冬は乾燥対策が必須!! 保湿テクニックとスキンケアの選び方をアドバイス

冬は空気が乾燥しているため、お肌も乾燥しやすくなっています。お肌が乾燥してしまうと、肌の内部に負の信号が発生して、エイジングを進めてしまうことが分かっています。とにかく冬は乾燥対策の保湿ケアが重要というわけです。保湿テクニックや保湿ケアアイテムの選び方を紹介しますので、乾燥対策に役立ててくださいね。

  1. 乾燥
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乾燥は侮れないので保湿ケアが重要

私たちは、さまざまな肌ストレスによって、ダメージを受け続けています。
それが続くと、肌エラーが回復できずに日々蓄積して、シミ・シワ・ほうれい線、フェイスラインのたるみ、毛穴開きが顕在化してしまいます。

冬特有の空気の乾燥、寒冷刺激は、お肌にとって多大なストレスです。
しかも、紫外線などの肌深層へのストレスとは異なり、直接お肌の最外層にあたるストレスです。
だからこそ、乾燥対策=保湿は、肌エラーを回復させるための、とても重要なスキンケアの基本と言えます。

近年の研究では、乾燥することで、肌の内部へ負の信号(炎症性物質など)が発生して、エイジングを進めてしまうことが分かってきています。
また、乾燥すると、古い角質がなめらかにはがれず、キメが乱れます。
キメが乱れると、光をキレイに乱反射させないため、お肌がくすんでみえることに。

そして、古い角質は毛穴の角栓へと変化してしまいます。
乾燥は見た目のエイジングを大きく左右してしまうものなのです。

せっかく良い美容液を使っても、正しい保湿ケアができていないと、美への道のりは遠ざかるばかりです。

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寒い冬の保湿テクニックを公開

健やかで美しい肌を保つためには、表皮の一番外側にある角層のモイスチャーバランスを良好に保つことが大切です。

モイスチャーバランスとは、角層に存在する水分・脂質・NMFの3種による肌のうるおいバランスのこと。

モイスチャーバランスは、季節やホルモンバランスの時期によって変化します。
かつ同じ人でも、顔の部位によって、水分と油分の量が異なりますので、自分の肌状態に合わせた保湿テクニックを紹介します。

冬は、気温の低下によって代謝機能が低下します。
皮脂・汗の分泌は減少傾向になります。皮脂膜というフタができにくく、水分蒸散しやすいため、水分(化粧水)油分(乳液・クリーム)ともたっぷり目につけましょう。

化粧水は、500円玉大を手に取り、顔全体になじませるのを3~5回繰り返してください。
特に乾燥が激しい秋冬は、「もう肌に入らないな」という回数まで、化粧水をミルフィーユすることがポイントです。

顔の部位別ケアとして、Tゾーンは皮脂が多めなので、化粧水による水分補給はたっぷりと行ってください。
乳液やクリームによる油分は少な目、または塗らないようにしましょう。

目元、頬、口元は皮脂分泌が少ないので、化粧水(水分)、乳液(油分)もたっぷりと与えるように心がけてください。

水分は、ほぼすべての肌質の方にすべての部位で不足しがちですので、化粧水は全顔たっぷりでOKです。
しかし、乳液(クリーム)を皮脂が多い部位にたっぷり塗ってしまうと、ニキビや毛穴開き、毛穴の黒ずみにつながるので、注意してください。

大切なのは、自分の肌の状態を確かめながら、「鼻は油分少な目に」「今日は生理後だから、油分たっぷりで乾燥シワをケアしよう」など、部位や時期ごとに、量を調節すること。

オールインワンだと、水分も油分も一気に与えてしまうため、部位ごとの調節が難しいのです。
ですから、水分=化粧水、油分=乳液(クリーム)の使い分けが重要です。

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冬に使いたい上質なスキンケアの選び方

冬の時期に使いたい、上質なスキンケアの選び方を解説します。

<化粧水>
乾燥肌、混合肌、敏感肌の女性は、アルコール無添加のものを選んでください。
アルコールは肌上で瞬時に蒸発するため、「浸透がすごい」と錯覚しがちですが、脱脂力が強いため、逆にうるおいを奪ってしまいます。

また、全成分表を見て、極力シンプルな処方のものがお勧めです。
出した時にプルンと不自然なとろみがついていない、サラサラしたテクスチャーのものを選んでください。

そうすると、肌に自然で、本当に効果的な水分補給ができます。
増粘剤によるとろみは、乾くと肌上で膜が収縮して、ひび割れる可能性があります。
発酵による自然なとろみはOKですよ。

<乳液・クリーム>
メーカーによって違いがありますが、一般的に乳液はクリームに比べて油分量が少ないです。

春夏は乳液でOKでも、冬の乾燥時は乳液だけでは油分が足りないことも。
秋冬はこっくりクリームにスイッチすることがおすすめです。

ただし、脂性肌の女性に限っては、通年、乳液にしたほうが良いでしょう。
油分配合量が少ないさっぱり目のアイテムを選んでください。

もう一つ、乳液・クリーム選びのポイントとして、テクスチャーが固形に近いからといって、油分量が多い訳ではありません。

オイル100%の「オイル美容液」を思い出すと分かる通り、オリーブ油やアルガンオイルなど不飽和脂肪酸飽主体のオイルは常温で液体です。

シアバターなど飽和脂肪酸の割合が高いオイルは、常温で固形です。
また、増粘剤やワックスで固めのテクスチャーを演出することがありますので、テクスチャーで安易に判断しないようにしてくださいね。
判断に迷う時は、油分配合量をメーカーに問い合わせることをオススメします。

目安として、乾燥肌・混合肌・敏感肌の女性は油分20%以上
普通肌の女性は油分10%~20%程度。脂性肌の女性は油分10%以下が良いでしょう。

まとめ

保湿ケアで美肌がさらに輝く

寒い冬の保湿テクニックと、上質なスキンケアの選び方を紹介しました。

いつまでもきれいで美しい肌でい続けるためにも、しっかり乾燥対策をしてくださいね。

うるおいたっぷりの保湿ケアで、あなたの美肌がさらに輝きますよ。

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