野菜室に入れるだけはNG!野菜を長持ちさせる冷蔵・冷凍保存方法
みなさんは野菜をどのように保存していますか?買ってきたら、そのまま野菜室にしまうという方もいるのではないでしょうか。しかし、それでは野菜がすぐに傷んでしまいます。いざ、料理に使おうと思っても、冷蔵庫から取り出したら、しなびて食べられない状態になっていた、なんてことも…。実は野菜の種類によって保存方法は違うのです。そこで今回は、正しい野菜の保存方法をご紹介します。ぜひ、この機会にしっかりと覚えて、毎日の生活に役立ててくださいね!
正しい野菜の冷蔵方法
<芋類>
さつまいもやじゃがいもを丸ごと保存する場合には、1本ずつ新聞紙で包んでからポリ袋に入れましょう。袋の口じは軽く閉じ、冷やしすぎを防ぐため冷蔵室ではなく野菜室で保存するのがポイント!
同じ芋類でも長芋を冷蔵保存する場合には、新聞紙ではなくペーパータオルで包むのがおすすめ◎ポリ袋に入れたあとは冷蔵室で保存するようにしましょう。カットした長芋についてはラップで包んで保存するのがいいですよ!
<葉物類>
ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、春菊などの葉物類を冷蔵保存する場合は、乾燥に注意が必要です。水を張ったボウルに野菜をつけ、根から水分を補給させましょう。ザルにあげて水気をよく拭き取ったら、乾いたペーパータオルに包み、ポリ袋に入れましょう。この際、濡れたペーパータオルで包むと水分過多となり、葉がしなびてしまいます。ポリ袋の口を軽く閉じたら、深さのある容器に入れ、冷蔵室に立てて保存するようにしてくださいね。
<根菜類>
大根、人参、カブなどの葉っぱのついた根菜は、葉の部分を切り落としてから保存することがポイントです。葉っぱがついたままだと、水分が抜けてしまう上、根の栄養分が吸い取られてしまうのです。切り取った葉は茹でるなどして、加熱してからラップに包んで冷蔵保存してください。
葉の部分を切り落としたあとは新聞紙で包んでからビニール袋に入れ、立てて冷蔵室に保存するようにしましょう。カットしたものはラップでぴっちり包んで保存してくださいね。泥付きのものはそのまま新聞紙で包んだ方が長持ちします◎
<きのこ類>
しいたけ、しめじ、エリンギ、まつたけなどのきのこ類は、ペーパータオルで包み、密封して冷蔵庫で保存することで長持ちしやすくなります。その際、必ず軸の部分を上にするようにしましょう!
また、きのこ類は水気が付着すると、その部分から傷んで黒ずんでしまいます。必ず洗っていない状態で保存してくださいね。表面に水分がついているものについては水分を拭き取ってから包むといいでしょう。パック入りのしめじやエリンギなどは、パックに穴を開けるなどして湿気がたまらない工夫をすると長持ちするのでおすすめです!
<豆類>
枝豆やそら豆などの豆類は、さやのまま保存するのがポイント!特にそら豆はさやから出すと劣化が急激に進みますので、茹でる直前までさやから出さないようにしてくださいね。
枝付きの枝豆は枝から離さずそのままの方が長持ちします。冷蔵保存方法はとっても簡単♪丸ごと新聞紙に包んでポリ袋に入れ、冷蔵室で保存しましょう。また、さやえんどうやさやいんげんは乾燥に弱いので、ペーパータオルに包みポリ袋に入れて保存するのがベスト!
冷蔵保存した野菜の賞味期限はどのくらい?
