大人にだって「絵本」が必要!心を動かす絵本の魅力とおすすめ絵本♡

「絵本」って聞くと、子どもが読むものだと思っている方も多いと思います。確かに児童向けに作られているものがほとんどです。しかし近年、大人の読み物として絵本が選ばれるようになってきました。それもそのはず、絵本には大人にも響くストーリーや言葉がたくさんつまっているんですよ。簡単な言葉で大人になって忘れがちな大切なことをもう一度伝えてくれますし、柔らかい絵で癒し効果も抜群♡絵本を求める大人が増えたことから、最近では「大人の絵本コーナー」のある書店も見られるようになりました。絵本は子どもだけではなく、大人にとっても大切なものとなっています。そこで今回は、絵本の魅力と大人にこそ読んでほしいおすすめの絵本をご紹介したいとおもいます♪ぜひ覗いて行ってくださいね。

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大人に絵本が必要な理由

具体的に、なぜ大人にも絵本が必要なのでしょうか?次の2つの理由が考えられます。1つ目は、固まってしまいがちな思考を柔軟にする働きがあることです。絵本は基本的に子どもを対象に作られていて、絵・文章・構成ともにシンプルなものがほとんどです。そのため、同じ絵本を読んでいても、読み手によって全く異なる解釈となってしまうこともあります。大人は物事に対して正解を求めてしまいがちですが、「色々な解釈があっていいんだな」と思えるということが、絵本を読むことで得られます。

2つ目は、自分自身の癒しに繋がることです。心情にあった絵本を選ぶことで、自分の本当の気持ちに気づくきっかけとなることも多くあります。共通することは、絵本を通して客観的に自分を見ることができるようになるということです。大人にとっての絵本は、学びや発想、笑いや癒しなど、様々なものに気づくきっかけを与えてくれるものです。

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プレゼントにもおすすめ

絵本は、お手軽な価格で見た目も華やかなものが多いので、プレゼントにもおすすめ。誕生日や記念日などはもちろんですが、元気のない友達や失恋や失業など…何か悲しいことがあった友達にエールを送る意味でプレゼントするのもおすすめです。手頃な値段で購入できるものなので、引け目を感じずに受け取ってくれることでしょう。「絵本?」と最初は驚かれますが、読めば読むほど深みにハマっていくのが絵本です。「ありがとう!」と感謝されることも多いことでしょう。なので、プレゼントを検討中の方は、絵本も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

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大人にこそ読んでほしい絵本♡

最後に、大人にこそおすすめしたい絵本をご紹介します。絵本は読み手の数だけ解釈が存在します。ぜひ、ご自身で読んで自分なりの解釈を見つけてみてくださいね♪

①100万回生きたねこ 佐野 洋子 税込1,540円

愛するということの大切さを知るにはとっておきの一冊です。王様、どろぼう、女の子…100万人がその猫をかわいがり、100万人がその猫が死んだときに泣きました。誰の猫でもないのらねことして生まれたとき、一匹の白く美しい猫と出会います。100万回死んでも悲しくなかった猫は、愛する猫を失って、初めて涙を流すというお話です。愛することの大切さ、奥深さが感じられます。大切な人と一緒に読んでほしい一冊です。

②おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん 長谷川 義史 税込1,540円

5歳の男の子と72歳のおじいちゃんのお話。「ねぇ、おじいちゃん。おじいちゃんのおじいちゃんは、どんなひと?」と 5歳の男の子の素朴な質問から、時をどんどん遡ります。命のバトンのお話です。数えきれないほどの命のバトンを経て、今のわたしたちへと繋がっています。一人でもご先祖様が欠けていたら、わたしたちは存在しません。そう思うと、ちょっと特別に感じますね。生まれたことに意味があるのかと思う瞬間もあるかもしれませんが、きっとあるはず。自分の存在価値について考えさせられる一冊です。

③りんごがたべたいねずみくん なかえ よしを(著)・上野 紀子(絵) 税込440円

人と協力することの大切さが改めて分かる一冊です。とりくんやってきてりんごを一つとりました。きりんくんやってきてりんごを一つとりました。そこへあしかくんがやってきました。あしかくんもねずみくんも一人では取れないけど、力を合わせることでりんごをとることができましたというとてもシンプルなストーリーです。人は皆、自分にできないことができる人のことを、うらやましく思ってしまいます。ねずみくんには体が軽いという特徴がありました。その特徴を生かし、あしかくんと力を合わせることで、成功へと辿りつきました。それぞれが様々な能力を持っていて、お互いの良いところを生かしながら、作り上げていくことの大切さを考えさせられます。

④スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし レオ・レオニ 税込1,602円

教科書にも載っているレオ・レオニの名作絵本。ご存知の方も多いのではないでしょうか?協力することは大切だという教訓だと思われがちですが、他にもメッセージも込められています。兄弟を失って孤独の中に生きてきたスイミーでしたが、海の中で様々な出会いを経験します。そして、新しい仲間たちと力をあわせて大きな魚を追い払うことに成功します。この時にスイミーが使ったのが、自分だけ色が違うということ。自分自身の価値を最大限に生かしたものでした。個の役割や価値について、考えさせられる一冊です。

⑤ぐるんぱのようちえん 西内 ミナミ(著)・堀内 誠一(絵) 税込990円

全力で仕事をすることの大切さに気付かせてくれる一冊。ぐるんぱは、ひとりぼっちの大きなぞう。ビスケットやさん、靴屋さん、ピアノ工場、自動車工場…と色々な仕事場で働きますが、作るものが大きすぎて失敗ばかりでした。しかし、最終的にはその作ったものを使って素敵な幼稚園を作り上げました。一見無意味だと思えたり、遠回りだと感じることでも、全力で取り組めば将来必ず何かに繋がります。今できることを精一杯してみようと思うきっかけを作ってくれるストーリーです。

まとめ

絵本は忘れていた大切なことを思い出させてくれる

大人に関する絵本をご紹介しましたが、いかがでしたか。「子どもの頃、見たことがある」という絵本もあったかもしれません。絵本は子どものものというイメージがありますが、実は大人にこそ読んでほしい絵本もたくさんあります。子どもの頃に大好きだった絵本を今もう一度手に取ってみるのも良いでしょう。ぜひ、お気に入りの絵本を見つけて、日々に癒しを取り入れてくださいね♡