「ストレートアイロンちゃんと使えてますか?」~ストレートアイロンの正しい使い方~
身だしなみとして、毎朝寝癖を直すためにもストレートアイロンを使っているという女性は多いと思いますが、あなたは正しく使えていますか?「巻き髪とは違い、ストレートの場合はまっすぐに伸ばすだけだから…」とささっと終わらせている人が多いのではないでしょうか。毎朝の時間に追われながらとなると、無理もないのですが、ストレートアイロンを正しく使うことで美容師さんに施術してもらった後のような理想のさらツヤストレートに仕上げることも可能です。そこで、今回はそんな理想のストレートを手に入れるためのストレートアイロンの使い方を詳しくご紹介します♡
ストレートアイロンを使う前に!
まずはストレートアイロンを使う前に、名称から説明していきます。
先端リブ
ストレートアイロンの先端部分になります。
アイロンを握っている手とは逆の手でつまむことで、髪をしっかりとプレスしながら伸ばすことができます。
すべりにくく、しっかりとつまめる様に、縦や横の溝が入っているものが多く、アイロンの熱が伝わりにくい場所なので手を添えても火傷することはありません。
プレート
熱が通る平らな板の部分です。
ここに、髪をはさんでストレートにしていきます。
ここを直接触ると火傷してしまうので、手で触れないように注意が必要です。
サムグリップ
ちょうど真ん中辺りのアイロンを握った時に親指が触れる部分です。
この部分に親指を添えることで、アイロンへの力加減をコントロールすることができます。
次にストレートアイロンを使う前に、必要な下準備についてご紹介します。
下準備その1♡ブラッシング
髪が絡まった状態で無理にアイロンを通してしまうと、ヘアスタイルがキレイに決まらないのはもちろんのこと、髪へよけいに摩擦がかかってしまい、髪が傷む原因となってしまいます。
髪の内側から丁寧にブラッシングして、髪のもつれをほぐして毛流れを整えておきましょう。
下準備その2♡ブロッキング
ブロッキングとは、美容師さんがすることが多いと思いますが、髪の毛を部分ごとにかたまりで分けることを指します。
上下左右に合計4ぐらいのエリアに分けて、クリップでとめると良いでしょう。
また、髪の量が多い方やロングの方は、6つや8つに分けるのをおすすめします。
美容師さんのように、きちんと分割したブロッキングができなくても大丈夫です。
アイロンをはさみやすく、スライドしやすい髪の量を目安に、ブロッキングできればOKです。
最初は難しいかもしれませんが、慣れれば簡単です。
自分の髪の量、長さの感覚を掴みましょう。
また、ブロッキングをすることで、一度にはさむ髪の量を調整できるので仕上がりの差がなくなります。
さらに、髪へ均一に熱があたることでツヤ感UPも望めるので、まさに一石二鳥です!
基本のストレートアイロンの使い方
下準備が終わったら、いよいよアイロンの出番です。
ストレートアイロンの持ち方を一度おさらいしておきましょう。
ストレートアイロンの正しい持ち方
持ち手部分を握ったら、親指をサムグリップに添えましょう。
サムグリップに親指の位置を持ってくることにより、プレートをプレスする力をコントロールしやすくなります。
親指の力加減でプレスする力を調整できるので、必ず正しい位置、正しい持ち方を心がけましょう!
では、ストレートアイロンを使っていきます。
ストレートアイロンの正しい使い方
①まず5㎝を目安に毛束を取ります。
(※これより多いと熱が通りにくく、逆に少ないとスタイリングに時間がかかってしまうので5㎝ごとに挟んでいくのがおすすめです。)
②毛束を取ったら、地面に対して45°の角度になるよう引き出しましょう。
③根元から3~5㎝離れたところを目安に、アイロンを挟みます。
(※アイロンで挟むときに、「パチンッ」と音がするくらい勢いよく挟むのはNGです。優しく、プレートをあてがうように挟むのがベスト!)
この①~③が基本的ですが、プラスで行って欲しいのが「アイロンスルー」という方法です。
アイロンスルーとは?
「アイロンスルー」とは簡単に説明すると、毛束にアイロンを2度通す方法です。
しっかりと伸ばす前に、アイロンを髪に軽く滑らせることで、アイロンの熱がキューティクル表面を引き締めてくれるため、表面が整うだけでなく、髪にツヤを出すことができちゃうんです。
強くプレスはせず、軽くスライドする程度に行ってください。
挟みはじめは毛先をアイロンとは反対の手で持ち、毛先に近づいたら毛束の中心部分に持ち固定することで、スムーズにアイロンスルーを行うことができるので、やったことがないという人はぜひ、挑戦してみてください♪
ストレートアイロンであまり上手くストレートヘアを作ることができないという人には、特にこの「アイロンスルー」をおすすめします。
アイロンスルーが終わったら…
アイロンスルーの後は、しっかりと髪を伸ばしていきましょう。
根元から3~5㎝離れたところを挟んだら、空いている方の手で先端リブをつかみます。
両方の手を使ってしっかり固定することで、髪へ適度なテンションをかけることができキレイなストレートに仕上がります。
ナチュラルな内巻きに仕上げたい場合
毛束を軽く引っ張りながらアイロンを通していき、毛束の中間を通り過ぎた辺りでアイロンを徐々に横に寝かせていきましょう。
こうすることで、まとまった毛先を作ることができます。
さらに、毛先5㎝ほどの位置まできたら、プレートのサイド部分を真横に向けたまま、毛束を鎖骨のほうへ持っていきます。
これによりナチュラルな内巻きが完成します♡
ストレートアイロンでやっちゃダメなこと
1ヶ所にアイロンを留める
寝癖が強い時など、うまく伸ばせないからといって、アイロンを同じ場所に何秒も当てていませんか?
髪へ過度な熱を与えてしまうのは良くありません。
髪へ大きなダメージを与える原因になってしまいます。
ストレートになりにくい時は、アイロンに挟む毛束の量を減らしてみることをおすすめします。
また、長くても2秒を目安にアイロンをスライドさせる癖をつけましょう。
同じ場所を何度もゴシゴシとスライドする
同じ場所ばかりをスライドさせるのは、髪への摩擦を増やすだけでなく、髪へ余分な熱を与えてしまうので、パサパサなダメージ髪へ近づけています。
上記のようにアイロンに挟む毛束の量を減らす工夫が必要です。
また、設定温度もやや低めにすることで髪へのダメージが少なく済みます。
まとめ さらツヤストレートを目指そう♪
簡単だと思われがちなストレートアイロンですが、しっかりとした手順を踏まないと後で痛い目を見ることになります。
美しい髪をキープするためには、ストレートアイロンを正しく丁寧に扱うことが大切です。
今まであんまり意識したことがなかったという人は、今からでも決して遅くはありません。
慣れるまでは今までの自分のやり方のほうが簡単で、正しい方法は少々面倒だと思うかもしれませんが、変えるなら今です。
毎日のさらツヤストレートを維持するため、「ストレートアイロンの正しい使い方」を始めてみてはいかがでしょうか?