なかなかお金が貯まらない……そんなあなたは普段の支出を見直してみましょう

お金を貯めたいのに貯められない、久しぶりに会った友達との収入や仕事の充実ぶりに差を感じている、なんて女性も多いのではないでしょうか。そんな20歳代の皆さんと、お金について考えてみたいと思います。20歳代にありがちな落とし穴について紹介しますので、自分が当てはまっていないか確認してみてください。

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副業を始める20歳代も増えている

まず、20歳代の平均月収を見てみましょう。
20~24歳の平均月収は21万3100円、25~29歳の平均月収は24万6200円です。

自分の給与と比べて、どう感じましたか?
給与は、業種や企業規模などによっても差があるので、平均に届かないからといって、今の待遇が悪いとは一概に言えません。

ただ、給与に対する不満に加えて、今の仕事に興味関心が持てない、能力が発揮できていないという不満もあるのであれば、将来的に転職も選択肢の1つとして考えてもよいかもしれません。

また、働き方改革やテレワークの推進で副業を解禁する企業が増え、最近では副業をする20歳代も徐々に増えています。
大手求人会社が行った調査でも、20~24歳で16%、25~29歳で21%の人が「兼業副業実施経験あり」という結果が出ています。

副業は収入を増やす手段としても有効ですが、それだけではなく、本業とは異なる分野の経験を積んだり、スキルを磨いたりすることができる働き方として注目されています。
社会人経験の浅い20歳代にとっては、副業が思わぬ形で将来のキャリアにつながることもあるでしょう。

ただし、副業は、会社の就業規則によっては、できない可能性もあります。
副業が許可されているのか、副業を始めるにあたって必要な手続きはあるか、事前にチェックしておくことが必要です。
なお、副業が認められている場合でも、許可されている業務や業種が制限されているケースも多くありますので、注意しましょう。

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登録しているサブスクは本当に必要?

「20歳代で給与も安いし、お金を貯めるのはまだ先でいいや」、そう考えるのも無理はありません。
少ない収入でやりくりするのは簡単ではないからです。
だからといって、先行き不透明な今の時代、貯蓄ゼロでは、先々への不安もあるでしょう。

そんな20歳代の皆さんが、すぐにできることとしておすすめしたいのが、「支出を見直すこと」です。
お金を貯めるためには、出ていくお金を減らすのが重要なポイント。
ただし、減らすべきは不必要な支出であって、将来につながる自己投資や人生を楽しむための趣味に使うお金まで減らす必要はありません。

そこで、20歳代にありがちな無駄遣いを3つ挙げてみたいと思います。
当てはまるものはあるでしょうか。

まず、現在利用しているサブスクの数をもはや把握していないという人は要注意です。
月額課金、定額制で、まとまった初期費用がいらない手軽さから、20~30歳代といった比較的若い人ほど、サブスクを利用する傾向にあります。

例えば、音楽や動画配信サービス、スマホのオプションなどには、初月無料でお試しできるものなど一見お得に思えるものもありますが、実は使わないものや欲しくないものがパッケージで含まれていることも。
欲しいものを個別購入した方が、かえって安くなることもあります。

あなたが今利用しているサブスクは、本当に月額料金を払うほど、しっかり利用できていますか。
入会した当時は利用していたけれど、生活の変化などで最近はあまり使っていないのに、お金だけ払い続けているサービスなどはありませんか?

クレジットカードの明細や利用履歴をチェックして、利用頻度の少ないものは早めに解約や退会を検討しましょう。

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コンビニ・カフェ通いにも要注意

クレジットカードやデビットカード、電子マネー、スマホ決済などのキャッシュレス決済は、ポイントが貯まったり、割引サービスがあったりとメリットもありますが、落とし穴もあります。

特に、キャッシュレス決済を多く利用している人は要注意。
決済方法を分散し過ぎると、お金の出入りを把握しにくくなり、知らず知らずのうちに、月々の支払額が膨れ上がってしまうことも。
また、せっかく貯まったポイントにも気づかず、有効期限切れで無駄にしてしまったという声もよく聞きます。

キャッシュレス決済は、利用頻度の高いものだけに数を絞り、明細をチェックする習慣を身につけましょう。
そうすることで、使い過ぎを防ぐことができます。

また、クレジットカードでリボ払いをしている人も要注意です。
リボ払いは毎月の返済額を一定に保つことから、計画的に返済できるといわれますが、あといくらの返済が残っているのか把握しにくく、買い物を積み重ねてしまいがちです。
1回だけの利用ではなく、繰り返しリボ払いを利用すると、月々の支払額は変わりませんが、支払いが長期化し、最終的な手数料額も高額になります。

例えば、利用残高が50万円ある場合で、月々1万円+手数料(年利18%)のリボ払いをした場合、返済期間は4年2ヵ月(50ヵ月)、総返済額は元金50万円+手数料18万3718円=68万3718円となります。

そして、「贅沢はしていないのにお金がない」という人に多いのが、コンビニやカフェ通い
コンビニでは、ついつい余計なものまで買いたくなりますし、「ラテマネー」という言葉があるように、毎日の習慣で買うカフェラテ代も積み重なればまとまった金額になります。
もし、1杯450円のカフェラテを月に20日飲んでいる人が、このラテ習慣をやめると、1ヵ月のカフェラテ代9000円を貯蓄に回せることになります。

まとめ

無駄な支出は減らしていきましょう

お金が貯まらないと感じているなら、支出を見直してみてください。
自己投資や趣味のお金を無理に削る必要はありませんが、無駄な支出は減らしていきたいですからね。

その上で、無駄な支出を見直しても、また別のことに使ってしまっては、お金は貯まりません。
支出を見直して、ある程度お金が貯まったら、資産運用にもチャレンジしてみましょう。

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