人生100年時代を生き抜く! 20歳代女性のためのお金と人生の手引き

現代は、人々の寿命が伸び、IT化が進み、テレワークが普及し、新たな働き方が模索されています。人生100年時代と言われるようになりましたが、20歳代の女性にとっては先が長過ぎて、イメージできないですよね。そこで、少しでもイメージできるように、お金と人生にまつわる手引きを紹介したいと思います。

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結論として女性も一生働きましょう!

結論から言いますと、人生100年時代は、女性も一生働きましょう!

最近は、やっと時代が追いついてきたかなと感じています。
その背景には、社会の変化があります。
少しずつ、女性が働き続けるための制度ができてきたので、とても嬉しいですね。

一方で、結婚しない女性、離婚する女性が増えています。
いずれにしても、生きていくために、自分自身を養う経済力は身につけておきたいですね。

いずれ結婚するつもりでも、良い相手に巡り合わないかもしれません。
結婚しても、離婚しないという保証はありません。
夫の収入がずっと続くという保証もないですから。

将来のことは見通せません。
だからこそ、自分で生きていける力が必要だと思います。

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自分の理想の暮らしをイメージしてみましょう

私たちは毎日、膨大な情報にさらされ、それを処理しています。
日々の情報処理で、脳が疲弊する女性も増えています。
インターネットは、常に欲望を刺激する仕組みになっていて、他人の生活や持ち物がとてもいいものに思えて「何が欲しいのか」「どういった生活を望んでいるのか」が分からなくなったという女性が、実は多いと思います。

ある5歳の女の子に「何が欲しい?」と尋ねると、「お金」と答えたんです。
「何で?」って掘り下げると、「チョコレートが欲しいから」と返ってきました。
この子の本当に欲しいものは、お金ではなく「チョコレート」だったんです。

同じことが大人にも言えます。
少し目をつぶって、目標とする年収を思い浮かべてみてください。
実は、手に入れたいのはその年収ではなくて、その年収があったら手に入ると思っている「暮らし」のはずです。

それはどういう暮らしでしょうか?
一度、朝起きてから寝るまでの理想の暮らしをイメージしてみてください。
そうしたら、その暮らしを実現する方法を考えてみましょう。
年収にかかわらず、今すぐできることがあるはずです。

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年齢の節目ごとに目標を書き出しておきましょう

お金は、あくまでも自分がやりたいことを実現する「ツール」であって、目標ではありません。
漠然とお金を求めるのではなく、自分が何をしたいのか、情報に惑わされずに知っておくことが大切です。

それが分かっていたら、お金を生かして満足を手に入れられます。
反対にそれが分かっていないと、たとえ年収1000万円、貯蓄5000万円になっても、本当の喜びは手に入りません。

もしかしたら、明日のこと、来週のこと、来月のことで精一杯かもしれません。
でも、日々のことに追われて、過ごしていたらどうなるでしょう。

あっという間に「40歳になっていた」「50歳になっていた……」とならないよう、少しだけ立ち止まって、将来どうありたいのかというライフプランを考えてみてください。

分かりやすいのは、25歳、30歳、35歳など、年齢の節目ごとに、仕事や年収、プライベートなどの目標を書き出すことです。
例えば、25歳までに100万円貯めて短期留学、30歳で結婚、35歳で2人目の子供を出産といった感じです。
漠然とでいいので、将来をイメージしてみましょう。

できれば30歳代前半までに、「自分の軸」を持つことが大切です。
自分の軸とは、生きていく上で自分にとって何が一番大切かということです。

軸ができたら、その後の人生設計も立てやすくなります。
そのためには、ネット情報に頼らず、共感できる著者の本を読む、尊敬できる人からリアルで話を聞く、新しいことに挑戦してみるなどがおすすめ。
出会いが自分発見につながります。

人生設計を立てると、どんないいことがあるでしょうか。
1つは、目標を立てることで進む方向が定まります。
そうすると、それを実現できる可能性が高くなります。

もう一つは、ライフステージが変わるごとにプランを見直し、戦略を立てることで、お金に関する漠然とした不安を感じにくくなります。
不安のない人生はとても自由です。

自然災害や新型コロナウイルスの感染拡大など、予想外のことは常に起きます。
人生にいろんなリスクがあることは知っておきましょう。

でも、それを怖がる必要はありません。大切なのは柔軟であること。
状況が変わったり、予想外のことが起きたりしたとき、落ち着いて戦略を立てれば大丈夫。
その際、1人で悩んだり、煮詰まったりしないようにしましょう。
ロールモデルとなる人を手本にしたり、先輩や友人など、人と会って話をしたりして、将来像や解決策を探っていってください。

まとめ

働くことを楽しみましょう

結婚してもしなくても、子供がいてもいなくても、経済的に自立していると、心にゆとりができ、夢を持つことができ、自分にも他人にも優しくなれます。

経済的自立とは、ずっとがむしゃらに働くことではありません。
仕事に没頭する時もあるでしょうが、少しペースを落としたり、ちょっと休んだり、方向を変えたり、新しいことにチャレンジしたり、いろんな形があります。

そして、何より大切なのは「働くことを楽しむ」ことです。
働くことにはもちろん苦労がつきものだけど、楽しむことができたら、ずっと続けられますよ。

あなたの素晴らしい人生の一助になれたら嬉しいです。