生理が正常に来ないのはストレスのせい?生理不順の原因と種類、改善方法までご紹介!

「生理不順」と一言でいっても、そのタイプはさまざまです。でも、実は生理不順の原因の多くが、“ホルモンバランスが崩れ”にあるんです。それぞれの症状にあった適切なケアをすることで、生理のリズムを整えることができます!生理不順の悩みも、人によってさまざまなので、まずは自分がどういうタイプなのかを知ることからはじめましょう。そこで今回は、生理不順の原因や種類、改善方法をお伝えしたいと思います。正しい知識があると、生理との向き合い方も変わると思うので、ぜひ読んでみてくださいね♡

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生理不順の原因

そもそも、なぜ生理不順は起こるのでしょうか?そこには、女性のカラダの複雑な仕組みが影響しています。まずは生理不順の原因から見ていきましょう!

☆原因の多くは女性ホルモンのバランスの乱れ
基本的に、生理は女性ホルモンの卵胞ホルモン、黄体ホルモンによってコントロールされています。実はホルモン分泌のメカニズムはなかなか複雑で、「脳の視床下部(ししょうかぶ)」「脳下垂体(のうかすいたい)」「卵巣」という3つの器官が関係し合って分泌されています。そのため、どれか1つにトラブルが発生すれば、すぐに生理に影響が出てしまうのです。

☆ホルモンバランスが崩れるのはの心の乱れ
生理不順の原因には、「卵巣の発達が遅い」「卵巣や子宮になんらかのトラブルがある」「過激なダイエット」など…さまざまな原因が考えられます。でも実は、圧倒的に多いのが「精神的なストレス」によるものなんですよ!「生理はストレスのバロメーター」といわれ、精神的なストレスがホルモン分泌に影響を与え、生理不順をおこすことも…。

そのため、現代社会では、生理不順の根本的な原因はストレスといってもいいほど。強いストレスを一時的に感じただけで、周期が変わってしまうこともよくあります。生理管理ができるスマホアプリでは、入力した体調記録などのデータを元に、個人に合わせた体質改善アドバイスをくれたりします。ストレスを感じる毎日の中でも、自分の状況に合ったケアの知識やヒントがあれば対策も考えられるでしょう。生理周期の記録とともに、ぜひ試してみてください!

☆毎月排卵があれば、それほど心配はいらない
生理周期が平均の範囲より多少ずれていても、毎回排卵がおきていればそれほど心配はいりません。まずは基礎体温を測り、排卵がおきているかどうかを調べてみましょう!

もし、排卵がおきていない場合は要注意!無排卵状態や、ホルモンバランスが乱れたままだと、将来妊娠しにくくなるだけではなく、肩こりや頭痛、肌あれ、のぼせ…といった更年期のような症状が早く出てくることもあります。さらに、閉経が早まって骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まる危険性まであるのです。

生理不順の人は安定した周期に戻せるよう、なるべく早くストレスを解消しましょう。長引くときは、婦人科や心療内科を受診も検討してみてください。

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生理不順のさまざまな種類

次は生理不順の種類についてお話していきます!

☆稀発月経

個人差はありますが、生理の一般的な周期は25~38日間です。39日以上、間が空く長い周期を稀発(きはつ)月経といいます。原因は、卵巣のはたらきが不十分で、ホルモンが順調に分泌されていないことが考えられます。

稀発月経でも排卵があれば妊娠・出産はできます。しかし、無排卵周期ではそうはいきません。1~2ヵ月様子をみても周期が長い状態が続くようであれば、婦人科を受診して、血液検査でホルモンバランスの状態を調べたり、基礎体温を測って排卵の有無を調べるとよいでしょう!

