高い的中率を誇る占い! 四柱推命の基礎について分かりやすく解説

占いにはさまざまな種類がありますが、とくに四柱推命は的中率が高いと言われています。そんなふうに言われると、四柱推命がどのような占いなのか、かなり気になってきますよね。ということで、四柱推命について調べてみました。四柱推命の基礎となる考え方や、鑑定において必須となる命式の見方や解読方法を紹介します。

  1. 四柱推命
  2. 的中率
  3. 高い
1

生まれた年・月・日・時刻の4つから運命を推し量る占い

約2000年前、中国で生まれたという四柱推命は、生まれた年・月・日・時刻の4つの柱から運命を推し量る占いです。

一生変わることのない生年月日をもとに鑑定するので、正確な鑑定結果を導き出すことができ、将来まで的確に予測できるのが特徴です。

中国の運命学には「命・ト・相・医・山」の五術があり、四柱推命は「命術」にあたります。
信頼性が高いのはもちろん、この命術の知識はすべての占いの基礎となるため、まずは四柱推命から習得することが必須と言われているのです。

人生全体の運の流れをつかめるため、結婚や転職のタイミング、仕事や人間関係、金運など、幅広い分野において適切なアドバイスが可能なのです。

また、中国古代に生まれた「陰陽思想」と「五行説」を起源とする「陰陽五行説」という学説があり、四柱推命には五行説、五行思想が取り入れられています。

五行とは、万物は5つの元素「木・火・土・金・水」から成り立っているとする考え方です。
この世のすべての事象は、五行がお互いに影響し合いながら循環しており、5つの元素それぞれの相関関係を重視します。

相関関係の1つは「相生(そうしょう)」です。
これは、ある元素によって別の元素が生まれるというものです。

例えば、「木」が燃えて「火」が生まれる、「水」が「木」を成長させるなど、相生する元素では相手を強めながら、一周すると同じ強さのバランスを保つという考え方です。

また、「相剋(そうこく)」という関係もあります。
こちらはある元素が別の元素のエネルギーを奪い取る、あるいは奪い取られるとする考え方です。

例えば、「木」は成長によって「土」の養分を吸い取る、「水」は「火」を消し止めるなど、向かい合う相手の力を抑制するという関係です。

さらに、同じ元素同士の関係を「比和(ひわ)」と言います。
四柱推命の命式を作る際に用いる十干十二支(じっかんじゅうにし)にも、これら五行の要素が割り当てられているのです。

2

年柱・月柱・日柱・時柱の意味を解説

四柱推命では、生まれた年、月、日、時刻をそれぞれ柱に見立て、「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」と表します。

これら「四柱」から運勢を読み解く占いで、西暦ではなく干支暦を使用します。
それぞれの意味を見ていきましょう。

●年柱(ねんちゅう)

生まれた年である年柱が表すのは、自分のルーツや一生を通じての運気、人生の傾向です。
年代としては0~20歳で、親の庇護の下で育つ時期を意味し、親から与えられた環境、初年運を表します。
人間関係では、先祖や親、年長者などを意味し、年柱が良ければそういった人々からの引き立てや援助を期待できます。

●月柱(げっちゅう)

生まれた月である月柱が表すのは、社会運や成功運、自ら切り開いていける分野や恵まれている才能や特性です。
そのため、自分の能力を最大限に生かすためには月柱の運気を参考にするのが良いでしょう。
年代としては20~40歳で、青年運を表します。
人間関係では両親・兄弟姉妹、友人との関係を表し、自分より少し目上の存在との関わりや、自分が社会とどのように関わっていくのかなど、その人の社会的な性格を表します。

●日柱(にっちゅう)

生まれた日である日柱が表すのはその人自身であり、命式の中心となります。
年代としては40~60歳で、壮年運を表します。
人間関係では配偶者との関係や関わり、家庭内での役割や立場といったものになります。
生まれつき持っている個性がもっとも現れるのが、この日柱です。

●時柱(じちゅう)

生まれた時刻である時柱が表すのは主に人生の成果、財産や晩年の生活、健康状態、子供についてなどです。
人間関係では子供、目下の人間、部下などとの関係となり、年代としては60歳以降で晩年運を表します。
生まれた時刻まで知っている人は少ないかもしれませんが、分かっていればより正確な鑑定ができるので、ぜひ確認してみてください。

3

命式は生年月日と時刻から作る表

命式とは、生年月日と時刻から作る「表」のことを言います。
年柱、月柱、日柱、時柱の四柱に、干支暦を構成する十干十二支から、その人が持つ要素を当てはめることで命式が作られます。
主なものを見ていきましょう。

●天干(てんかん)

五行の要素「木・火・土・金・水」を、それぞれさらに陰と陽に分けることで考えられたのが「天干」です。
甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の10種類があります。

●地支(ちし)

日時、方位などを表すために用いられ、地にあり不動のものということから「地支」、また私たちにもなじみのある「十二支」とも呼ばれます。
子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)の12種類があります。

●通変星(つうへんせい)

通変星という10種類の星も用いられ、持って生まれた資質や運勢を見る時に役立ちます。
比肩(ひけん)・劫財(ごうざい)・食神(しょくじん)・傷官(しょうかん)・偏財(へんざい)・正財(せいざい)・偏官(へんかん)・正官(せいかん)・偏印(へんいん)・印綬(いんじゅ)があり、命式をより分かりやすく読み解くのに活用されます。

●十二運星

十二運星は、生涯のサイクルを12種類に例えられて表されており、日柱の天干と地支、通変星に加え、性格を補足的に表す役割があります。
四柱のどの柱にあるのか、通変星につながるのかなどによって、働きや強弱も変わります。

胎(たい)・養(よう)・長生(ちょうせい)・沐浴(もくよく)・冠帯(かんたい)・建禄(けんろく)・帝旺(ていおう)・衰(すい)・病(びょう)・死(し)・墓(ぼ)・絶(ぜつ)と、人間の一生で表現されています。

まとめ

まずは四柱推命で占ってみましょう

四柱推命は古代中国の英知が詰まった歴史ある鑑定術です。
変わることのない生年月日から導き出すため、高い的中率を誇る占術です。

どの占いを選んだらよいか迷っている人は、まずは四柱推命で占ってみると良いでしょう。