カラコンで目が痛くなる人必見!~カラコンの正しい知識~

カラコンを着用していると、なぜか目に違和感や痛いと感じる…という経験がある人は多いのではないでしょうか。でも我慢して放置しているという方も多いのでは?しかし、カラコンの違和感や痛みを無視して使用続けてしまうと…最悪の場合、失明してしまう恐れもあるんですよ!そこで今回は、目が痛い時に考えられる原因やその対処法についてご紹介します。カラコンは直接目に触れるものなので、痛みの理由を知って不安を解消させてくださいね。

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はじめてカラコンを装着した時に痛みを感じた場合

レンズサイズが合っていない

カラコンのレンズサイズが大きすぎると、酸素が通りにくいなど、瞳に負担がかかり、痛みを増幅してしまうおそれがあります。カラコンのレンズの直径を表すのは「DIA」という数値です。はじめてのカラコンを選ぶときには、パッケージや販売サイトでDIAを確認し、自分の瞳に適したレンズサイズのカラコンを選びましょう。

ベースカーブが合っていない

レンズのカーブの具合を表す数値をBC(ベースカーブ)と呼びます。ベースカーブが合っていないと瞳にフィットせず、カラコンを装用してもずり落ちてくるような不快感が生じます。無理して装用を続けると眼球が傷ついてしまう恐れも。カラコン購入前には、必ず眼科で自身の眼球のカーブを計測し、自身にあったBCのレンズを購入しましょう。

含水率が合わない

ソフトコンタクトレンズには水分が含まれており、その水分量をパーセンテージで表した数値を含水率と呼びます。含水率の高いレンズはつけ心地が良い反面目が乾きやすく、低いレンズは乾燥しにくい代わりに酸素を通しにくく、ズレなどが生じやすいという特徴があります。痛みが生じた場合は含水率が高すぎる、もしくは低すぎる可能性があります。含水率の相性は人によりさまざまなので、自分に合う含水率のレンズを探すことをおすすめします。

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いつも使っているレンズで痛みを感じた場合

レンズが汚れている

汚れたレンズを装用していると、瞳がゴロゴロして痛みを感じることがあります。レンズ汚れの原因として考えられるのは、タンパク質や脂質、ほこりなど…。さらにメイクをしている人は、装用時にマスカラやファンデーションがレンズに付着し汚れてしまうこともよくあります。特に2weekやマンスリータイプのカラコンは、装用後に必ず洗浄液でレンズの汚れを洗い流し、清潔に保てるようケアしましょう。また、メイクはカラコン装用後にするよう心がけましょう。

レンズの裏表が間違っている

カラコン初心者さんや、急いで装用した時に起こりやすい痛みの原因がコレです。レンズの裏表が逆になっていると、レンズがうまく瞳にフィットせず痛みが生じます。本来、レンズはきれいなお椀型。裏返しのときは外側が反ったような形状になります。カラコン装用前に、レンズを指にのせて形状を確認するだけで、裏表のつけ間違いをぐっと減らすことができます。未開封のカラコンでも、ごくまれにパッケージのなかで裏表が逆になってしまっている場合があるので、装用前には必ず裏表が正しいかをチェックする必要があります。

目が乾いている

カラコン装用による目の乾燥も、痛みの原因のひとつ。長時間カラコンを装用し続けると、レンズが乾いてきます。乾いたレンズは涙を吸収して、それによって目の乾燥を引き起こしやすくなります。有効な対策としては、長時間の装用をさけることです。決められた装用時間を守ることは、乾燥などの瞳のトラブルを防ぐことにつながります。また、目薬も乾燥をやわらげてくれるので、目が乾きやすい人はこまめな点眼がおすすめ。その際には、必ずコンタクト用目薬を使用しましょう。

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カラコンを外す時に痛みを感じた場合

レンズが乾燥している

長時間カラコンを装用しているとレンズが乾燥してしまい、目に貼りついてうまく外すことができず、痛みを生じることがあります。その場合は、コンタクト用の目薬を点眼するか、しばらく目を閉じて自分の涙で瞳を潤すことで、乾燥が軽減し痛みもなくなります。

爪を立ててしまっている

カラコンを外す時に爪を立てると、眼球に当たり痛みが生じます。さらに、カラコンが上手く外せなかったり、レンズに傷が付いたりとトラブルを引き起こす原因にもなります。カラコンの着脱の際には必ず指の腹を使い、やさしく扱うのが基本です。瞳もレンズも傷つけないように注意しながら、丁寧に外してくださいね!