☆頻発月経

生理の周期が24日以下という短いサイクルになることを頻発(ひんぱつ)月経といいます。原因としては、卵巣のはたらきが落ちているか、ストレスによるホルモン分泌の乱れと考えられます。

また、黄体ホルモンの分泌が不十分で、排卵日から生理が始まるまでの期間が短くなる「黄体機能不全」の場合もあります。黄体ホルモンが不足すると、子宮内膜が十分に成熟しないため、妊娠しにくかったり、妊娠しても流産がしやすくなります。妊娠・出産を望んでいる人は、早めに婦人科を受診し、ホルモン分泌の状態を調べてみることをおすすめします。

☆過長月経と過多月経

生理の期間がダラダラと8日以上続く状態を過長(かちょう)月経といい、原因としては、ホルモンバランスの乱れや子宮の病気が考えられます。

ホルモンバランスの乱れが原因の場合は…

・視床下部や脳下垂体、卵巣など女性ホルモンの分泌に関係する器官になんらかのトラブルがあって、無排卵周期になっている
・黄体ホルモンの分泌が不十分なため、黄体機能不全になっている

これらの可能性が考えられます。

また、過多(かた)月経のときは、出血量が増える、経血にレバー状のかたまりが混じる、生理痛がひどいなどの症状がみられます。これも、「子宮筋腫」や「子宮腺筋症」、「子宮内膜炎」、「子宮がん」、「ポリープ」などの病気が原因になっているケースがあるので注意が必要です!

☆過少月経と過短月経

経血量が極端に少なく、ナプキンの表面に経血がわずかにつく程度で終わってしまう状態を過少(かしょう)月経といい、月経が2日以内で終わってしまう場合を過短(かたん)月経といいます。

これが起こるのは…

・子宮自体の発育不全
・女性ホルモンの分泌量が少ない
・子宮内膜の厚みが薄い
・甲状腺機能異常

などが原因になっているケースが多いです。

生理はきても排卵のない「無排卵月経」になっている場合もあるので、長いあいだ放置すると不妊の原因にもなってしまいます。場合によっては、ホルモン剤などでの治療が必要なこともあるでしょう。

☆プレ更年期の生理不順

卵巣の老化は、35才ごろから少しずつ始まっています。更年期の前段階のプレ更年期(30代後半~40代ぐらい)で、生理周期が乱れたり、経血量が減ったり…といった症状がある人は、閉経に向けての変化がすでにおこっているのかもしれません。閉経はふつう50才前後なので、早くから更年期のような状態が始まると、老化も早くなってしまいます。そのため、不足する女性ホルモンを補う治療が必要な場合もあります。

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生理不順の改善方法

では、一体どうすれば生理不順へ適切な対策がとれるのでしょうか?今回は2つの方法をご紹介します!

①まずは基礎体温表をつけてみよう
生理不順になっている場合、まずは排卵があるかどうかを知ることが大切です!1~2ヵ月様子をみても、周期が長い状態が続くようであれば、婦人科を受診して血液検査でホルモンバランスの状態を調べたり、基礎体温を測って排卵の有無を調べたりしましょう!

②生活を見直してみよう
生理不順を感じたら、自分の生活をきちんと見つめ直すことが大切です!急激に体重を減らすような間違ったダイエット方法は、長期的にみるとカラダによくありません。1日3食バランスよく食べて、十分な睡眠を取りましょう!また、生理不順の大敵であるストレスと上手く付き合うことも大切です。

生理管理ができるスマホアプリ(ルナルナやラルーンなど)では、入力した体調記録などのデータを元に個人に合わせたアドバイスをくれます。その中には、ちょっとしたことで生活習慣を変えるヒントも。例えば、ヨガやアロマテラピー、瞑想法や太極拳なども自律神経のコントロールに繋がるケアの一つです。自分にあった習慣を日常にとりいれ、カラダにやさしい生活を心がけてくださいね♡

まとめ

生理不順が長引く場合は、婦人科で相談してみよう!

いかがでしたか?生理不順には、さまざまな原因や症状があります。今回挙げた症状に思いあたるとき、また症状が長引くときは、一度婦人科で相談してみましょう。生理不順で婦人科を受診する際には、基礎体温表を持っていくのがおすすめ◎専門家が基礎体温の変化を見れば、どの時期にどのホルモンが不足しているのか、ある程度推測することができるのです。また、ルナルナやラルーンなどの生理アプリも上手く活用してみましょう!生理期間はもちろん、さまざまな体調データも一緒に入力できるようになっています。基礎体温とともに、ちょっとした不調についても記録してみてくださいね。まずは1つ、取り組めるものからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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