夏こそ基礎代謝を上げよう! 痩せるウォーキングの3ステップを伝授
夏はとても暑く、汗もかくので、基礎代謝が高くなっていると思いがちですが、実はもっとも基礎代謝が低くなっているのです。冬は体温を上げようとして、体内で積極的にエネルギーを作り出そうとしますが、夏はその必要がないですからね。そのため、意外と夏は太りやすい季節なのです。そこで、夏でも歩くだけでやせるウォーキング方法を紹介します。
短時間で効率的なウォーキングを
暑い夏に、基礎代謝を上げる方法としてオススメしたいのが、筋力アップ、血流アップ効果のあるウォーキングです。
もちろん、この猛暑の中で長時間歩くのは熱中症のリスクもあって危険ですから、なるべく短時間で効率的に歩きましょう。
歩数や距離ではなく、歩幅にこだわることが重要なんです。
なぜなら歩く時に、歩幅が広がると、自動的に歩行スピードがアップします。
すると、全身への負荷は大きくなります。
身体のさまざまな筋肉への影響が大きくなることで、カロリー消費が増え、代謝もアップするのです。
代謝がアップすれば、必然的に痩せやすくなっていきますよ。
じゃあ「歩幅を広げて歩けばいいの?」と思いますよね。
その通りではありますが、すべて歩幅を広げて歩いたら、かなりしんどいので、絶対に長続きしません。
3歩目を広げて腕を真後ろに引く
短時間で効率的なウォーキングは、次の3ステップが基本となります。
❷ 腕を真後ろに引く
❸ 1本線上を歩く
3歩目の歩幅を、手の人差し指1本分(約8㎝)だけ広げてください。ここが一番のポイントです。
歩幅を楽に広げるには、足を前に出そうとするのではなく、腕を真後ろに振ってみてください。
そして、後ろ足で地面をギュッと蹴ると、自然と歩幅が広がりますよ。
腕振りも、ウォーキングの重要なポイントです。
ウォーキング=下半身を鍛える運動というイメージが強いかもしれませんが、腕を中心とした上半身にも動いてもらうからこそ、効率的に痩せられるのです。
腕は、横でもなく前でもなく、真後ろに大きく振った時だけ効果的なんです。
なぜなら、背中の肩甲骨辺りにある褐色脂肪細胞に刺激が伝わって、身体を燃焼させなさいという信号が発信されるからです。
それが結果的に、全身痩せにもつながっていきます。
二の腕もスッキリしてきますよ。
そして、3つ目のポイントが「1本線上を歩くこと」です。
目の前に、まっすぐな5㎝幅の1本線があると意識して、3歩目だけその線上を外股ぎみに歩いてください。
完全なガニ股はダメですよ。
そうすると、内股で歩くよりもお尻の穴が締まりやすくなります。
3歩目に着地する時、ひざは伸ばしたままで、かかとから着地してください。
理想歩幅より狭い歩幅で歩いている人が多い
まずは3歩目だけ、歩幅を広げることによって、徐々に理想歩幅で歩けるようになります。
理想歩幅とは、健康的に正しく歩くための歩幅のことです。
正確には身長の45%と言われていますが、それではすぐに計算できないので、分かりやすく「あなたの身長マイナス100㎝」で良いと思います。
それでも、最初は歩幅が広いなと感じると思いますよ。
ほとんどの人が、理想歩幅よりも狭い歩幅で歩いていますからね。
それから、なめらかな足運びを実現するには、後ろ足で地面を強く蹴ることも大切です。
地面をうまく蹴れると、歩幅は自動的に広がり、歩行スピードもアップします。
歩く時、私たちは「前に踏み込むこと」ばかりを考えがちですが、実は後ろ足の動きが重要なんです。
後ろ足のふくらはぎで、思いっきり蹴るイメージを持っていると、足指で強く蹴れるようになります。
少し慣れてきたら、地面を蹴り出す瞬間の最後に、ふくらはぎにグッと力を入れることもオススメします。
ふくらはぎは「第2の心臓」とも言われています。
ふくらはぎの筋肉を動かすことで、ポンプのように働き、血液のめぐりを良くすることができるんです。
血液循環が良くなれば、むくみや冷えの解消にも効果的ですよ。
まとめ
最初は1つずつ意識しながらやってみましょう
痩せるウォーキングの3ステップを理解できましたか。
1日合計30分でOKですので、例えば会社へ通勤中の10分、ランチタイムに10分、自宅へ帰る時の10分といった感じで、行ってみてください。
慣れないうちは、3ステップを同時にできないと思いますので、まずは①を意識して歩いてみよう、次は②を、次は③を、というように、1つずつ意識しながら歩くと、身につきやすくなると思います。
そして、その動きが身体にしみついてくれば、3ステップを同時にできるようになりますよ。
今は真夏で、外はとても暑いですから、くれぐれも無理をしないようにしてくださいね。
こまめに水分補給するなど、熱中症にならないように気をつけましょう。
瘦せるウォーキングをマスターして、効率的にダイエットを成功させてください☆