手が汚れている

手が汚れた状態でカラコンに触れると、レンズや瞳にその汚れが付着し痛みの原因となります。さらに、レンズに汚れや雑菌がついてしまうと、痛みだけでなく眼病を引き起こすリスクも上がります。カラコンを外す前には必ず石鹸で手や指をよく洗い、ホコリのつきにくいタオルで水けをとり、手を清潔な状態にしてからレンズを触るようにしましょう。

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カラコンを外した後に痛みを感じた場合

目が乾燥している

カラコンを装用していると、レンズの水分を保つため瞳が乾燥してしまいます。そのため、長時間カラコンを装用すると、レンズを外した後も痛みや違和感が生じてしまう可能性があります。意識的にまばたきの回数を増やすことで、目の乾燥を防ぐことができます。また、うるおい成分の配合された目薬の点眼も有効◎

汚れが残っている

レンズに付着した汚れや、外す際に手についていた汚れが瞳に残ってしまうのも、痛みが生じる場合に考えられる原因のひとつ。ゴミが入ると、ゴロゴロとした違和感で目を開けるのが痛く、涙が出てきます。しばらくするとその涙とともにゴミがとれ痛みが引く場合がほとんどですが、ゴミが取れない場合には目薬をさし、濡れた綿棒で取り除くなどしましょう。

角膜に傷がついている

前述した理由に当てはまらず、カラコンを外してから時間が経ってもしばらく痛みが続く場合には、角膜に傷がついている恐れがあります。瞳の酸素不足などにより発症する「点状表層角膜症」など、カラコンによる瞳のトラブルはさまざまなものがあります。悪化するとカラコンの装用ができないだけでなく、最悪の場合、失明の恐れもあります。カラコンを外したあとも痛みや違和感が長く続くようであれば、すぐに眼科を受診しましょう。

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カラコンを快適に利用するためのポイント♡

ポイント① 日々のケアを心がける

カラコンによる痛みを防ぐためには、常に清潔に保つことが大切。ワンデータイプは毎回新しいレンズを使用できますが、2weekやマンスリータイプは装用期間内に毎日同じレンズを使うため、洗浄液などで毎日のケアが必要となります。レンズは丁寧に、正しく扱ってくださいね。

ポイント② レンズを触るときは手を洗う

カラコンによる痛みを防ぐためには、常に清潔に保つことが大切。ワンデータイプは毎回新しいレンズを使用できますが、2weekやマンスリータイプは装用期間内に毎日同じレンズを使うため、洗浄液などで毎日のケアが必要となります。レンズは丁寧に、正しく扱ってくださいね。

ポイント③ 目薬などで目の乾燥を防ぐ

カラコンを装用していると、レンズが瞳の水分を吸収するため、どんどん目が乾燥してしまいます。目の乾燥は、痛みやゴロゴロとした不快感、さらに眼病といったトラブルを引き起こす原因のひとつです。定期的な目薬の点眼を習慣づけることで、目の乾燥を防ぎましょう。また、カラコン装用時に点眼する場合には、必ず防腐剤無添加の「コンタクトレンズ専用目薬」を使用してくださいね!

まとめ

カラコンは必ず清潔な状態を保とう!

カラコン装用時の目の痛みは、レンズを正しく丁寧に扱うことで防げる場合がほとんどです。レンズも瞳も、常に清潔な状態を保てるよう心がけるのがポイントです。正しく清潔にカラコンを使用していても違和感がある場合には、眼病などのトラブルの可能性を疑いましょう。不安に感じることがあれば、すぐに眼科を受診したほうが良いでしょう。