「これから投資を始めたい人、貯金はありますか?」生活防衛金の貯め方

「投資を始めてみたいけど、どうすればいいのかわからない…」という方に向けて、投資を始めるにあたって、まず最初にしておいてほしいことについてお教えします。お金に余裕がない20代はいきなり投資をはじめるよりも、“生活防衛金”を貯めるべき!というお話です。自己防衛金とは何か?ということから、貯金ができない人へのアドバイスもお伝えします。これから、投資をやってみたい!という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

  1. 投資
  2. お金
  3. 貯蓄
1

今の貯金はどのくらいですか?

「皆さん、どのくらいお金が貯まっていますか?」

20代の少ない給料で、高い家賃や公共料金、食費などを差し引いたら、そんなに貯金もできないかもしれません。しかし残念ながら、まったく貯金がない状態で投資は難しいです。もし今月緊急の出費で大きなお金が必要になったら?もし貯金がない状態で投資をはじめてしまうと、予期しない出費のために一昨日投資したばかりの株を解約して現金を戻すことになり、投資でプラスどころか手数料がかかってマイナス…なんてことになりかねません。

では、投資を始める前に具体的にどのくらいの貯金をしておくべきでしょうか?

2

投資の前に必要な“生活防衛金”とは?

投資を始める前に貯めておくべきお金のことを、「生活防衛金」と呼ぶことが多いです。これは、例えばあなたが今の仕事を解雇になった時、あなたが職を見つけるまでに必要だったり、急に引っ越ししなくてはならなくなった時にやむおえず必要になるお金です。

これがいくらなのかは人によって異なるでしょう。一人暮らしをしている人は、実家暮らしをしている人より、いざというときに大金が必要になるでしょうし、あなたの生活のレベルによっても必要なお金が変わってきます。

しかし20代ならば、目安として今の給料の3カ月分で良いのではないでしょうか。3か月分もいらないという人は、2カ月分でも良いかもしれません。これくらいあれば、いまの自分の生活において、いざというときに必要なお金はこのお金で賄えます。もしあなたが月給20万なら、まず60万を貯めましょう。それくらい貯まっているというあなたは、すぐにでも投資が始められますよ♪

3

貯金ができない人へのアドバイス

「私は1円も貯金がない。貯金ができないんだ!」というあなたへおすすめしたいことがあります。もし、あなたが月給18万ほどもらっているなら、よほどの事情がない限り、一人暮らしだとしても貯金できますよ!まずは出費を見直してみてください。高すぎる家賃を払ってはいませんか?20代なら、安いシェアハウスに住むなんてのも楽しくてお得だと思います。思い切って、家賃を切り詰めてみてはいかがでしょうか?

「家賃安いところに住んでるんだけど…」という人もいると思います。それならまず、あなたは他に何にお金を使っているか、それを突き詰めてみましょう。もし、いつもお金を使い過ぎてしまうのなら、給料天引きの積み立て貯金をはじめましょう。これは、あなたが使う前に自動的に銀行があなたの給料から貯金を積み立ててくれる、ありがた~いシステムです。大手の銀行なら大抵できますし、住信SBIネット銀行でも、毎月自動的に一定額を入金してくれるシステムがあります。1万円以上千円単位で利用できるので、この積立貯金にはぴったりのサービスです。

もし1.5万円を毎月積み立てたら、1年で18万円になります。2年で36万円、3年で54万円…さらにボーナスから毎回1万円貯金できれば、3年で6万です。54+6=60万!3年で貯まっちゃうんですよ!

楽天銀行では自動的に定期預金として積み立ててくれる制度もあります。これはイオン銀行やソニー銀行でも行えるようです。定期預金なら金利もよく、おいそれと引き出しづらいのもあって、貯金苦手の人の貯金にぴったりですね。

ただ、生活防衛金は自分が引き出しやすい銀行に入れておくのが最善だと思います。緊急でお金が必要な時、すぐにお金が引き出せないのなら、意味がないですよね?そういう意味では、もし定期預金で貯めるなら短い期間の定期にして、期間満了したらあなたの使いやすい銀行口座に入金しておくのが良いかもしれません。災害時など、ネット銀行からは出金がしずらいなどのケースもあります。生活防衛金はみずほや三菱UFJなどの大手銀行、またはゆうちょなどに入れておくのがおすすめ◎

まとめ

投資を始める前に生活防衛金は必要不可欠!

いかがでしたか?投資をしたいのなら、まずは十分な生活防衛金を貯めましょう。もし、投資に興味がなくなってしまったとしても、生活防衛金があれば、今後起こりうる、不測の事態を乗り越えることができるでしょう。万が一のときに、簡単な手続きで引き出せる預貯金として確保しておくことが大切です。生活防衛金以外の貯金は、ぜひ金利の高いネット銀行などを有利に利用していきましょう。

この記事を読んでる人はこちらの記事も読んでます