光に当たるだけ? 冬のうつに効く「光治療」とは?

冬はどうしても、寒く、空がどんよりしている日も多く……なんとなく気持ちが晴れないこと、多いですよね。そんな症状が悪化して、いつの間にか冬はうつになってしまう方も多いんです。そこで今回は、冬のうつに効果があると海外で注目されている「光治療」というものをご紹介したいと思います。光治療と言えば、エステなどで用いられているイメージがありますよね。では、冬のうつに効くという光治療とはどのようなものなのでしょうか?

  1. 光治療
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うつに効果的な「ブライトライト」とは?

ブライトライトとは、太陽光に近い光を出します。朝に、ライトから30cmほどの距離を取って20~30分間座るだけで、気分が高まり、集中力も増し、冬のうつ病(SAD)に効果があるとされています。

実は、5人に1人が冬になると気分が落ち込むと言われているんです。その対処法として、このようなライトが大変人気を集めています。このライトの光は、原因に直接働きかけ、太陽光を浴びることで整えられる概日リズムが、狂ってしまっているのを整えることができるのです。

また、ある研究では、SADの治療として、光療法は抗うつ剤と同じような効果があり、副作用がより少ないことが示されています。これは試してみる価値ありですね♪

ですが、気分の落ち込みが軽い場合は、まずは太陽の光に当たってみると良いでしょう。お金がかからなくて一番良い方法なんですよ! 仕事の休憩時間に外へ出てみたり、窓のそばへ立つだけでも、目が覚めて、集中力も増しますし、気分も上がりやすいんです。なんだか気分が上がらないなぁというときは、ぜひ太陽光を浴びてみてくださいね♪

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睡眠改善に効果的な「青色光」とは?

LED電球の特殊な光は、睡眠障害を改善し、概日リズムを整えてくれる効果があります。青色発光の電球で、昼間は活動的に元気に過ごせますし、青色を取り除いた電球で、夜は寝つきが良くなっちゃいます。

多くの研究で、夜間にブルーライト(スマホやパソコン、電灯など…)にあたると、睡眠を司るホルモンであるメラトニンの分泌が抑えられることが分かっています。その他の研究では、日中にブルーライトにあたると、「注意力」や「集中力」を高められることも分かっています。なので、日中は青色光が強いライトをデスクで使用し、就寝2時間前からは青色が抑えられたライトでリラックスすると、すんなり睡眠に入れるでしょう。光によって朝晩のメリハリをしっかりつけることで、快適な生活が送れるようになりますよ♪

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美肌に効果的な「赤色光」とは?

「赤色光」は、肌を整える効果が期待できます。赤色光を出すベッドやマスク、美顔器などは、シワやたるみ、毛穴の開きを解消する効果があるとされていて、美容業界では大変注目されています。

2013年に報告された研究で、光療法にはシワの改善効果があることが報告されているんです。赤色光には抗炎症効果があり、コラーゲン生成を活性化させ、肌をひきしめ、キメやトーンを整えることができちゃうんです。

ただ、これらを試すとなったら、お金がかかってしまいますので、金額が気にならず、過度に期待を抱かないという方にのみおすすめできます。この治療法の効果はそれほど大きくはないので、他のアンチエイジングもプラスすることでより効果が実感できることでしょう。レチノール、ハイドロキシン酸、ビタミンCなどが配合されたアンチエイジングクリームがおすすめです♡

まとめ

光をうまく活用すれば快適な生活を送れる♪

いかがでしたか? 今回紹介しただけでも、光のチカラって凄いなと思った方も多いのではないでしょうか? 光をうまく用いることで、冬季うつ病、睡眠障害が改善されやすくなります。どうしても気分が上がらない、悩んでばかり、集中できない……なんて人はもしかしたら、光が足りていないのかもしれません。まずはお手軽な太陽光を浴びることから始めてみてくださいね。寒いからと室内に閉じこもってばかりだと、くらーい気分になってしまいますので、少しだけ寒さを我慢して外へ出てみましょう♪