要注意! スマホの酷使によって「スマホうつ」のリスクが高まります!

あなたはカレから大切にされていますか? 大切にされていると自信を持って言えるなら幸せなことですが、せっかく好きな人と付き合っているのに「大事にされていないかも……」という気がし、付き合いを続けることに「つらさ」を感じている女性も少なくありません。そこで今回は、あなたや友人が「彼氏からこんな扱いを受けていたら要注意!」というサインについて考えてみました。

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  2. 依存
  3. うつ
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スマホ依存になっていないチェック!

まずは、あなた自身がスマホ依存になっていないか、チェックしてみましょう。

【チェックリスト】
□最近、無意識にスマホを触る時間が明らかに増えた
□家でも仕事中でもすぐにスマホを手に取れる状態にしている
□「あの人の名前はなんだろう?」「あの映画のタイトルはなんだっけ?」など、頭に疑問が浮かんだ時は、すぐにスマホで検索してしまう
□仕事でよい文章が浮かばない時、スマホで検索したサイトの例文をコピペする
□電車に乗っている時や仕事や家事、勉強などの休憩時間、ちょっとした待ち時間など、少しでも時間が空くとスマホを触ってしまう
□「覚えておかなきゃ」と思ったものはスマホで写真やスクリーンショットを撮る
□家にスマホを置き忘れると不安で仕方ない
□目的もないのに無意識にメールやサイトのチェックをスマホを使ってする
□毎晩、就寝直前までスマホを操作している
□昼夜を問わずスマホでメールやLINEをチェックして返信する
□スマホの視聴時間が1日平均2時間を超える
□スマホの着信音やバイブレーションの「空耳」が聞こえることがある
□スマホのネット検索以外で、調べものをすることがなくなった
□飲食店を選ぶ基準は自分の直感や知り合いの紹介よりもネットの評判を重視する

いかがでしたか、当てはまる項目が5つ以上ある場合は、スマホ依存である可能性があります。
4つ以下でも、スマホに頼りきった生活を送っているという意識のある方は、スマホ依存の予備軍といえそうです。

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スマホの酷使でスマホうつになる可能性も

スマホを酷使することによって、セロトニンやメラトニンの分泌が減少し、不眠症につながる可能性があります。
さらに不眠症が続くと、うつ病の発症リスクが高まる可能性があるのです。

うつ病の危険性を高める生活習慣として、次の項目を挙げられます。

・睡眠の問題
・座っている時間が長いライフスタイル
・社会的孤立
・アルコールや薬物依存
・スマホの使用

特にスマホの使用がうつ病の危険因子となるのは、SNSによる自己肯定感の低下・不眠症・運動不足につながるからだと推測しています。

SNSから膨大に流れてくる情報によって、自分と他人を比較し、自己肯定感が下がる。スマホから発せられるブルーライトによって寝つきが悪くなる。いつでも、どこでも持ち歩けるスマホによって運動不足になる。
これらがうつ病を発症する危険を高めているというのです。

ただ、うつ病は、心や身体の問題というよりも脳の問題です。
うつ病の原因は、脳過労による脳の機能低下であると考えられており、もっといえばセロトニンが枯渇し、脳の前頭葉の機能が低下した状態であると考えられています。

ですから、スマホによる脳過労の状態でうつ病を発症することはおかしくありません。脳内エネルギー物質のセロトニンが著しく枯渇しているからです。

スマホ使用に起因するこのうつ病を「スマホうつ」と呼びます。
「スマホうつ」になると、以下のような症状が出ます。

・不眠症
・不安症
・対人恐怖症
・認知機能の低下

「スマホうつ」でも通常のうつでも、脳内のセロトニンが著しく枯渇する状態は同じなのす。

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スマホうつの予防にはぼんやりタイムが大切

スマホうつを予防するためには、自分の脳過労を自覚して、脳をメンテナンスすることが大切です。

では、どうやって脳のメンテナンスをすればよいのでしょうか。
そのためのヒントになるのが「ぼんやりタイム」です。

人間の脳には、デフォルトモード・ネットワークと呼ばれる特殊な機能があり、頭をボーっとさせる「ぼんやりタイム」でその特殊な機能が働きます。
そして、このデフォルトモード・ネットワークが機能すると、脳を省エネモードに切り替えて、スマホ依存によって引き起こされた脳過労の改善につながる働きをします。

そもそもスマホ依存による脳過労を改善するには、
①スマホをできる限り使わないようにする
②脳が本来持っている回復機能を働かせる――という2つのアプローチが大切になります。
そうすることで、脳に疲れが溜まりづらくなるからです。

デフォルトモード・ネットワークは、起動させるために①の条件を満たす必要があり、その主な役割は②となります。
ですから、脳過労を改善させるのに最適な方法というわけです。

デフォルトモード・ネットワークは計算をしたり考え事をしたり、頭の中で特定の作業をすると、速やかに活動を停止してしまいます。
つまり、デフォルトモード・ネットワークは、ぼんやりしている時にしか機能しないということ。

「ぼんやりタイム」を私たちはついつい忌避しがちですが、脳科学的にはとても重要な時間なのです。

まとめ

自分の頭で考える時間も作りましょう

気づいたらいつもスマホばかり触っていて、睡眠不足になっているなら、スマホうつになってしまう可能性があります。

たまにはスマホから離れて、ぼんやりする時間も大切です。

スマホだけに頼らず、自分の頭で考える時間も作っていきたいですね。

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