いよいよ夏本番! とても暑い7月のスキンケアはここに気をつけるべし!

7月になり、いよいよ夏本番です。真夏の時期は、どのようなスキンケアをすれば良いでしょうか。もちろん、スキンケアの基本は保湿ですが、7月という真夏の特性や気温などの外部環境を考慮し、優先順位を考えたさまざまな対策が、7月のスキンケアには必要です。紫外線が強く、暑くて汗や皮脂が過剰に分泌される7月のスキンケアのコツを紹介します。

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7月は紫外線対策がとても重要

7月の快晴の日は、1年でもっともUVインデックスが高いレベルになります。
そのため、近所への買い物、洗濯物干しなどでも紫外線ダメージはあります。

また、朝に日焼け止めを塗っても、夕方まで効果が持続することは期待できません。
だから、7月はこまめな日焼け止めの塗り直しも必要なのです。

特に、7月はサンバーン(日焼け)の原因となるUVBの影響も大きいことも特徴です。
UVA、特にロングUVAによるほうれい線、シワに加えて、シミのリスクも高くなるのです。

また、紫外線ダメージでメラニン毛穴が目立つことも。
こうしたことから、夏の紫外線対策はとても重要です。

では、7月や8月に、日焼け止めはどのように選べばよいのでしょうか?
UVAを防ぐ指標であるPA、UVBを防ぐ指標であるSPFなどが高いものを選べばよいかといえば、そうでもないのです。

PA++++以上やSPF40以上のものは、やはり肌への負担も大きいので、外出時間が多い場合や海や山へ出かける時以外は、過度な使用を避けましょう。

使い心地のよい紫外線吸収剤配合のケミカルの日焼け止めや、汗による化粧崩れに強いウォータープルーフの日焼け止めは、とても心強い働きがある一方で、使いすぎると肌トラブルの原因になることもあります。

日焼け止めは、ノンケミカルの日焼け止め、つまり酸化亜鉛や酸化チタンなどの紫外線散乱剤だけのアイテムのなかから、優しいものを選びましょう。
それでも、一定の負担はあります。
夏だからといって、強い日焼け止めだけに頼らない紫外線対策が大切です。

7月の紫外線対策は、UVカットの衣類を使った紫外線ダメージを軽減する工夫や、日傘、帽子、UVカットサングラス、紫外線対策グッズも活用することで、日焼け止め以外での紫外線防御を行うことも意識して実践しましょう。

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しっかり保湿すれば美白化粧品に頼らなくてもいい

多くの女性は、夏といえば、シミ対策やソバカス対策の美白を考えることでしょう。

顔のくすみやシミ、隠れシミのない透明感のあるお肌のために、美白化粧水などを使うのは、夏場のスキンケアには当たり前となっていますね。
また、夏のくすみ対策のためにも、美白化粧品を使う女性も多いのではないでしょうか。

ただ、しっかりと保湿と紫外線対策を行えば、「美白化粧品」は使わなくてもよいのです。
大切なのは、次の3点です。

①紫外線対策で過度にメラニンができるのを防ぐこと
②できたメラニンをしっかりと排泄できるようにターンオーバーを整えること
③お肌の酸化を防いでお肌の老化を予防すること

これができれば、美白化粧品を無理に使う必要はありません。
もう1つの理由は、メラニンはお肌を守るためのものであって、無理にそれを強力に抑えること自体が問題を引き起こすリスクがあることです。

美白が女性の憧れであることはよく分かりますが、過度に美白化粧品に頼らず、根本的な「美白」を保湿と紫外線対策で行うことをオススメします。

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夏のインナードライ肌の改善方法

7月になって、次のような肌悩みを感じることはないでしょうか?

・丁寧にクレンジングや洗顔をしているのに、なぜかお肌がべたついたり、テカっている
・毎日しっかりスキンケアしているのに、洗顔後にお肌のつっぱりを感じる
・肌のキメが粗くなってきて、毛穴が目立つ
・お肌の一部がカサカサしたり、お肌がごわごわしている
・なぜか、お化粧のノリが悪い

思い当たる女性は、もしかしたらインナードライ肌に陥ってしまっているかもしれません。
原因としては、紫外線ダメージに加え、エアコンなどでお肌が乾燥してしまっていることが考えられます。

また、夏に刺激が強いクレンジングを行っている可能性もあります。
正しい方法でクレンジングを行うことで、インナードライ肌を予防しましょう。

クレンジングジェルやクレンジングミルクなどの優しいタイプは、インナードライ肌を防ぐクレンジング料です。

さらに、夏のインナードライ肌の改善のためには、何といっても保湿が大切です。
保湿化粧水やエイジングケア化粧水でしっかりと保湿成分をお肌に届けるだけではなく、美容液や乳液、保湿クリームを使って、お肌のうるおいをキープすることも大切です。

7月はさっぱりタイプの夏向きの化粧水、夏向きの美容液がおすすめです。
ナールスゲン、アミノ酸誘導体、プロテオグリカン、ヒアルロン酸などは、水溶性で保湿力の高い成分なので、化粧水でも補いやすい成分です。

セラミド(特にヒト型セラミド)は油溶性の成分なので、美容液や保湿クリームで補うことがベターです。
セラミドの配合濃度が高く、また複数の種類のセラミドが入ったセラミド配合美容液やセラミド配合クリームがよい選択肢です。

そのほかには、次のポイントに注意しましょう。

①洗顔やクレンジングは優しく行う
②収れん化粧水やふき取り化粧水の使用は控える
③スクラブ洗顔、酵素洗顔、ピーリングは控える
④あぶらとり紙の使用は控える

インナードライ肌は、脂性肌のような症状ですが、その本質はバリア機能の低下によってターンオーバーが乱れている状態。
ひどくなれば、敏感肌になってしまうこともあります。

刺激になる角質ケアを避け、しっかりとした保湿によるバリア機能の回復が大切なのです。

まとめ

紫外線対策・インナードライ肌対策が大切

7月は紫外線の量が多く、気温も高い季節。
特に気をつけたいのが、紫外線対策とインナードライ肌対策です。

どんな季節も、どんな年齢でも、「清潔」「保湿」「紫外線対策」がスキンケアの基本ですが、7月で特に優先順位が高いのは「紫外線対策」と「保湿」なのです。

これらを意識して実践することで、いつまでも健やかで美しい素肌をめざしましょう。