マルチタスクの女性はシングルタスクの男性にどう対応したら良い?

カレからLINEの返信が全然ないと、女性は不安になってしまいますよね。よく男性は「仕事中だから連絡できないよ」と言いますが、女性からしてみると「仕事の合間に返事ぐらいできるでしょ」と思ってしまいます。ただ、その男性が連絡無精なのは、もしかしたら男性脳がシングルタスクだからかもしれません。そんなシングルタスクの男性に対して、女性はどのように対応したら良いでしょうか。

  1. 男性脳
  2. 女性脳
  3. 違い
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男性脳は女性脳より切り替えが遅い

カップルのすれ違いが生じる原因ナンバーワンは、日常における連絡頻度。
その中でも、「多忙を言い訳に既読スルーしがちなカレと、放置されて不安になる彼女」という図式は、恋愛相談トップのお悩みかもしれません。

そして不思議なことに、男女逆の悩みはほとんど聞かれません。
どうして男性ばかりが連絡無精となり、女性は放置されると不安になりがちなのでしょうか。

1つの可能性として考えられるのが、男女の脳の特徴的な違いです。
右脳と左脳で情報を行き来させる脳梁の太さにより、男性は女性より切り替えが遅い=1つのことに集中してしまうと、他が疎かになるという傾向です。

科学的にはこの男女差について疑問視されているし、多忙であってもマメな男性はいるので絶対とは言えません。
ただ、先ほどの連絡無精なカレにおいては、連絡の無精さに限らず、シングルタスクな行動が顕著ではないでしょうか。

しかし、連絡がマメな人ばかりが評価されるとは言い切れません。
行動がマメであるということは、あなた以外の女性にもマメであるということ。
マメな男性が浮気するとは限りませんが、浮気しがちな男性は確実にマメなタイプです。
だとすれば、連絡無精でも実直な男性のほうが良いかもしれませんね(笑)。

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どうして男性脳はシングルタスクなのか?

なぜ男性脳と女性脳で、シングルタスクやマルチタスクに別れるかについては、明確には分かっていません。
ですが、これを人間の進化の視点で考えていくと、少し分かるようになります。

男性の主な仕事が猟に出かけることだった頃。
男性が狩りに成功するためには、1つの獲物に集中しなければなりせん。
あちらこちらに注意がそれては、獲物に逃げられてしまいます。

その一方で、女性は育児をしながら、掃除や洗濯などの家事をしなければなりません。
同時にしなければならない仕事が、女性たちにはたくさんあったわけです。
男性脳と女性脳というのは、そんな大昔の生活のあり方が、進化の中で脳や行動の仕方に影響を与えたのかもしれません。

ちなみに、1つのことしか集中できないということは、男性は女性とケンカをしても、仕事をしている間はそのことをすっかり忘れているということ。
家に帰るまで、ケンカのことは頭をよぎりません。
これはケンカに限らず、好きな恋人のこともそう。
仕事中に甘いメールを送ってくることはないのです。

なので、「なんでゴメンっていってこないの? 」「もっと1日に何度もメールしたいのに。ホントに私のこと、本気なのかな」と考えるのは、意味がないのです。
男性脳と女性脳の違いや、男性はシングルタスクということを理解しておけば、男女の間で余計なケンカをしなくても済むようになるかもしれませんね。

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小さなことからお互い譲歩する案を出しましょう

シングルタスクであること自体はその男性の個性ですが、だからといって「仕事が忙しいから、連絡できないのは仕方ないだろ」と開き直るのは愛情が足りません。
本当に仕事ができる男性は、目の前のことに夢中になりつつも、大切なモノ・コト・人を疎かにはしません。

放置された女性は、よく「どんなに忙しくったって、食事やトイレや休憩の時間にLINEくらいできるはず」と主張しますが、本当にその通りです。
デキる男は彼女を不安にさせません。たとえマメじゃなくても、そこは努力でカバーするのが愛情です。

恋愛は、時間や気持ちの余裕がなければできない、というものではありません。
他人の気持ちに鈍感な人は、人生すべてにおいてルーズなのです。
そうやって恋人を放置していれば、いつしか見捨てられてしまいますよ。

とはいえ、不安になる女性側にまったく問題がないわけではありません。
既読スルーや放置に敏感な女性には、「恋人からの連絡がないこと」を気にしてしまうほど、時間に余裕があり過ぎる(要はヒマを持て余している)傾向があります。

カレからのLINEが少ない(といっても1日1回は来る)と愚痴をこぼしていたある女性は、転職した途端に時間と心の余裕がなくなり、気がつけばカレを1カ月放置していたそうです。
おかげで連絡無精になる人の気持ちを理解し、愚痴をこぼすこともなくなりました(笑)。

「悩む時間を他の趣味などでに充てて、自分を満たす」は最小にして最大の解決法ですが、彼女だけ(あるいはカレだけ)が努力するのはフェアではありません。
まずは恋人にきちんと不満を伝えること。不安にさせないでほしいと訴えること。
そこから先は、小さなことからお互い譲歩する案を出しましょう。

例えば、現状1週間くらい放置しがちなカレに対しては「1日1スタンプ」を提案してみましょう。
文字だと考えるうちに面倒くさくなるかもしれませんが、スタンプなら数秒で済みます。
生存確認の意味でお願いしましょう。
彼女はそれだけでは不安を払拭できないかもしれませんが、まずは一歩前進と心得てください。
たとえ1日1スタンプでも、カレは以前より歩み寄っていますね。

まとめ

あなたの気持ちを正直に伝えてみて

男性脳はシングルタスクですから、仕事や趣味に集中している時は、LINEの返信すらできなくなってしまうのです。
それを理解するだけでも、気持ちは何となくラクになりますよね。

でも、ひと言連絡が欲しいという女性の気持ちも分かります。
カレに「不安にさせないでほしい」と正直な気持ちを伝えた上で、小さなことからお互い譲歩する案を出してみましょう。

カレもあなたの気持ちを理解してくれて、きっと連絡が来るようになると思います!