容」「付帯サービス」の3つあります。
この3つのポイントで比較してみましょう!

ポイントその1“還元率”

まずはポイント還元率から説明します。
カードを使った金額に応じて、もらえるポイントの割合がそれぞれ異なります。

一般的に、年会費のかかるクレジットカードのほうが、年会費無料のクレジットカードより還元率が高く設定されていることが多いです。
そこでチェックしたほうが良いのが、クレジットカード利用額の「損益分岐点」です。

例えば、年会費無料でポイント還元率0.5%のクレジットカードと、年会費2,000円でポイント還元率1%のクレジットカードがあったとします。
このとき、年会費のかかるクレジットカードで、年会費を支払ってもお得になる利用額は40万円以上ということになります。

40万円使うと4,000ポイントがもらえるので、年会費の2,000円を差し引いても2,000ポイントが還元されるためです。
さらに、40万円を超えれば超えるほど、年会費無料のクレジットカードとの還元率の差が開いていくという計算になります。

つまり、自分が毎年どのくらいクレジットカードを使っているかを知ることで、年会費を支払ってでも年会費無料のクレジットカードよりお得になるかどうかが分かるのです。
人によってどっちがお得かは異なるということです。

ポイントその2“補償内容”

クレジットカードには、国内・海外旅行の傷害保険が付帯されているものが数多くあります。
これは年会費の有無にかかわらずあるのですが、基本的に年会費のかかるクレジットカードのほうが、無料のクレジットカードよりも補償額が高く設定されています。

海外旅行に必ず年に1度は行く人で、その際に空港で旅行傷害保険に必ず加入しているというのであれば、年会費のかかるクレジットカードに自動付帯されている保険に加入した方がお得なのです。
また、海外旅行では、スリの被害にあったときや、持参したカメラやスーツケースが破損したときなどへの備えは必要不可欠です。

さらに、体調不良やケガで治療を受けなければならなくなると、入院費・治療費が高額になるケースもよくあります。
なので、海外旅行傷害保険の加入は必須といっても過言ではないのです。

年会費無料のクレジットカードでも損害補償はあるにはありますが、保険金の額が少額です。
一方、年会費有料のクレジットカードならば、それなりにしっかりした金額が保障されます

ただし、注意しておきたいのが旅行保険の提供条件です。
クレジットカードの旅行保険には、自動付帯と利用付帯の2種類があります。

自動付帯であればクレジットカードを所有しているだけで保障対象になりますが、利用付帯の場合はクレジットカードの利用状況に応じた保障となるので、提供条件をチェックしておく必要があるのです。
海外旅行によく行くという人は、改めて見ておいたほうが良いでしょう。

ポイントその3“付帯サービス”

保険以外にも、クレジットカードに付帯しているサービスの中にはさまざまなものがあります。
そのサービスが自分に合っているか、使えるかを確認することも、お得かどうかの判断材料になります。

例えば、出張や旅行、帰省などで飛行機を利用することが多い人の場合、通常は入場料金が必要になる空港ラウンジを、無料で利用できるサービスがあると便利ですよね。
年会費有料のクレジットカードの場合に付帯されることのある、嬉しい特典です。

飛行機はチェックインの時刻を過ぎると搭乗できなくなってしまうため、十分な余裕を持って空港に向かう人が多いと思います。
すると、搭乗するまで空港で過ごす時間が長くなります。
こんな時、空港ラウンジを利用できれば、くつろぎながらゆったりして待つことができるのでありがたいですよね♪

また、レストランの優待サービスなども、意外と数多くあります。
対象のお店でクレジットカードを提示、もしくはクレジットカードで支払いをすると、割引されることがあります。

さらに、ゴールドカードなど、上位ランクのカードであれば、サービスはさらに充実していきます。
例えば、JCBのゴールドカードであれば、全国250店舗で事前予約を行い、専用のクーポンを提示した上で、JCBゴールドカードを使って支払いをすると、飲食代金またはコース代金が20%OFFになっちゃいます。
その上、スポーツクラブや映画館の割引などもあります。

上位ランクのカードは、もちろん審査や年会費なども相応に高くなりますが、使いこなせるならばそれを支払ってもお得になることでしょう。

まとめ 自分の生活と照らし合わせてよく吟味して決めよう!

人によっては、年会費のかかるクレジットカードに加入したほうがお得になる可能性が高いので、自分の生活と照らし合わせて、よく吟味したほうが良いということです。
今までは、年会費無料のクレジットカードのほうが絶対にお得と思って決めていた人も、これからはしっかり比較して決めてほしいです。

また、すでに年会費のかかるクレジットカードを保有しているという人は、自分の利用状況やサービス内容をもう一度確認して、本当にお得になっているのかどうか考える必要もあるでしょう。

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