“乾燥”と“静電気”で「老け髪」に?!冬の乾燥から髪を守ろう!
さむ~い冬は空気が乾燥して、体調を崩しやすくなるだけでなく、髪のダメージも気になります。髪をとかすたびに静電気が起こったり、広がったり、パサパサになったり…と、髪に与える悪影響も多いですよね。冬のケアを怠っていると美髪とは程遠く、髪のせいで老けて見えてしまうことも! 髪に触れて「バチッ」となるのもホント嫌ですよね…。そこで今回は、そんな髪にとっても悪影響を及ぼす冬の乾燥や静電気から髪を守る方法をお伝えします! ぜひ、冬の厳しい環境から髪を守ってあげてくださいね。
「老け髪」になってしまう原因
「老け髪」とは、乾燥と静電気で潤いを失った状態のことです!
冬は、他の季節に比べて、特に湿度が低く、空気が乾燥しているため、何かに触れたときに摩擦で静電気が発生しやすくなっています。例えば、シャワー中など、髪が水に濡れている状態では静電気は起こりません。それは、水分が髪に溜まっている電気を、空気中に解放する放電をしているからです。しかし、乾燥している髪の場合は、電気が溜まっている帯電の状態になるため、髪同士が擦れ合うことで静電気が発生してしまうのです。また、その静電気によって、キューティクルが傷んでいたり、はがれていたりする髪同士が擦れ合うことでも、静電気の発生につながります。
静電気は髪に悪いの?
静電気が起こると、髪がパサパサになってまとまりにくくなります。また、水分が少ないため、潤いやツヤのない、「老け髪」に見え、汚らしく見えることもあるでしょう。さらに、切れ毛や抜け毛も増えます。つまり、静電気は髪のトラブルの基なのです。
冬の“乾燥”と“静電気”から髪を守る方法
では早速、乾燥と静電気から髪を守る方法をご紹介します。
①木製のブラシがおすすめ!
ヘアブラシの素材によって、静電気が起こりやすいものと、起こりにくいものがあります。特に冬だけでも静電気を除去するヘアブラシを使用してください。プラスチック製のブラシよりは、木製のヘアブラシをおすすめします!
②ソフトなブラッシングで摩擦を防ごう!
静電気を除去するタイプのブラシや木製ブラシを使い、軽いブラッシングをくり返します。ブラッシングをしすぎてしまうと、摩擦の発生回数が増えて傷みやすくなるので、ご注意を! からまっている場合は、無理に引っ張らず、まずはその部分を指やコームでそっとほどき、もしからまりが激しいなら洗い流さないトリートメントやヘアオイルをつけるのがおすすめ。ブラッシングは、髪を傷つけないソフトタッチでとかすのがベストです!
③洗い流さないトリートメントやヘアオイルで保湿を心がけよう!
洗い流さないトリートメントやヘアオイルには、髪をまとまりやすくしてくれますし、乾燥や摩擦、静電気からも髪を守ってくれる優れものです。顔や体に、化粧水や乳液、ボディミルクなどをつけて保湿をするのと同じように、お風呂上りには、毎回髪にも保湿ケアを行うと良いでしょう!
ただし、過剰な量をつけるのは逆効果! 吸収しきれずにベタベタするだけなので、パッケージに表示されている適量を継続して使ってくださいね。
④髪は必ず乾かし、仕上げは冷風で!
お風呂上りに、髪を乾かさずに放置するのはNG! 水分が蒸発する過程で、髪同士がこすれてキューティクルがはがれやすくなってしまうからです。キューティクルの傷みは、静電気を発生させる原因にもなるのです。髪を洗ったら、十分にタオルドライをして、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを適量つけてからドライヤーで乾かすと良いでしょう。
<ドライヤーで乾かす時のポイント>
乾燥によるダメージを防ぎたい場合のドライヤーの使い方は、まず頭皮全体を乾かすように、頭頂部やつむじ、下から側頭部にさっとあてて、次に頭頂から毛髪の流れに沿って手ぐしでときながら乾かすのが基本です。そして、7~8割が乾いたところで冷風に切り替えて、ブラシで毛の流れに沿って、とかしながら仕上げます。そうすることで、キューティクルが閉じて髪の乾燥を防ぎ、ツヤを出すことができちゃうんです♡
⑤室内の湿度を保ち、乾燥を防ごう!
部屋の湿度を50~60%に保つことで、帯電を防いで、静電気による髪のダメージを避けることができます。暖房時は室内の乾燥が進むので、加湿器を利用すると良いでしょう。また、濡れたタオルを室内に干したり、浴槽や洗面器、コップなどに水を溜めておくなど、ちょっとした工夫で加湿器がなくても、室内の乾燥を防ぐことができます。
⑥保湿用のヘアミストやスプレーを持ち歩く
お家の中では、静電気や乾燥のケアを心がけていたとしても、残念ながら、会社や外出中の湿度のコントロールはできませんよね…。そこで、おすすめのアイテムが、潤いを与えるタイプのヘアミストやヘアスプレー、ヘアクリームです。これらを持ち歩けば、髪の静電気や乾燥が気になった時にすぐ使えちゃうので、手に入れてほしいアイテムですね!
⑦静電気が発生しにくい衣類を身につける
上着を脱ぐ際や、マフラーを外す際に静電気が発生して、髪がぼさぼさになることがあるでしょう。衣類の繊維の素材によっては、静電気の発生が大きいことがあります。とくに毛布やウール、ナイロンなどは静電気を帯びやすいでしょう。髪のダメージが強いときは、静電気が溜まりにくいと言われる綿やシルクなどの衣類を着用しましょう。
まとめ
静電気ケアで「老け髪」は防げる!
いかがでしたか? 多くの女性が肌のお手入れには力を入れているものの、髪のケアは疎かになっているように感じます。しかしながら、冬の乾燥や静電気による髪へのダメージは、たぶんみなさんが感じている以上だと思うんです。さらに、冬は体調も崩しやすく、風邪が長引いたり、睡眠不足が続いたりすることでも、髪は潤いを失ってしまいます。「老け髪」になってしまって、もう手に負えないと思ったら、思い切ってばっさりカットしてしまうのがおすすめです。そして、そこから今回紹介したようなヘアケアを始めて、髪を守っていけば良いのです。老け髪にはならないように、乾燥する冬は特に静電気ケアを心がけてくださいね!