“月経カップ”って知ってる?第3の生理用品、その魅力とは?

生理が始まって以来、毎月憂鬱な生理期間を過ごしている女性は多いのではないでしょうか?ブルーな生理期間を少しでも快適に過ごせたら…と女性なら誰でも思ったことがあるでしょう。そこで今回は、“月経カップ”という新しい生理用品についてお話ししたいと思います。月経カップは、欧米を中心に第3の生理用品として広まっているもので、生理中に膣内に入れて使用するものです。新しい生理用品として注目の月経カップ、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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月経カップってなに?

月経カップは、医療用のシリコンなど柔らかい素材で作られたカップを膣内に挿入することで、カップが直接経血を受け止めてくれる生理用品です。生理カップ・経血カップなどとも呼ばれています。

月経カップは、3000~5000円程度で売られていることが多く、生理用品としては少々高価ですが、カップを洗浄して何度も使えるので、使い捨てのナプキンやタンポンと比べて経済的で環境に良いとされています。着け心地もよく長時間装着できることから、スポーツ選手や客室乗務員など職業柄、頻繁にトイレに行けない人のほか、子供と一緒に入浴するママ達の人気も集めています。

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月経カップのメリットとデメリット

繰り返し使えること以外にも、月経カップのメリットはたくさんあります。

<月経カップのメリット>

・消毒することで繰り返し使用できるのでごみが出ず、経済的
・ナプキン使用時のような、かぶれや月経特有の臭いがない
・タンポンのようにトキシックショック症候群(TSS)を起こすリスクが低い
・最大12時間着けられるものもあり、こまめな取り換えが不要
・経血量を把握しやすい

<経血カップのデメリット>

・装着や取り外しが少し難しい
・抜き差しする時、多少手が汚れる
・使用前に煮沸消毒する必要がある
・使い捨てではないので、洗って保管する必要がある

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月経カップを選ぶときのポイント

月経カップには、サイズの大小や柔らかさの違いなどがあります。サイズが大きいほど受け止めてくれる経血量が多くなります。小さいサイズは「小柄な方、出産経験がない人向け」、大きいサイズは「身長が高い方、出産経験のある人向け」というように、メーカーによってサイズの目安があります。それらを参考に選んでみてください。

また、月経カップの柔らかさは、カップが柔らかすぎると膣内でしっかり広がりにくいため漏れの原因になる場合もありますが、折りたたみやすく使いやすいため、初めて月経カップを使用される方には、柔らかいものがおすすめです。慣れてきたら比較的フチかがしっかりとした月経カップがおすすめ◎

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月経カップの使い方

①使う前

月経カップを使う前には、煮沸か専用の洗浄剤を使って消毒します。大きめの鍋にたっぷりお湯を沸かして、5分ほど煮沸消毒する。または、マグカップなどの耐熱容器に月経カップ全体が隠れるくらいの水を入れて、約5分電子レンジで温める方法が主流のようです。

②挿入時

月経カップの入り口を、C字状に二つ折りにして、ゆっくりと膣内へ挿入します。コツは、少しかがんだ姿勢のままリラックスして一度思い切って奥まで入れてから、軽くカップを引いて位置を調節します。カップの口が開き、軽く引いても落ちてこなければ、セット完了です。

③使用中

月経カップは、正しく装着できていれば、カップの口が膣の内壁にぴったりとフィットするので漏れも心配なく、まるで何もつけていないように感じると言われています。初めて使う方や心配な方は、薄めのナプキンやおりものシートとの併用もおすすめです。

④取り出し

月経カップを取り出すときは、膣内に指を入れて、カップの持ち手や底をつまんでから、下腹部に力を入れてカップを押しだすようにして、取り出します。上手に取り出せなくても、焦らずリラックスしてゆっくり行うことがポイントです。

⑤使用後

月経カップに溜まった経血をトイレに流し、水で洗い流すか無香のウェットティッシュで軽くふいて再度使用します。1日1回はお風呂などでカップをしっかり石鹸で洗浄しましょう。月経カップは衛生用品なので、使用後は毎日すみずみまでしっかり洗うことが大切です。

⑥保管方法

月経カップを清潔にしたら、完全に乾燥させてください。乾燥したカップを、付属の袋や清潔で風通しのよい袋に入れて、涼しく乾燥した場所で保管してください。

まとめ

体、環境、お財布にやさしい月経カップ

いかがでしたでしょうか?月経カップは、洗うことで何度も繰り返し使うことができ、体や環境、お財布にもとってもやさしい生理用品です。ただ、慣れないうちは装着が少し難しく、殺菌や洗浄の手間はかかりますが、ナプキンやタンポンと比べて、まるで何もつけていないような、快適なつけ心地に魅了される人も増えているんですよ!気になった方は、1度試してみてはいかがでしょうか?

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