自分の夢を叶えるために「おひとりさまのライフプランニング」を作成しましょう!
これまで、女性のライフプランニングと言えば、結婚や出産、子供の進学に合わせて立てるものが多かったと言えるでしょう。でも今は、多様性の時代です。晩婚化や少子化はもちろん、未婚化も増えているようです。そこで、将来結婚するかどうかにかかわらず、「おひとりさまのライフプランニング」について考えておく価値はあると思います。既婚者も、独身者も、あなた自身のライフプランニングを考えてみませんか?
おひとりさまのライフプランニングに注目が集まる
ライフプランニングとは、直訳すると「人生の計画」。
自分がどのような人生を送りたいのか計画し、その時々で起こりうる人生のイベントを把握し、金銭面の計画を立てておくことです。
叶えたい夢や目標を思い描くだけでなく、それを確実に叶えられるよう、金銭面の計画も立てて、実践するところが「ライフプランニング」の特徴と言えます。
ひと昔前の女性は、就職→結婚→出産→住宅購入→子供の進学・独立→夫の定年退職、といった流れがほとんどで、型にはまった人生を送っていたと言えるでしょう。
しかし、今は違いますね。
上記のようなモデルは減少傾向にあり、生涯独身の女性もいれば、結婚しても子供のいない夫婦、シングルマザー、熟年離婚、海外移住など、多種多様なライフスタイルになっていますね。
もちろん、未来は予測不能ですから、その人なりのライフプランニングを作成しても、その通りになるとは限りません。
時には、プランニングの軌道修正も必要でしょう。
それならば、人生のパートナーや子供たちを含めた「家族のライフプランニング」よりも、どんな状況にも左右されにくく、自分らしさを追求しやすい「おひとりさまのライフプランニング」を作成するほうが、将来に向けての価値が高いと注目が集まっています。
皆さんも、おひとりさまのライフプランニングを作ってみませんか?
今後の人生に必要な金額を計算してみましょう
ライフプランニングを作成するにあたって、まずは自分のやりたいことを自由に考えてみましょう。
誰もが家族や会社の一員として、また娘や妻や母という役割があって、「やるべきこと」があります。
もちろん、それらの社会的役割も人生において大切なことですが、同時に「自分らしい人生」を追求することも大切ではないでしょうか。
あなた自身の好きなことを思いっきり楽しめるのが、あなたの人生です。
ひとりの人間として、あなた自身が叶えたい夢、目標、体験したいこと、欲しいもの、行きたいところ、生きがい、趣味などを思い描いてみましょう。
なりたい人生を思い描いたら、急に現実的な話になりますが、今後の人生に必要な金額を把握する必要があります。
独身者だけでなく、既婚者もあなた自身の文だけを計算してください。
次の費用について、あなた自身の毎月の支出額を計算してください。
住宅費(家賃)、光熱費、食費、生活消耗品代、携帯電話代、保険料、交通費、洋服・美容費、趣味・娯楽費、交際費
毎月の支出額を算出できたら、1年間の支出額(毎月の支出額×12ヶ月)に変換します。
1年間の支出額を算出できたら、一生涯の支出額を計算します。
最近は「人生100年時代」と言われていますから、一生涯を100年としましょう。
100年から現在のあなたの年齢を引いた年数が、今後の人生に必要な年数ですね。
今後の人生に必要な金額を算出できたら、次は「すでに調達済みの金額」と「これから調達しなければならない金額」を把握します。
「調達済みの金額」とは、現時点の貯金額や年金受取予想額です。
例えば、今後の人生に必要な金額が1億円、貯金額が100万円、年金受取予想額が6000万円の場合は、
「調達済みの金額」は6100万円(貯金100万円+年金受取予想額6000万円)
「これから調達しなければならない金額」は3900万円(1億円ー6100万円)となります。
もちろん、この金額は現時点での概算額です。
今後、あなた自身の生活環境や世間の状況次第で、毎月の支出額が大幅に変化したり、年金受取予想額が変動したり、思いがけずまとまったお金を相続したりすることがあれば、一生涯に必要な金額も変化します。
そのような時は再度、計算し直して、把握し続けてください。
特別費用や臨時出費も把握しておく
最初に自分らしい人生を思い描き、続いて今後の人生に必要な金額を計算しました。
ただ、それだけで自分らしい人生を叶えられるとは限りませんね。
例えば
「40歳や50歳といった節目ごとに海外旅行をしたい」
「10年周期で新車に乗り換えたい」
「退職したら別荘を購入したい」というような夢や目標があるとしたら、先ほどの金額には含まれていません。
叶えたい夢や目標があるなら、特別費用や臨時出費も把握しておく必要があります。
夢や目標に合わせた金額も計算して、これから調達しなければならない金額に加えてみてください。
まとめ
自分らしく充実した人生を過ごすために
おひとりさまのライフプランニングを作成してみると、改めて「収入を得ること」「貯金を殖やすこと」「支出を減らすこと」の大切さに気づくと思います。
ただ、なんとなく「貯金しよう」と頑張る日々より、自分自身の叶えたい夢や目標が明確にあって、そのための金額を把握した上で、収入を得たり、貯金したり、節約する日々は、目的意識がしっかりしているため、挫折することなく長続きしやすいのです。
ぜひ、一度「おひとり様のライフプランニング」を作成して、自分らしく充実した人生を過ごしてください。