「マイナンバーカードって作ったほうが良いの?」メリットや取得方法をご紹介!

「マイナンバーカード」をあなたは持っていますか?まだ持っていないけど、そろそろ取得を考え始めている人も多いはず。これまでやや忘れられていた感もありますが、政府の新型コロナウイルスに対する経済対策として支給された、一律10万円の「特別定額給付金」を受け取るために必要だとして、急遽その存在がクローズアップされたこともありましたね。ですが、普及率はまだまだで、国民全体の半分以下なんですよ。普及が鈍い理由としては、マイナンバーカードについてどのようなものなのか、実はよく分かっていない…という人が多いからなのではないでしょうか?そこで今回は、そもそもマイナンバーカードが何のために作られたのか?ということから、マイナンバーカードを持つメリットや、取得方法まで分かりやすくお伝えしたいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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「マイナンバーカード」ってどんなもの?

「マイナンバーカード」とは、マイナンバー(個人番号)が記載された顔写真付のICカードのことです。「マイナンバー」とは、平成27年10月以降、住民票のある全ての人に、市区町村から郵送された「通知カード」に記載された12桁の個人番号のことです。(令和2年5月25日以降は、通知カードではなく「個人番号通知書」が郵送されています。)このマイナンバー(個人番号)は、総務省が導入した「マイナンバー制度」に必要な番号です。

「国民の利便性向上」「行政の効率化」「公平・公正な社会の実現」これら3つを円滑に行うためには、本人確認やプライバシー保護が重要になります。そのため、通知カードや個人番号通知書とは違い、マイナンバーカードは、顔写真付のICカードになっているのです。

平成28年1月から、マイナンバーカードの交付が開始されましたが、国民全体の普及率は40%未満(2021年8月現在)と、まだそれほど普及しているとは言い難い状況です。そのため、マイナンバーカードの取得手続きを行った人に、マイナポイントを付与するサービスや、芸能人を起用してテレビCMなどで積極的に宣伝活動をしているんですよ!

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マイナンバーカードを持つメリットは?

①マイナンバーの証明になる
当たり前ですが、自分のマイナンバー(個人番号)を証明できます。マイナンバー制度が導入され、就職や転職、出産育児、病気、年金受給、災害など、いろんなシーンでマイナンバー(個人番号)の提示が必要になります!

②本人確認書類として使える
行政に関する手続きだけでなく、金融機関での口座開設、民間企業の会員になる、ショップメンバーに入会するなど、運転免許証や健康保険証などと同様に、本人確認書類として使えます。マイナンバーと本人確認の両方が必要な場合は、これ1枚の提示で済ませることができます◎

③各種証明書をコンビニで取得できる
市区町村の窓口でしか取得できなかった住民票の写しや、印鑑登録証明書などの各種証明書を、コンビニに設置してある端末機械で簡単に取得できます。市区町村の窓口に比べ、コンビニは店舗数も多く、時間帯も長いのでとても便利ですよね♪

④オンライン申請に使える
子育てに関すること、確定申告(e-Tax)、年金(ねんきんネット)などの手続きや申請がオンラインでできます。「マイナポータル」というサイトにログインすれば、それらの手続きや申請だけでなく、あなたの税金や年金、健康保険証の使用歴、予防接種歴なども確認することができるんですよ!

⑤多目的カードになる
マイナンバーカードとしての役割だけでなく、公務員の身分証明証や職員証、民間企業の社員証や入退社管理カード、健康保険証、印鑑登録証、図書館利用証など…、多目的に使えるカードとしての整備が整いつつあります◎

⑥オンライン取引に使える
金融機関のオンラインバンキングなどの取引で電子証明書として使えます。インターネット上での不正アクセスが多発する中、行政機関だけでなく、民間企業でも個人認証などをより安全に迅速に利用できるようにするためです。

⑦マイナポイントがもらえる
2021年4月までにマイナンバーカードの取得手続きをした人、もしくはすでにマイナンバーカードを持っていた人がマイナポイント付与サービスの対象者でした。対象者は、2021年12月末までにチャージする、もしくはそのポイントで買い物することで、上限5,000円分のポイントを受け取ることができます。

しかし、マイナンバーカードの普及率が伸び悩んでいるため、今後もしかするとマイナポイント付与サービスの第2弾を行う可能性も高いです。なので、マイナンバーカードの取得を考えている人は、今後の情報をチェックしておくことをおすすめします!

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マイナンバーカードの作り方

①申請手続き

・窓口申請
市区町村のマイナンバーカード専用窓口で手続きします。本人確認書類が必要です。写真はその場で撮影してくれるので必要ありません。

・郵便申請
簡易書留で届いている「個人番号カード交付申請書」に記入し、顔写真を貼ってポストに投函します。

・オンライン申請
パソコンやスマホから、申請用webサイトにアクセスし、必要事項を入力し、顔写真を添付して送信します。

・まちなか申請
まちなかに設置してある証明写真機のタッチパネルから「個人番号カード申請」を選択し、お金を入れて顔写真を撮影し、画面の案内に従って送信します。

②カードの受け取り

申請から約1か月後、市区町村から「交付通知書」が郵送で届きます。その通知書、通知カード、本人確認書類などを持って、交付通知書に記載された交付場所で、暗証番号を設定した後、マイナンバーカードを受け取れます。

③有効期間
カードの有効期間は、20歳以上は、発行日から10回目の誕生日まで。20歳未満は、発行日から5回目の誕生日までです。(20歳未満は容姿の変動が大きいとの理由)また、電子証明書の有効期限は、5回目誕生日までとなっています。

まとめ

マイナンバーカードはデジタル時代のパスポート

マイナンバーカードについて、お分かりいただけたでしょうか?マイナンバーカードは、デジタル時代のパスポートと言われているので、今後も利用範囲は広がっていくでしょう。情報の管理や紛失のリスクなど不安な面もありますが、「持っていたら便利♪」というシーンは増えていきそうですね!また、政府のマイナンバーに関連する方針発表があると、カードの申請が込み合い、取得に時間がかかってしまうかもしれません。スムーズに申し込みができるよう、今後も動向をチェックしながら、検討してみてくださいね!

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