梅雨の体調不良の原因は「梅雨だる」だった! 解消する方法を紹介します

もうすぐ梅雨の時期ですね。この時期になると、何となくカラダがだるい、肩がこるといった「梅雨だる」を訴える方が多く、実に女性の62%が不調を感じていると言われています。「梅雨だる」から「夏バテ」につながってしまわないよう、原因と対策を知って、梅雨だるを解消していきましょう!

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  2. だるさ
  3. 原因
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低気圧が続くと身体がお休みモードに

梅雨のこの時期、大気は低気圧配置になります。
大気が低気圧になると、身体は副交感神経が優位に働くようになります。

副交感神経は、緊張をほぐして身体を休ませる神経ですので、身体がお休みモードになって、「だるい」「やる気が出ない」と感じてしまうのです。

また、低気圧が続くと「ヒスタミン」という炎症物質(発痛物質)の分泌が多くなり、肩こり、偏頭痛などがひどくなる場合があります。

この時期は、雨で気温がぐっと下がったかと思うと、翌日は真夏のような暑さになったり、同じ1日でも朝夕は冷え込んだりと、気温差の激しい時期でもあります。
このような気温差は、身体にとってストレス・ダメージとなり、疲れやすくなってしまうのです。

湿邪も原因の1つです。
湿邪とは、体内の余分な水分が引き金となって消化器系に影響をおよぼし、だるさや食欲不振、消化不良、下痢や便秘を引き起こす病気のこと。

湿度が高く、身体の代謝も落ちがちなこの時期にかかりやすくなります。

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自律神経のバランスを整えることがポイント

そんな梅雨の時期こそ、リズム良く暮らして、自律神経のバランスを整えることがポイントです。
起きている時に交換神経が、休んでいる時に副交感神経が優位に働くよう、生体リズムを整えるような生活習慣を心がけましょう。

<生体リズムを整える生活習慣>

・朝起きたらカーテンを開けて光りを浴び、体内時計をリセット
・雨や曇りでもカーテンを明け、部屋を明るくしましょう
・きちんと朝食をとって活動モードに
・日中は意識して活動的に
・ウオーキング、ジョギング、雨ならストレッチなどの軽めの運動を習慣に
・夜はぬるめのお湯にゆっくりつかり心身をリラックス
・睡眠は充分にとる

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こまめな体温調節と栄養バランスの良い食事も大切

梅雨だるの解消には、こまめな体温調節も重要です。
気温の変化とともに、オフィスや電車などの冷房でも寒さを感じることがあると思います。

薄手のカーディガンやストールを常に携帯し、冷えを感じたら、すぐに羽織るようにしてください。
就寝時もタオルケットを用意しておき、寒さを感じたらすぐにかけられるようにしておきましょう。
また、暑い時、湿度が高いと、汗が蒸発しにくく、熱が体内にこもった状態になります。
自宅でエアコンをつける時は、ドライ機能を使うと良いでしょう。

そして、栄養バランスの良い食事も大切です。
体内の湿を増やし、「湿邪」につながってしまうので、冷たいものや生ものの摂りすぎに注意してください。
食品が傷みやすい時期でもありますので、できるだけ火を通して、温めて食べることをおすすめします。

疲れを溜めないために、魚・鶏肉・もも肉・大豆・乳製品などから、筋肉や身体のもとである良質なタンパクをしっかりと摂りましょう。
活動のエネルギーとなる炭水化物や、調子を整えるビタミン・ミネラルもバランス良く、充分に摂ってください。

特にタンパク質が重要です。
暑さで体力を消耗し、内臓も弱りがちなので、消化吸収力に優れたお魚を中心に、タンパク質をしっかりと摂りましょう。
タンパク質の不足は、免疫力の低下にもつながり、梅雨だるからの夏バテの負のスパイラルに入ってしまうので、注意が必要です。

どうしても食事で摂るのが難しい場合は、サプリメントでお手軽に摂取するのも1つの方法です。
おすすめは、たんぱく質を吸収しやすくした、ペプチドのサプリメントです。

ペプチドとは、たんぱく質が消化酵素で分解され、アミノ酸が数個固まった状態のこと。
アミノ酸を2~3個まとめて取り込めるため、効率的に体内に補給することができます。
肉や魚のたんぱく質からアミノ酸を摂ろうとすると、消化され吸収されるまでに3~4時間かかりますが、ペプチドでは既に分解された状態ですので、30~40分で吸収されていきます。

まとめ

夏バテにつながらないようにご注意を!

梅雨の時期は、特に女性が「梅雨だる」の症状に陥りやすいので、気をつけてください。

なるべくリズム良く暮らして、自律神経のバランスを整えたいものですね。
こまめな体温調節と栄養バランスの良い食事も大切ですよ。

「梅雨だる」を放置してしまうと、そのまま「夏バテ」につながってしまいますので、生活習慣を整えて、梅雨だるを解消していきましょう!