「野菜を無駄にしていませんか?」生ごみをゼロを目指すための野菜の買い物術と活用術♪

野菜を無駄にすると生ごみは増えてしまいますよね…。過去に家庭から出る生ごみの調査をしたある市の発表によると、野菜の皮が生ごみ全体の10.2%、野菜の芯や種、くずなどが15.4%、食べ残した野菜が5.2%だったそうです。この結果から、野菜のごみは生ごみの約3割を占めることになります。しかし、野菜には買い物や調理の工夫次第で無駄にすることなく上手に使う方法がたくさんあります。そこで今回は、生ごみを減らすためにも、貴重な食料である野菜を無駄にしないためにも、野菜の上手な買い物術と活用術をご紹介します。

  1. 野菜
  2. 生ごみ
  3. 買い物

買い物で食べきれる量だけを買うように心がけましょう!

こまめにスーパーに行くのは面倒くさいし、時間の無駄と考え、一度にまとめ買いをするという方は多いと思います。
しかし、まとめ買いをすることで、使い切らずに傷んでしまった野菜を、捨てた経験がある方も多いのではないでしょうか?
また、安いからと献立の計画なく買ってしまっても、結局使い切れずに捨ててしまうのでは、お金の無駄遣いをした挙句、生ごみも増やしてしまい、良いことなしです。

なので、買い物の時はお得だとしてもまとめ買いはほどほどにして、野菜が傷む前に食べきれる量だけ買うようにしましょう
バラ売りや量り売りを利用することで適量を買うのも良いでしょう。

また、冷蔵庫に買い置きがあるのを忘れて、同じものを買ってしまったという経験はありませんか?
まだ家にあるのに同じものを買ってしまうのも、食べ残しを増やす大きな原因となります。

これを防ぐためには、買い物前に前もって冷蔵庫やストック場所を確認しておく必要があります。
冷蔵庫にマグネットのホワイトボードやメモを付けて「買い物で買い足すもの」、または「冷蔵庫に残っているもの」を書いておくなど、忘れないようにする工夫もできると思います。

ちょっと買い物の仕方を変えるだけで、野菜を捨てることもなくなります。
野菜自身もちゃんと食べてくれる人に、買ってもらいたいと思っていることでしょう。

せっかくおいしく育ったのに、捨ててしまってはかわいそうです。
野菜を捨てることが多いという人は、自分の買い物の仕方を一度見直してみましょう。

野菜の下処理をしっかりしよう!

ヘタや種がある野菜も多いと思いますが、面倒くさいからと大胆に大きくカットしてしまっている方も、多いのではないでしょうか?
実はそれ、かなりもったいないことをしています。

例えば、パプリカやピーマンの場合、ヘタごと頭の部分をカットしている方もよく見かけますが、縦半分に切ってヘタの固い部分と種だけを取り除けばあとは食べられます
トマトも包丁の先を使って、ヘタの部分をぐるりとえぐるようにカットすれば、きれいにヘタだけを取り除けます。

玉ねぎもまた、薄皮だけをむいてから頭と根元を除けば、ぎりぎりのところまで食べられます。
その他に、ほうれん草や水菜などの葉物野菜も、根元を大きくカットするのではなく先の部分だけ少量をカットすれば良いのです。

また、野菜の皮もむきすぎるのも避けましょう。
生ごみを増やすだけでなく、野菜自体の栄養価も下がってしまいます。
いも類やにんじんの皮は、できるだけ薄くむくようにしましょう。

かぶやかぼちゃなど、皮をむかなくてもおいしく調理できる野菜もあるので、下処理が分からない場合や曖昧な場合は、スマホで検索して正しい知識を付けておくと良いでしょう。

野菜の皮や茎なども余すことなく食べましょう!

捨ててしまいがちな野菜の葉や皮、芯などの部分にも調理の仕方次第で、おいしく食べられることがあります。

例えば、大根の皮や葉の部分、にんじんの葉、キャベツやレタスの外の葉や硬い芯の部分…など一般的に捨てる人が多い部分でも茹でたり炒めたりして加熱することでおいしく食べれちゃいます。

にんじんの皮やブロッコリーの茎などの少し硬い部分を生かして、きんぴらにするという方法もあります。
硬いからと捨ててしまうのはもったいないことなのです。

また、ねぎの青い部分やセロリの葉の部分は、料理の風味づけにハーブのように使うこともできます。
さらにこれらの部分は栄養価も高いので、積極的に使ってもらいたいです。

料理で使い切らない野菜を「次回使おう」と半端に残しておく人も多いのですが、使う前に傷んでしまって捨ててしまうということも珍しくはありません。
その場合の対処法として、保存瓶にピクルス液を作ってストックしておき、余った野菜をその都度入れれば傷ませることなく、最後までおいしく食べられます。

野菜を食べ切る方法をあの手この手を使って考える、またはスマホで検索して探すのも楽しいと思いますよ♪
野菜の捨てる部分でおいしい料理を作れるなんて、素敵だと思いませんか?

冷蔵庫の残り野菜を上手く活用しましょう!

忙しい人は週に一度、家にある残りの野菜を確認する作業をして、なおかつ野菜を使い切る献立を考えましょう。
冷蔵庫にある残り物から献立を考えることで、野菜を余すことなく食べきれます。

野菜炒めや野菜スープは簡単でおすすめです。
炒め物やスープは味付けを変えるだけでかなりバリエーションも豊富なので、飽きることなく楽しめるでしょう。

多くの料理のサイトでは、具材で検索すればたくさんのレシピが表示されるので、なかなか献立が思い浮かばず悩んでしまうという場合は、そういった料理サイトを利用してみてください。
自分の料理のバリエーションも増やせるチャンスです!

まとめ 野菜を上手に使って、生ごみゼロを目指しましょう!

いかがでしたか?
食べられる野菜をごみにしてしまうのは、本当にもったいないことだと思います。

野菜を上手に使い、生ごみを減らすことは自分のためにも、他人のためにも良いことばかりです。
家計のためにも、健康のためにも、環境のためにも、野菜農家さんたちのためにも…余らせることなく、腐らせることなく野菜をおいしく食べてあげましょう。

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