初心者でも簡単にできる! 資産運用はいまから始めましょう

2024年から新NISAが始まるなど、最近よく、「資産運用をしましょう」というニュースを見かけます。やってみたい気持ちはあるけれど、何だか難しそうで、何から始めていいか分からないという女性も多いことでしょう。そこで、投資信託、NISAなど、みんなが始めている資産運用について、初心者にも分かりやすく解説します。資産運用を始めるきっかけになれば嬉しいです。

  1. 初心者向け
  2. 資産運用
  3. 投資信託
1

どうして資産運用が必要なのか

皆さんは、普段の買い物で「何だかこのお菓子、以前よりも中身が少なくなったな」「あれ? 以前より値段が高くなったな」と感じることはありませんか?

所得が増えているわけではないのに、購入する物の値段は高くなっています。
日本の金融機関が物価の上昇率2%を目標として掲げているという話も、ニュースなどで聞いたことがあるかもしれません。

また、将来受け取る年金にも不安があります。
公的年金を受け取ることのできる年齢が遅くなっているのはご存じでしょうか。
以前は60歳から厚生年金を受け取ることができましたが、平成12年以降65歳からの受け取りに変更となっています。

今後さらに受給開始年齢が上がっていくのでは? という懸念や、そもそもちゃんと受け取れるの? といった心配の声もあります。

日本の平均寿命は年々長くなる傾向にありますが、年金だけで生活をまかなえなくなる可能性があります。
2019年には金融庁から「老後の生活資金が夫婦世帯で2000万円不足する」という報告書も出されています。

そこで私たちがとるべき対策の1つが「資産運用」です。
若い方は想像しにくいかもしれませんが、昔は金融機関にお金を10年預けるだけで2倍近くに増えていた時代がありました。

現在の定期預金金利は年率0.002%(2021年12月現在)。
1990年頃、バブル絶頂期の定期預金金利は年率およそ7%となっており、その差は3500倍にもなっています。

お菓子の例や年金の例でも分かる通り、「お金を増やす」という課題はとても重要になってきているのです。

2

手持ちの資産を3つに分けてみよう

資産運用にあたっては、手持ちの資産を大まかに3つに分けて考えてみましょう。

①使うお金(生活費などいつでも引き出せるお金)
②貯めるお金(結婚や住宅購入資金、教育費などで近々必要な資金)
③増やすお金(将来のために使い道が決まっていないお金)

「使うお金」の資金は普通預金等で管理し、生活費や急な出費のためにいつでも引き出せるようにしておきます。

「貯めるお金」の資金は定期預金などで管理し、結婚・教育・車・住宅購入など、近い将来に使い道が決まっているお金として分けておきます。

「増やすお金」の資金は当面使う予定がない、または将来のために残しておきたいお金として、資産運用をしていきましょう。

3

初心者におすすめの商品は積立投資信託

初心者の女性にもっともおすすめな商品は「積立投資信託」です。

「投資信託」という名前だけでも、「難しそう」「お金に余裕がある人がやるもの」というイメージがあるかもしれません。
しかし、実はもっと手軽に始めることができるのです。

積立投資信託 3つのポイント

①少額から購入できる
月々1000円から購入できます。
②便利な自動振替
毎月決まった日に指定金額を指定口座から自動引落しで購入します。
③長期継続でリスクを低減
購入時期を分散することで、価格変動リスクが低減します。

また、金融機関でお金を預けた場合でも、積立投資信託を利用した場合でも、運用益に一定(2021年12月現在では20.315%)の税金がかかります。
例えば100万円分の利益が発生した場合、20万円以上の税金がかかります。

しかし、「自分の資産は自分で増やそう」という国の考えのもと、「NISA(少額投資非課税制度)」と呼ばれる制度があります。
積立投資信託はこの制度を利用することができ、これによって一定の利益分を非課税とすることができます。

まとめ

将来のために始めてみませんか?

資産運用をすることの重要性を、理解できたでしょうか。
物価が上がっているので、お金を使っていなくても、相対的なお金の価値は下がってしまっています。

私たち若い世代の女性は、将来年金が満足にもらえるかどうかも分かりません……。
銀行にお金を預けていても、金利はほとんどゼロのようなものです。

そのため、自分で自分のお金を増やすため、資産運用が必要なのです。
まずは投資信託がおすすめ。
投資信託は円預金と違い、元本割れの可能性がありますが、積立で購入し続けることで、そのリスクを限りなく低くすることができます。

円預金以上のリターンが期待できますので、あなたの将来のために資産運用を始めてみませんか?

この記事を読んでる人はこちらの記事も読んでます