家計のために知っておきたい「リボ払い」のメリットとデメリット

みなさんは「リボ払い」を使ったことがありますか?毎月のお支払い金額をあらかじめ設定できるリボ払いは、クレジットカードの支払い方法のひとつとして多くの方がご存知だと思います。しかし、その中身までしっかり把握している方は決して多くはないのが現実。あまり多くを知らないのにリボ払いを選んでしまうと、大きな落とし穴にはまってしまう可能性もあります。そこで今回は、リボ払いについて詳しく紹介していきたいと思います。リボ払いを選ぶかどうかの判断材料として、ぜひ使ってみてください。

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「リボ払い」ってどんな仕組みなの?

リボ払いは、正式には「リボルビング払い」と言い、簡単に説明すると、毎月の返済額の上限を定めて一律にする返済していく方法です。
分割払いとの違いは、着目している点が「返済額」なのか、それとも「返済回数」なのかという点です。

分割払いだと3回払いなど支払回数が決まっていますが、返済額は購入した商品やサービスにより変化します。
一方、リボ払いでは返済額が一律になります。

実は、リボ払いにもいくつかの種類があります。
代表的なものが「元金定額リボルビング方式」「元利定額リボルビング方式」の2つ。

これらの違いは、前者の「元金定額リボルビング方式」では、元金を一定にするため、徐々に毎月の返済額が減っていきます。
一方、後者の「元利定額リボルビング方式」では、返済額を一定にするので返済期間がグッと延びます。
リボ払い自体の種類の違いだけでも、返済総額や返済期間に違いが発生するので、契約する場合はしっかりと確認しておきましょう。

また、リボ払いでは毎月の返済額を一律にできるため、手元にお金がない時でも利用しやすいという点が最大のメリットだと思います。
このメリットがあることが、支払方法の中でも一定の人気を持つ理由なのでしょう。

「リボ払い」が望ましくないと言われる理由

リボ払いは望ましくない返済方法だという声もチラホラ…。
その理由として、まず一番に挙げられるのが、「金利(手数料)」です。

リボ払いは返済方法であり、返済の前には必ず「借入」があります。
借入と言えば、クレジットカードやカードローンが有名ですよね。

こうした借入には必ず「金利」が発生し、それは支払方法によって左右されるものではありません。
もちろん、リボ払いでもこの金利が発生することになります。
その結果、返済総額が多くなってしまい、家計を圧迫するなどの弊害を生じさせてしまうこともあるのです。

また、返済総額が増えれば「返済期間」にも影響が出ます。
リボ払いでは毎月の返済額を一律にするので、返済総額が多くなれば返済期間も延びるのは当然です。

さらに、完済していないにもかかわらずカード決済を利用してしまうと、返済総額はますます増えていきます。
結果として、なかなかリボ払いが終わらないという状況が長きにわたって続いてしまうのです。
永遠に借金があるような状態ですね…。

また、利息分すら支払いがままならない状況になる可能性もあります。
そうなると、返済はほぼ困難であり、何かしらの法的手段を取る必要も出てきてしまいます。
あくまで、これは最悪のケースですが、このような結果が起こらないとも言いきれないのが恐ろしい点でもあります。

以上の説明から分かるように、マイナス面を考えてしまうと、あまりリボ払いはおすすめできません。

まとめ お金の管理がしっかりできるという自信のある方のみ、おすすめできる!

支払う額が毎月同じで、手元にお金がない時でも欲しいものが手に入るという、最大のメリットにしか目を向けていないと、痛い目を見てしまいます。

今回説明したデメリットも踏まえた上で、お金の管理がしっかりできるという自信のある方は、リボ払いを利用しても良いでしょう。
その際は、残高をきちんと把握して、増え過ぎないように十分注意しましょう。

また、多くのクレジット会社では会員専用のWebページが設けられていて、登録すればネット上で利用明細が確認できます。
ネット上で細かくチェックすることもお忘れなく!

あくまでも「ご利用は計画的に」です。

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