インチキ占い師がよく使う手口を暴露! 引っかからないようにご注意を

世の中に占い師は数多くいますが、その中には本当に当たる訳ではなく、当たったと錯覚させている占い師も一部に存在します。そこで今回は、占いが当たっているように感じるのはなぜか、当たったと錯覚させるカラクリについて解説します。インチキ占い師に引っかからないように、気をつけてくださいね。

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占いで当たると錯覚させるからくりとは

占いが当たっているように感じる理由は、次のようなからくりが考えられます。

1つ目は、心理学を生かした会話やテクニックです。
心理学を学んでいる占い師も多く、鑑定でも心理学を応用した会話やテクニックを用いることで、まるで占いが当たっているかのように思わせていることがあります。

特に対面型の占いでは、心理学に基づいたテクニックが生かしやすく、占い師が自分のことをすべて理解しているように感じてしまうこともあります。

しかし、これはあくまでも錯覚させるテクニックであり、本当に当たるとは限りません。

2つ目は、占い師が経験によって相談者の傾向を把握していることが挙げられます。
鑑定歴の長い占い師は、非常に多くの相談を経験しているため、相談者の悩みの内容や、どのようなアドバイスを求めているかの傾向を知り尽くしています。

そのため、相談者の傾向に合わせた答え方をすることで、本当に当たったように思わせることができます。
豊富な経験を活かした鑑定ですから、実際に当たっていることもあります。

3つ目は、悩んでいる時は占いの結果を信じてしまうということです。
人間が真剣に悩んでいるときは、精神的に弱っている状態となります。

そんな時は他の人に悩みを理解してほしい、解決する方法を教えてほしいという気持ちが強くなるため、占いの内容も信じてしまいやすいです。

4つ目は、良い結果が出るまで、占いを受けていることです。

一度占いを受けても、その結果に不安を感じたり、満足できなかったりすると、自分が納得できる鑑定をしてもらえるまで、何人もの占い師に相談する女性がいます。

そうしていると、いつか自分が満足いく鑑定をしてくれる占い師に出会うことになり、占いが当たったように思い込んでしまいます。

ただし、例え自分にとって良い結果だとしても、本当に当たっているとは限りません。

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インチキ占い師がよく使う4つの手口

続いて、インチキ占い師がよく使う、占いが「当たる」と錯覚させるテクニックを紹介します。

①コールドリーディング
話術の1つで、即興で相手の感情を読み取り、言い当てることで信頼を獲得するという心理学的テクニックです。

まずは占い師が、誰にでも当てはまるような質問をします。
それに対して、相談者は驚いたり同意したり、肯定的な反応を示します。

その感情を巧みに読み取った上で、もっともらしいことを重ねて言えば、相談者は「占いが的中した!」と思い込み、占い師を信用し始めるという訳です。

・誰にでも当てはまることしか言わない
・会話の中で引き出した情報しか知らない


このような占い師は、コールドリーディングを悪用している疑いが濃厚です。

②バーナム効果
星座占いや血液型占いなどで、個人の性格を診断するかのような準備行動が伴うことで、誰にでも該当するようなあいまいで一般的な性格をあらわす記述を、自分、もしくは自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象です。

コールドリーディングでは、これを巧みに利用します。一見的を射ているように見えて、実は誰にでも当てはまることを述べているだけなのです。

人間とは、それぞれ複雑な内面を抱えており、ひと言で人柄を説明することなんて本当は不可能。
「大ざっぱだ」と言われたらそれも正解で、「神経質だ」と言われたらそれも正解。それなのに、自分のことを言い当てられたと錯覚してしまいます……。

バーナム効果は、発言者が権威のある人間だったり、ポジティブな内容だったりすると、効果が高まるというのが研究で分かっています。
つまり、やたら権威をアピールする占い師、いいことばかり言う占い師は、このバーナム効果を悪用していると考えられます。

③ストックスピール
バーナム効果を利用した会話テクニックであり、コールドリーディングの一種。

一見誰にでも当てはまる質問の中でも、あたかも本質を突くようなことを言い、相手を「ギクッ」とさせることによって、信頼を勝ち取ります。

「あなたは今、仕事で悩みを抱えていますね?」「人間関係で苦労されているでしょう?」なんて、あたかも占いで出た結果のように言われたとして、こんなの誰にだって当てはまりますよね。

まず占いを利用する時なんて、何か悩みがあるに決まっていますし、抽象的な物言いをすれば、大体当たります。

よっぽどピンポイントな情報を言い当てられない限りは、「当たってる」と盲信しないほうが良いでしょう。

④ホットリーディング
主にニセモノの霊能者や占い師のカラクリとして有名です。
コールドリーディングと対照的に、事前調査に基づいて事実を言い当てるというテクニック。

事前調査の方法はさまざまですが、本やインターネット、探偵を使うなど。有名人ならともかく、一般人の占いでそこまで用意するとは考えにくいですが……。

注意しておきたいのが、占い師同士での情報共有が行われている可能性です。
占いジプシーをしていて、教えていないことを言い当てる占い師に驚かされることがあれば、情報共有によるホットリーディングの賜物である疑いが強いです。

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本当に当たる占い師か見極めるポイント

当たる占い師かどうか、見極めるためのポイントの1つが、パワーストーンのようなグッズを買わせようとする占い師は、当たらないということです。

悩み相談に対して、悩みを解決するにはグッズが必要であるなどと言い、購入を迫る占い師が存在します。
このような占い師は、高額なグッズを売りつけて利益を上げることを目的としているため、鑑定の内容も参考にはなりません。

次に、鑑定で必要以上に、相談者の不安を煽る占い師に注意することです。
「近い将来、不幸が起きる」などと言い、不幸を避けるために何度も鑑定を受けるよう勧めてくるような占い師がいます。

このような占い師の目的は、相談者の気持ちを弱らせて、占いを頼るように仕向け、リピーターにすることにあります。
不安にさせるようなことばかりを言って、解決策やアドバイスをしてくれない占い師は、信用しないようにしましょう。

まとめ

元気になれる占い師を探しましょう

当たる占い師かどうか、見極めるためのポイントは、鑑定を受けることで「元気になれる」かどうか。

あなたが元気になれるのが本物の占い師であるということです。

占いの本来の目的は、相談者の悩みを解消し、前向きな気持ちにさせることにあります。

つまり、鑑定を受けた後で気持ちがすっきりして元気になれていれば、本物の占い師ということになります。

占いは本当に素晴らしいものですが、一部でインチキ占い師もいますので、そのような占い師に引っかからないように、気をつけてください。