ファンデーションが「よれる」ってどんな状態? その対策と直し方も教えます

「ファンデーションがよれる」という言葉を聞いたことがあるけれど、イマイチどんな状態かよく分かっていないという女性も多いのではないでしょうか。ファンデーションがよれるとはどんな状態かを解説するとともに、その原因も明らかにしていきます。そして、ファンデーションがよれたときの直し方も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. ファンデーション
  2. よれる
  3. 直し方
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ファンデーションがよれてしまう5つの原因

ファンデーションがよれるとは、さまざまな原因でファンデーションが浮いてしまい、しわや毛穴に溜まっている状態を指します。

ファンデーションがよれると、目の下などのファンデーションが溜まっている部分だけでなく、顔全体が化粧崩れしている印象になります。

ファンデーションがよれる原因は、次の5つです。

原因1 皮脂によるよれ
夏の汗や皮脂が原因の1つです。朝のメイクが上手くいっていても、時間が経つと汗で流れたり、皮脂の分泌が盛んになって、油分を含むベースメイクが混ざって、溶け出したりしてしまいます。

原因2 乾燥によるよれ
反対に、乾燥もファンデーションがよれる原因になります。肌の潤いが不足していたり、エアコンで肌が乾燥したりすると、ベースメイクのなじみが悪くなって、ファンデーションが崩れやすくなります。
さらに、肌の乾燥を補うために皮脂が過剰に分泌され、ファンデーションがよれます。

原因3 メイク方法によるよれ
メイクの方法がファンデーションのよれを引き起こしていることもあります。
洗顔後のスキンケアが肌に浸透していない状態でベースメイクをしてしまうと、油分が混じり合って密着せず、ファンデーションのつきも悪くなります。
また、日焼け止めや化粧下地を必要以上に重ね塗りしてしまったり、一つひとつが密着していなかったりすると、化粧崩れにつながります。

原因4 しぐさや習慣によるよれ
他に、日常生活の習慣が原因のファンデーションのよれは、意識せずに顔に触ってしまっていることです。
笑う時に口元を押さえたり、頬杖をついたりするなどの何気ない仕草が、メイクの崩れにつながっています。
それに加えて、マスクをすると、マスクそのものが肌にこすれてしまったり、呼吸や会話でマスク内に熱と湿気がこもったりします。
夏は暑さで汗をかき、冬は寒暖差で結露して、ファンデーションがよれる原因になります。

原因5 マスクによるよれ
マスクをつけていることもファンデーションがよれる原因になります。
マスクと肌が触れている部分がこすれて、そこだけファンデーションが取れてしまうからです。
また、呼吸することでマスクの中が蒸れて、ファンデーションがよれるだけでなく、皮脂でテカってしまうこともあります。
蒸れて気持ちが悪いからとマスクを外して乾かそうとすると、今度は肌が乾燥します。
肌の乾燥もファンデーションのつきが悪くなる原因の1つです。

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蒸れや乾燥に強いベース作りがポイント

ファンデーションのよれを解決する方法として、蒸れや乾燥に強いベース作りが挙げられます。
乾燥を防ぐために、化粧水でしっかり保湿してからベースメイクを始めましょう。
ベースメイクのための下地は、皮脂に強いタイプのものをムラなく薄づきにするのがポイントです。

マスクは、蒸れにくい綿やガーゼの素材を選びましょう。
摩擦を防ぐために、ぴったりしたサイズを選ぶのも良いマスクの選び方です。
マスクの裏にベビーパウダーをまぶしておくと、摩擦が発生しにくくなります。

ファンデーションがよれる時は、まずメイクの前の洗顔で、夜の間に分泌された皮脂と汚れをしっかり取っておくことが大切です。
次に、保水系のローションで潤いを与えます。潤うことで過剰な皮脂が抑えられるのです。保湿効果のある乳液や美容液でカバーすると、化粧下地の役目も果たしてくれます。

なお、紫外線の多い季節は、UV効果のあるものを選びましょう。
化粧下地はキメや毛穴まで塗り込む感覚で、皮脂が出やすい小鼻の周りは、丁寧に塗ります。

ファンデーションは、笑い崩れの起きにくいケーキタイプがオススメです。
濡れたスポンジを使い、目の下などの崩れやすい場所をタッピングすると、崩れ防止効果がアップします。
さらに、仕上げにルースパウダーで固めれば、汗や皮脂の影響を受けにくくなります。
崩れやすい場所は、ミニブラシで追いパウダーします。
最後に、フィックスミストを使うと、マスクによるよれまで防止できます。

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下地はファンデーションがよれるのを防ぎます

ファンデーションを使う際のメイクの順番も、よれるのを防ぐのに重要です。

Step1.スキンケア

まず、洗顔で肌の汚れを落としたら、化粧水で保湿します。
肌の乾燥は、皮脂を過剰に分泌させて、ファンデがよれる原因になります。
美容液でケアしたら、水分が抜けないように乳液を使います。
乾燥する季節や肌の乾燥が気になる時は、クリームを塗りましょう。

Step2.ベースメイク

スキンケア後のベースメイクは、紫外線対策の日焼け止めから塗ります。
次に、下地を顔全体にムラなくつけます。
下地はファンデーションがよれるのを防ぎ、化粧のノリを良くしてくれます。
気になる部分をコンシーラでカバーしたら、ベースの完成です。

Step3.ファンデーション

最後にファンデーションを塗ります。
リキッドファンデーションの場合は、ファンデーションの後にコンシーラーを重ねましょう。

ファンデーションがよれた時の直し方も紹介します。
乾燥が原因のファンデーションのよれを直したい時は、固形のセラムで保湿してから、パフにファンデーションを薄く取って、崩れた部分に細かくたたき込みます。

また、汗で崩れたメイクを直したい時は、ティッシュで汗を抑えてから、崩れた部分だけに乾いた状態の角型スポンジでファンデーションをたたき込みます。
生え際は、パウダーファンデーションをスポンジに薄く取って滑らせます。

さらに、目の下のお直しは、薄づきのファンデーションで軽くカバーするだけにします。
パウダーは、よれてシワになりやすいので厳禁です。

まとめ

自分に合ったファンデーションを選びましょう

ファンデーションは汗や皮脂、乾燥でもよれることがあります。
毎日の正しいスキンケアとメイク法に加えて、日頃の顔を触る癖を意識すると、メイクがよれることを防いで、つけたての美しい状態が保てます。

それ以外にも、季節に合わせて作られたファンデーションを利用したり、自分の肌質を知って、自分に合ったファンデーションを選んだりすることも大事です。

ファンデーションのよれを防いで、美しい肌を見せてくださいね。

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