<芋類>
冷蔵保存したさつまいもや長芋の賞味期限はおよそ2か月程度です。カットした切り口が変色していた場合には、薄くカットしてから使用するとよいでしょう。
一方、じゃがいもの賞味期限はおよそ6か月程度。比較的長い期間保存することができるので、安いときにまとめ買いしておくのがおすすめ◎
<葉物類>
葉物類は劣化しやすいので、正しい方法で冷蔵保存しても1週間程度しか日持ちしません。時間がたてばたつほど、葉がしなびてくるので、葉がピンとしてみずみずしいうちにおいしくいただくようにしましょう。
水菜やモロヘイヤなどは特に賞味期限が短く、1~2日程度しか日持ちしません。このような葉物類は調理する当日に購入するのがベスト!
<根菜類>
冷蔵保存した根菜類の賞味期限はどれもおよそ2~3週間程度です。芋類に比べるとあまり長持ちしないので、できるだけ早めに食べるようにしましょう。泥がついたまま保存したごぼうは2か月ほど日持ちしてくれますよ♪
一方、加熱して冷蔵保存した葉っぱについては2~3日程度しか日持ちしません。切り取ったあとはすぐに調理して食べるようにしてくださいね!
<きのこ類>
冷蔵保存したきのこ類の賞味期限はおよそ1週間程度です。ひだを下に向けた状態で保存した場合は、胞子が落ちてカサが黒ずむためさらに早く劣化が進みます。これだけ見ると、きのこ類は冷蔵保存に向かないのではと思いますよね?実は、きのこ類を常温保存した場合の保存期間は1~2日程度ととっても短いのです…。冷蔵保存することで長持ちさせることができるのです!
<豆類>
新聞紙に包んで冷蔵保存した枝豆とそら豆の賞味期限は1~3日程度。豆類は常温保存にも向かず、すぐに劣化してしまうので、収獲したらできるだけ早めに茹でるようにしましょう。長期保存したいのであれば、加熱してからの冷凍保存がおすすめ!
一方、ペーパータオルで包んで冷蔵保存したさやえんどうとさやいんげんの賞味期限はおよそ1週間程度です。豆類の中では比較的日持ちする方ですね♪
冷凍保存向きの野菜と冷凍方法
ブロッコリー、カリフラワー、にんじん、大根、青菜、そら豆などは固めに茹でて冷凍すると、食感や味、栄養価をキープしながら長期保存することができます。
ピーマン、パプリカ、アボカド、薬味などは刻んだあとに、生のまま冷凍保存するとおいしく食べることができます。長芋はすりおろしたものをジップロックなどの保存袋に入れて冷凍しましょう!
キャベツや白菜などは塩揉みしてから冷凍することをおすすめ◎じゃがいもやかぼちゃなどはマッシュにして冷凍保存するとおいしく食べることができますよ。
また、きのこ類も冷凍におすすめ!冷凍することで一か月程度の保存が可能になりますし、旨みもUPします♪石づき部分を取り除き、食べやすい大きさにカットしたり、ほぐしてから保存袋に入れて冷凍しましょう!
野菜の保存に便利なグッズ
①「旭化成ホームプロダクツ ジップロック」
冷凍保存から電子レンジの解凍にまで使用できる、丈夫さが売りのジップロックです。厚手の素材が、野菜を酸化や乾燥から守ってくれますよ。密閉ジッパーのおかげで、野菜だけでなく液体も安心して保存することができますよ♪
②「エリエール キッチンペーパー 超吸収」
温度と湿度をコントロールしたり、余分な水分を拭き取ったりするのに便利なキッチンペーパーです。野菜の冷凍保存には欠かせないひと品ですね!厚手で丈夫なので、濡れても破れることなく使用できます。電子レンジにも使用可能なのでとっても便利です♡
まとめ
正しい保存方法で、野菜を無駄なくおいしく食べきろう♡
みなさんの野菜の保存方法は合っていましたか?せっかくのおいしい野菜も、間違った保存方法では食感も味も落ちてしまいます…。さっそく今日から正しい方法で野菜を保存してみてはいかがでしょうか?冷蔵保存や冷凍保存をマスターできれば、野菜のまとめ買いもできるので節約にもつながりますよ今回ご紹介した保存方法を参考に、野菜を無駄なくおいしく食べきってくださいね♡