Let’s 腸活♪美腸を手に入れるための方法

近年、腸内環境を整えて健康なカラダを手にいれる“腸活”が話題ですが、あなたも聞いたことはありませんか?腸内細菌の生態系や状態のことを、腸内の細菌を顕微鏡でみるとお花畑に見えることから、お花畑と意味する「フローラ」をつけて、「腸内フローラ」とも呼ばれています。日頃から、発酵食品を積極的に取り入れ、腸を整えることを意識した食生活を送っている方も増えてきていることでしょう。実際に、遺伝子解析の発達によって、腸内細菌が私たちのココロとカラダにとって、さまざまな健康効果をもたらしてくれていることも分かっています。そこで今回は、ますます注目が高まっている腸活について、改めてそのメリットと食生活における重要な3つのポイントについてご紹介したいと思います!ぜひ参考にしてみてくださいね♡

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腸を整えるメリットは?

私たちのカラダの構造は、例えるなら“ちくわ”の構造です。焼き目の部分が皮膚だとすると、穴の部分が口から肛門までの消化器官です。つまり、皮膚と腸はつながっているということです。だから、腸の不調はお肌にサインとして現れやすいのです。吹き出物が出たり、かゆみがでたり、「なんとなくお肌の調子が良くないな…」と感じるときには、ぜひお通じの状態にも意識を向けてみてください。そういえば、「便秘気味だった!」や「お通じの状態がよくない!」など…、腸の不調が隠れているかもしれません。お肌の調子を整えるには、適切なスキンケアと腸のケアをセットで行うのがベスト!

さて、腸を整えることで得られるメリットは、美肌だけではありません。最近の研究により、腸内細菌が私たちにさまざまな健康効果をもたらしてくれていることが分かってきました。アレルギーの予防や改善、精神的な健康、ダイエット効果などうれしいメリットがたくさん♡ぜひ、腸活をあなたの生活習慣に取り入れて、良い腸をキープするようにしましょう!

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良い腸ってどんな状態?

良い腸とはいったいどのような状態なのでしょうか?それはズバリ、「腸内細菌のバランスが良好」であること!理想的なバランスは、善玉菌が2割、悪玉菌が1割、優勢な方につく日和見菌が7割と言われています。日和見菌が善玉菌を応援してくれるためにも、腸内環境を善玉菌優勢にしておく必要があるわけです。

ちなみに、腸内にはどのくらいの数の菌がいるかご存知でしょうか?実は、1,000種類、100兆個、重さにすると1〜2kg…つまり、500mlのペットボトルだと4本分にも相当するんですよ!膨大な数すぎで想像するのも難しいですよね。

では、自分の腸がどんな状態かを確認するには、どうしたらよいと思いますか?それは、やはり“お通じ”のチェックが一番良い方法です。あなたの便は“美便”でしょうか?“美便”とは、スルッとでるバナナ1〜2本分の便のこと。異臭がせず、黄土色でプカッと浮くなどのポイントもあります。そして、毎日出る便こそが、美便といえるでしょう!ぜひ、あなたも毎日の便をチェックしてみてくださいね。お肌のチェックだけでなく、カラダからのお便りチェックも毎朝の習慣にしていきましょう♪

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良い腸ってどんな状態?

腸を整えるため、善玉菌を応援するためにはどんな食品を取り入れていくのがよいのか、腸内細菌を育てる“育菌”を含めた腸活を3つのポイントでお伝えします!

①応援する食品「プロバイオティクス」

「プロバイオティクス」とは、腸で良い働きをしてくれる細菌や酵母のこと。プロバイオティクスが含まれている食品は何か分かりますか?それは発酵食品です!具体的には、ヨーグルトや甘酒、乳酸菌飲料、ぬか漬け、味噌、キムチ、納豆など…。

そこでオススメしたいのが“お味噌汁”です。具沢山のお味噌汁なら不足しがちな野菜も摂れて一石二鳥♪夜、多めに作って朝食に一杯いただけば、“温活”にもなり、冷えやすい女子にはとっては、一石三鳥でもあります。そして、せっかく取り入れるのなら、昔ながらの製法で作られた“本物”の発酵食品をチョイスしましょう。プロバイオティクスの健康効果を得られることはもちろんのこと、何よりも美味しいのでやみつきになること間違いなし♡

②育てる食品「プレバイオティクス」

腸内環境を整える上で、プロバイオティクスと両輪で大切なのが「プレバイオティクス」です。プレバイオティクスとは、自分の腸内細菌のエサになって、細菌の増殖を促してくれる食品で、食物繊維やオリゴ糖などが該当します。特に腸内のお掃除役でもある食物繊維は積極的に摂りたい食品の一つです。しかし、残念ながら食生活の変化により目標値に達してない人がほとんどなんですよ…。

成人女性の場合、食物繊維の目標とされる1日の摂取量が18gに対し、平成25年「国民栄養・健康調査」によると13g程度した摂取できていないことが分かっています。便通を良くするため、そして、腸内細菌のためにも、ひじきやきんぴらごぼうなど食物繊維の多い食材を使ったお惣菜を、できれば毎食一品加えるようにすると良いでしょう!

③善玉菌を守るためにできれば避けたい食品

毎日プロバイオティクスやプレバイオティクス食品をたくさん摂っていても、同時に揚げ物などの脂っこい食事や甘いもの、スナック菓子など…、脂質が多く食物繊維が少ない食事を食べていたら、せっかくの努力も報われません!なぜなら、これらの食品は悪玉菌の大好物だからです。なので、お肉を食べるときは、食物繊維たっぷりの野菜も一緒に食べるよう心がけてください!

避けたほうがよい食品に意識を向けることで、腸内細菌を応援する食品、育てる食品をプラスして取り入れようと意識改革できるはずです!

まとめ

今は“育菌”の時代!

腸内細菌の重要性が定着するにつれて、菌の世界はますます注目度が増してきています!最近では、育菌は腸だけではなく、お肌や女性のデリケードゾーンのケアにも使われているんですよ。むやみに除菌ばかりしないで自身のもつ常在菌と上手く付き合うお手入れ方法は、“育菌”ケアと言われ注目されています。腸内ケアも外から菌を取り入れるだけでなく、自分の菌をいかに育て、活用できるかが、新しい腸内ケアのポイントになるでしょう!今回ご紹介した内容を参考に、あなたも腸を意識して生活することを始めてみてはいかがでしょうか。“腸活”をお手軽に始めるには、漢方を試してみるのもおすすめです♪

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