楽天モバイルが0円プラン廃止! こんな人はキャリアを乗り換えるべき!!

楽天モバイルは2022年7月、1GB以下0円のプランを廃止し、移行措置を経て11月から本格的に有料になります。「0円だから契約していたのに、有料になるなら他社に乗り換えようかな」と考えている人も多いことでしょう。そこで、キャリア変更を検討している人向けに、どのような人がキャリアを乗り換えるべきなのか、解説したいと思います。

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0円プラン廃止で契約者数が初めて減少

楽天モバイルは、2022年7月1日から新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」の提供を開始しました。
「Rakuten UN-LIMIT VI」のユーザーは、データ容量が0~1GBなら0円で使えていましたが、自動的に新プランに移行します。
データ容量が0~1GBでも、料金がかかるようになりました。

新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」料金

0~3GB 1078円(税込)
3~20GB 2178円(税込)
20GB~ 3278円(税込)

この新プランが発表されたのは2022年5月。
すると、6月末時点の楽天モバイルの契約者数は、568万人から546万人に減少しました。
約22万人も減ってしまったのですね。

楽天モバイルの契約者数が減少したのは初めてのことです。
もちろん、すべて新プランが原因ではないかもしれませんが、かなり大きな影響があったとは言えるでしょう。

ただし、新プラン移行後も、データ容量が1GB以下のユーザーは、月額料金が実質無料となっています。

具体的には、7~8月は1GBまで料金無料、9~10月はプラン料金相当分の楽天ポイントプレゼントという形です。

しかし、11月以降はこれらの特典がなくなるため、解約して他社キャリアへ乗り換えるユーザーが増える可能性もあります。

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データ利用が1GB以下なら乗り換えがお得

新プランの概要が分かったところで、楽天モバイルから他キャリアへ乗り換えたほうが良い人とは、どんな人でしょうか。

それはやはり、毎月のデータ利用量が少ない人です。
0円廃止により、楽天モバイルでは最低でも毎月1078円かかります。
データ容量が極端に少ない人は、楽天モバイルを使い続けるよりも、他社キャリアに乗り換えたほうが月額料金を抑えられます。

楽天モバイルよりも料金を抑えられるキャリアとしては、次のようなものがあります。

①povo2.0 基本料金0円、390円(1GBかつ7日間)、990円(3GBかつ30日間)
②LINEMO「ミニプラン」 990円(3GB)
③IIJmio「ギガプラン」 850円(2GB)
④日本通信SIM「合理的シンプル290プラン」 290円(1GB)
⑤HISモバイル「自由自在290プラン」 550円(1GB)※100MB未満の月は290円

KDDIの「povo2.0」は基本料金0円。
高速データ通信をしたい場合は、オプションでデータトッピングを行う形式です。トッピングをしなくても低速での通信はできますし、Wi-Fiを利用するならば、データ容量も消費しないのですが、180日間トッピングやオプションを購入しないなどの場合、契約解除になる場合がある点には、注意が必要です。

ソフトバンクの「LINEMO」は、LINEアプリのトーク・音声通話・ビデオ電話の時のデータ消費がゼロになる「LINEギガフリー」が付帯しています。
また、IIJmioの「ギガプラン」は、余ったデータ容量を翌月に繰り越せます。

さらに料金を抑えたいなら、日本通信SIMの「合理的シンプル290」ですね。なんと1GB290円で利用できます。
HISモバイル「自由自在290プラン」も、月のデータ容量が100MB未満なら290円、それを超えても1GBまでは550円となります。

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楽天モバイルを使い続けたほうがお得な人は?

反対に、楽天モバイルを使い続けたほうが良い人のポイントを紹介します。

まず、毎月のデータ容量を多く使う人は、楽天モバイルを使い続けたほうが、月額料金を抑えられます。
とくに楽天回線エリア内なら、どれだけ使っても3278円の料金で利用可能です。

他社キャリアでは、データ容量を無制限に使おうとすると、楽天モバイルよりも高くなります。
Wi-Fiのない場所でも動画を見るというヘビーユーザーならば、楽天モバイルを使うのもいいでしょう。

次に、楽天ポイントを効率的に貯めるために、楽天モバイルを契約している人も、そのまま使い続けたほうがお得の可能性もあります。

楽天モバイルユーザーであれば、楽天グループの「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」によって、楽天市場での買い物で貯まる楽天ポイントが+1倍されます。
SPUでは、他の楽天グループのサービスを併用することで、楽天市場の買い物で貯まる楽天ポイントが最大+14倍になります。

さらに、2022年11月以降、楽天モバイルの契約プランや会員ランクに応じて、SPUのポイント倍率が最大+3倍されるようになります。
つまり、SPUの倍率は最大+16倍になるというわけです。

楽天市場をよく利用しているというユーザーは、楽天モバイルを使い続けることで、楽天ポイントが貯まりやすくなりますね。

たくさん貯めた楽天ポイントは、そのまま楽天モバイルの月額料金の支払いに使えます。
他社へ乗り換えると、楽天ポイントが貯まりにくくなるので、楽天経済圏を活用している人は、解約する必要はないかもしれませんね。

まとめ

自分に合うキャリアを選びましょう

楽天モバイルの0円プラン廃止は、残念なニュースでしたね。
もとから1GB以下しか使っていなかったという人は、より安い他社キャリアへの乗り換えを検討する価値があります。

一方で、データ容量を多く使う人、楽天ポイントを貯めている人は、楽天モバイルを使い続けたほうがメリットが多いと思います。

自分のスタイルに合うキャリアを選んで、極力通信費は押さえたいところですよね。