家計のやりくりには黄金比率がある!?家計バランスを整えて、やりくり上手を目指そう♪

お給料はそこそこ貰っているはずなのに、毎月家計がギリギリで大変…なんて人も多いのではないでしょうか?貯金したくても、生活費でギリギリ過ぎて貯金にまわせるお金がないという人もあきらめるのはまだ早いです!実は家計には黄金比率があります。この黄金比率を上手く使って、毎月のお給料を理想のバランスに振り分けることで、ちょっとずつ貯金にまわせるお金も見えてきます。そこで今回は家計のやりくり上手を目指すために家計の黄金比率をご紹介します。

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はじめにお金の流れを知ろう!

貯金したいと思ったら一番にやるべきことは、家計の現状を把握することです。
お給料もそこそこもらってるはずなのに、あまり貯金ができていないという人は、何にいくら使っているのか、きちんと把握できていないのが原因かもしれません。
ざっくりノートに書き出してみたり、レシートをもらって計算してみるなどしてお金の流れをつかみましょう。

貯金成功のための基本は、「先取り貯金」です。
お給料を貰ったら、まず最初に貯金に回すお金を引き、残りのお金だけで生活をする方法です。

お給料まるまるを生活費として使っていた人は、今までの生活費よりは少なくなるので、考えなしに使ってしまうと家計が苦しくなるかもしれません。
今まであまり考えずにお金を使っていたという人は、ぜひ一度リセットして、何にいくらぐらい使っているのかというお金の流れを知ることから始めてみてください。

家計の黄金比率って何?

食費や住居費など、家計の費目ごとに予算を組んで、その予算内でやりくりをする習慣をつけましょう。
「何にいくら使っているか」の把握ができたら、今度は「何にいくら使ってよいのか」の予算組みをしていきましょう。

無理なくお金を貯めるためには、理想の家計バランスを保つことが重要です。
そのためにヒントとなるのが「家計の黄金比率」です。
収入に対する各費目の割合を守ることで、貯金もできる上に、無理なく生活を楽しむことが可能です。

当然、必要な費目や理想の比率は、家族構成や生活スタイルによっても変わってきます。
1人暮らしなら住居費がかかりますが、実家暮らしなら不要となります。

実家暮らしなら、住居費の代わりに家へ入れるお金が必要になる可能性もありますね。
このように費目は人によって異なります。

今回は手取り月収 25万円の1人暮らしの場合の家計の黄金比率を例に、紹介していきます。
ここで知っておきたいのが、「2:6:2の法則」です。

「2:6:2」の法則とは?

「2:6:2の法則」とは、手取り収入をこの2:6:2の割合で、「貯金・生活費・自己投資」の項目に当てはめていく方法です。
貯金=2割、生活費=6割、自己投資=2割の金額を、貯金や自己投資に充てることによって、毎月一定額の貯金や自己投資を行うことが可能です。

最初は少し厳しいと感じるかもしれませんが、慣れてしまえば、勝手にお金がたまっていく凄い法則です。
手取り25万円をこの「2:6:2」の法則に当てはめてみると、貯金が5万円、生活費が15万円、自己投資が5万円という割合になります。
毎月2割を確実に貯金していけば、5年で年収が貯まる計算になります。

では、家計を細かく見ていきましょう。

家賃

家賃は手取り月収の20~30%までが理想です。
手取り月収が25万円の場合、家賃は50,000~75,000円が理想の金額になります。

居住地によっては難しい場合もありますが、家賃は金額も大きいので、一旦決まると毎月決まった金額が出て行く固定費です。
なので家賃は頑張って節約したい費目のひとつです。

保険料

保険料は2%、つまり5,000円が目安です。
賃貸の場合は火災保険への加入は必須です。

生命保険は、シングル女性は大きな保障は不要ですが、女性保険など入院保障は備えておいたほうが良いでしょう。

食費

食費は外食を含めて10~15%の37,500円以内に抑えましょう。
総務省の家計調査によると、34歳以下のシングル女性の平均額は45,552円とちょっと高めでしたが、自炊やお弁当持参で、節約を心がけることで37,500円以内も可能です。

光熱費・水道代・通信費

光熱費、水道代、通信費を合わせて10%の25,000円を目標にしましょう
働く女性なら無理なくこなせるはずです。

ジムやスイミングに通っている人は、ついでにシャワーを外で済ませることで、水道代を節約できます。
また通信費も、スマートフォンの普及で自宅でのパソコン使用頻度が減っています。
便利なテザリングを使えばプロバイダ料を不要にすることもできます。

LINEやSKYPEなどの無料通話も上手く利用しましょう。

服・美容代

働く女子には必要な費目ですが、5%以内の12,500円を目標にしましょう。
洋服は毎月ではなく、月当たり予算に換算して安売りの時期のまとめ買いをおすすめします

交際費

交際費も5%の12,500円以内に!黄金比率予算では、女子会ランチは食費に含みます。
また、友人の結婚祝いや出産祝いなどのご祝儀はここから出すようにします。

雑費

生活日用品などの雑費は3%の7,500円を目安にしましょう。
100円ショップやドラッグストアなどで賢く買い物をするのがコツですが、お得感に騙された過剰なまとめ買いには注意が必要です。

自己投資費

「2:6:2の法則」を利用し、自己投資費は収入の20%、つまり5,0000円になります。
こちらは仕事に関するものだけでなく、オンナ磨きやお金の教養に少しお金をかけてみるのも良いでしょう。

貯金

こちらも自己投資費用同様、「2:6:2の法則」を利用し、しっかりと20%以内の5,0000円です。
このお金が将来の自分を助けてくれる可能性大なので、着実に貯めていきましょう。

黄金比率を使ってやりくりしてみよう!

自分の家計の現状を知った上で、理想のバランスで出た予算と比べてみましょう。
大きくずれていると改善が必要ですが、多少のズレなら大丈夫です。
人それぞれに「ここだけは譲れない」というものは必ずあると思うので、理想の家計バランスはあくまでも目安にすぎません

例えば、キレイなマンションに住みたい場合は、家賃に大幅に取られてしまいます。
その場合は、食費を抑えたり、おしゃれは我慢するなど、費目間でのやりくりを上手にこなせばOKです。
また、同一費目内でのやりくりも必要になってきます。

例えば、結婚式へのお呼ばれがあった場合、一般的なご祝儀相場は3万円です。
それに加え美容院代などで、月々の予算は軽く超えてしまいます。

この場合、予算はあくまで予算と考えましょう。
毎月25万円の給料のうち、12,500円を交際費用として考えれば、年間で15万円になります。
この15万円の中で、ご祝儀やお見舞いなどの交際費をやりくりしていきましょう。

まとめ 家計の黄金比率を上手く使えば貯金もできる!

毎月ギリギリだと思っていた生活費もお金の流れを知れば、意外と減らせるところも多いことに気付きます。
固定費は毎月かかりますが、洋服代など毎月かからないお金もあるはずです。

そうしたものを次の月に回していくことで、いざという時に貯金を崩さずに、生活費と自己投資額の中から捻出できます。
貯金の2割はないものと考え、残りのお金の中で生活出来るようになれば、家計のやりくり上手さんになれる日もそう遠くはないでしょう!

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