“モノが多くなればなるほど、人は不幸・貧乏になる”その理由とは?
ずっと欲しかったモノを手に入れた時って、すっごく幸せな気持ちになりますよね!その気持ちをまた味わうために仕事を頑張っているという人も多いのではないでしょうか?誕生日などの記念日に買ってもらったり、お金を貯めて買ったり、ボーナスが入るまで待って買ったり…と、手に入れることに多少の困難があればなおさら嬉しいものですよね。しかし、モノが多くなればなるほど、実は不幸になることがあるんです。せっかく手に入れたモノが、なぜ不幸のタネになってしまうのでしょうか?そこで今回は、モノが多くなればなるほど不幸になってしまう、その理由を5つ紹介したいとおもいます。ぜひ参考にしてください!
モノが多くなると不幸になる理由その1「慣れてしまうから」
理由のひとつは、人はどんなことにも“慣れるから”です。どんな辛いことがあっても、逆にどんなに幸福なことがあっても、人はその状況に慣れ、日常のものにしてしまいます。日常にできるからこそ、さまざまな出来事を乗り越えていくことができるのです。
しかしそれは、同じことをしても、もはや特別ではなくなるということを意味します。たとえば、ハイブランドのメイク用品を初めて手に入れた時、とても幸せな気持ちになったのではないでしょうか?発色の良さや使い心地の快適さ、パッケージの美しさなど…、うっとりするほどすべてが素晴らしく1日中ウキウキしていたかもしれませんね♪
ところが、その後に同じブランドの同じ価格帯のメイク用品を買っても、初めての時のような幸せな興奮は感じることができなくなっているんです。同様の幸せを感じるためには、もっと高いモノ、もっと多くのモノが必要になると考えてしまっても無理はありません。幸福な気持ちは快楽物質のドーパミンが大きく影響しますが、ニューノーマルに脳がリセットされているので、同じ刺激では以前ほどの幸福感が得られないのです。
モノが多くなると不幸になる理由その2「お金がなくなるから」
幸福感が得られなくなったとき、人のとる行動は、最初の幸せを追いかけるのをやめるか、追いかけ続けるか、の2択です。もっと、もっとと追いかけて、さらに高いものや多くのモノを買えば、当然のことながらお金はなくなっていきます。そして、以前と同じでは幸せを感じることはできないので、幸せのタネがどんどん少なくなってしまいます。
買い物をし続けてお金が無くなるうえに、ちっとも幸せではないのは、もったいない話です。お金がなくなれば、他に使うこともできませんし、旅行や勉強、楽しいイベントへの参加もできなくなってしまいます。モノがあふれるばかりでお金がないことは、決して幸せではありません!
モノが多くなると不幸になる理由その3「狭くなるから」
部屋にモノがあふれれば、部屋はどんどん狭くなっていくでしょう。クローゼットに収まりきらない服が窓際にかけられ、靴箱が玄関先に積上げられ、食品や飲料が箱ごとテーブルの下に詰め込まれ…、といった状況では、ゆったり過ごす気分にはならないのではないでしょうか?
自分がコントロールできることは決して多くありませんが、だからこそコントロールできることはしっかりしたいものです。部屋の管理もそのひとつ。自分が快適に過ごせる環境を整えることは、幸せな暮らしの大切な要素だと思います。
貧乏な人の家の中にはモノが多く、クローゼットにも着ない洋服や使わないバッグが詰め込まれているのをよく見ます。多くのモノは、持ち主を不幸で貧乏にしかねないということをお忘れなく!
モノが多くなると不幸になる理由その4「必要な時に見つからないから」
部屋にモノがあふれていて身動きもままならない状態では、必要なときに必要なモノが見つからないことがよくあるでしょう。実際、モノにあふれていなくても、ハサミやメガネが行方不明になることは多くの方が経験していると思います。それが、モノがあふれた部屋では頻発してしまうのです…。
この辺にあったはず!、と思いながらモノをかき分けて探す時間は、できるだけ少なくしたいものです。あえて厳しいことを言えば、モノ探しは時間の無駄、何の生産性もありません。元からモノが少なければ管理もしやすく、すぐ見つかることでしょう。持っていなければ買うなり借りるなりすればよいのです。
本当のお金持ちは、高級品は持っていますがモノは整理されています。管理が簡単だし、余計なモノを買うことが減るので、支出を減らすことができます。使わずに済んだお金は、他のことに有意義に使えるというわけです。
モノが多くなると不幸になる理由その5「忙しくなるから」
多くのモノの山から魔法のように必要なモノを取り出す強者もいます。そんな人なら、多くのモノの所有で幸せになっているのでしょうか?もちろん幸せは、とても個人的な感覚なので外から伺い知ることはできません。ただ、多くのモノの所有は、幸せを遠ざけてしまう可能性が高いと言わざるを得ません。
不幸になる最後の理由は、“忙しくなるから”です。必要なモノがいざという時に見つからなくて時間を浪費するだけではなく、管理やメンテナンスそのものに、時間というコストがかかることを忘れていませんか?どんなモノにも用途があります。しっかり役に立てるためには、実は買ってくるだけでは不十分です。服ならシワにならないように保管して、適切なタイミングでクリーニングをします。靴や傘は乾かして保管、食品や飲料は賞味期限内に使い切ります。充電コードなどは断線を防ぐために折り曲げないように。電池にも使用期限があります。
メンテナンスができる範囲で所有する、と考えれば、おのずとモノが増えすぎるということは避けられます。そして、使う時にはいつもベストコンディションでいられます。そんな快適な暮らしが、幸せを呼び込むのではないでしょうか。
まとめ
モノの多さ=幸せではない
いかがでしたでしょうか?昭和の時代の高度成長期では、モノを持っていることが豊かさの象徴でした。しかし、今は令和の時代。モノにあふれることは、かえって幸せを遠ざけてしまいます。お金はモノを買うためだけに使うのではありません。経験や勉強、投資など、視野を広く持って“生きたお金”の使い方ができるようになると、幸せもお金もたくさん舞い込んでくることでしょう。