赤ちゃん・小さな子供たちにお年玉をあげる? その相場やマナーを調べてみました

2023年のお正月は、久しぶりに実家に帰省したという女性も多いのではないでしょうか。久しぶりに両親や親戚と会ってみたら、子供が産まれていたなんてこともあったと思います。でもふと思いますよね、赤ちゃんや小さな子供にお年玉をあげるべきなのだろうかと。今さらになってしまうかもしれませんが、赤ちゃんや幼児にお年玉をあげるケースやその相場について、解説します。

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お年玉は何歳からあげたら良いの?

お年玉をいつからあげるのか、その年齢には、正式な決まりはありません。
赤ちゃんや幼児はまだお金の価値を十分に理解できないため、お年玉をあげるのは「幼稚園や小学校に上がってから」としている人も多いかもしれませんね。

また、幼いうちはお金ではなく、品物をプレゼントするのも良いでしょう。
何歳からあげるかことにするか、あげる場合の金額はどれくらいにするかは、親戚同士で話し合って決める人もいるようです。

それでは、赤ちゃんや幼児にお年玉をあげる場合、どれくらいの相場で準備すればよいのでしょうか。
0歳から3歳までと、3歳から5歳までに分けて、それぞれ考えてみます。

まず、0歳から3歳の乳幼児へのお年玉の相場についてです。
幼い時期はまだ物心がついておらず、お金の価値や意味を理解することはできません。
そのため、そもそもお年玉はまだ早いと考えて、お年玉をあげないことが一般的です。

どうしてもお年玉を渡したいという場合には、500~1000円程度の少額が相場となります。
お年玉を渡す時は、乳幼児本人に直接手渡すのではなく、両親に渡すのが無難です。

次に、幼稚園入園から小学校入学前までの、3歳から5歳までの幼児の場合です。
これくらいの年齢になると、お年玉の金額はやや増えて、1000~2000円程度が相場になります。
子供に渡す時は、紙幣ではなく、500円玉など硬貨で渡すほうが喜ばれることもあります。

幼児にお年玉を渡すかどうか、渡す場合はいくらにするかを決めるポイントは、その子と自分との関係性です。
甥や姪といった親戚や孫にあげる場合は相場に沿うと良いでしょう。
普段から親しい間柄ならば、相場プラスアルファくらいの金額をあげると喜ばれると思います。

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現金以外に渡して喜ばれるプレゼント

お年玉として現金を渡さない場合には、代わりにプレゼントを贈ると喜ばれます。
どんなものを選んだらよいのか、具体的にアドバイスします。

〇絵本
子供の読み聞かせに使える絵本は、定番の人気アイテムです。
親戚の子供などに贈るのであれば、すでに持っている絵本はどんなものなのか聞けたら、かぶらなくて済みますね。
絵本は対象年齢で分かれているので、贈る子供の年齢に合った絵本を選ぶことがコツです。

〇おもちゃ
おもちゃは、もっとも多くの子供に喜ばれる贈り物です。
その子がどんな遊びやキャラクターが好きなのか、どんなものを今欲しがっているのかなどを、その子の両親に聞いてから選べば、きっと喜んでもらえるでしょう。

〇靴下
お年玉をあげるのは1月なので、すぐに使いやすい実用的な靴下を贈るのも良いですね。
上質な素材ものや子供が好きなキャラクターものなど、好みに合いそうなものを選びましょう。

〇お菓子
小さな子供なら、お菓子のプレゼントもとても喜ばれます。
お正月らしい和風のお菓子やいろいろなお菓子を詰め合わせたものなど、見た目から華やかなお菓子を選ぶと良いですね。
ただし、あげる前に食べ物のアレルギーがないかどうか、両親の方針を確認しておくことが必要です。

〇図書カード
書店で好きな本を購入できる図書カードも素敵な贈り物です。
乳児には読み聞かせ用の絵本を両親に購入してもらったり、自分で選べる年齢になったら、自分で本を選んでもらったりしても良いですね。

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お年玉をあげる時のマナーを確認しておこう

お年玉をあげる時のマナーについても、知っておくと良いですよ。
お金の入れ方やかける言葉などのマナーを守って、新年のスタートを気持ちよく始められるようにしてくださいね。

まず、何も包まずに、お金をむきだしのまま、お年玉を渡すことは避けてください。
お年玉を渡す時は、ポチ袋に入れるのが基本です。
ポチ袋とは、お年玉や御祝儀などを入れる紙の小さな袋です。

表面に「お年玉」「おとしだま」と書かれたものは、お年玉にしか使えません。
空いたスペースに、「○○へ」などと渡す相手の名前を書くと、なおグッドです。

ポチ袋が用意できたら、お金をポチ袋に入れます。
通常、ポチ袋は小さなサイズなので、紙幣は折りたたまなければ入りません。

紙幣の折り方は、まずお札を表にして置き、左側の3分の1を中心にかぶせるようにして内側に折ります。
次に、右側の3分の1も中心にかぶせるようにして内側に折ったら完成です。

三つ折りができたら、上下が逆にならないように気をつけてポチ袋に入れます。
硬貨を入れる場合は、硬貨の表が正面に来るようにして入れましょう。

それから、あなた自身の身内に不幸があり、服喪期間である90日の間にお正月を迎える場合も注意が必要です。
喪中であれば、正月飾りやお節料理など、お年賀に関係することは行いません。

また、喪中の相手にもお年玉をあげないのが一般的ですが、子供が毎年楽しみにしているため、お年玉だけはあげたいという場合もあります。
そんな時は、「おめでとう」などの言葉は避けて渡すようにします。
ポチ袋の表面に「お年玉」ではなく「お小遣い」と記載するなど、配慮を欠かさないようにしてください。

まとめ

子供たちに渡したいと思う気持ちが一番大切

お年玉はその1年、子供たちが元気に楽しく過ごせるように、という意味合いがあります。
こうした気持ちを込めて、相手に喜んでもらえるのが何なのかを考えて贈ると良いと思います。

赤ちゃんや幼児に渡す場合は、まず両親の意向を確認することも大切です。
マナーにも気を配りながらお年玉を準備して、子供たちに渡しましょう。

もちろん、子供たちにお年玉をあげたいと思う、あなたの気持ちが一番大切です。
その気持ちがあれば、子供たちにも両親にも、きっと喜んでもらえると思いますよ☆