美髪には「トリートメント」よりも「ヘアドライ」が重要!“つるん”感覚を作る正しい髪の乾かし方
街中で綺麗な髪の女性を見ては、理想とはかけ離れた自分の髪に落ちこんでいる方はいませんか?なんとかして欲しいと美容院へ行くものの、やればやるほど汚髪になっていく気がする…。「くせ毛」「剛毛」「多毛」の三重苦が揃ってしまってお手上げ状態…。そんな状況を脱するためには、美髪作りに真剣に向き合うことが大切!「美髪は1日にしてならず」です。美容院に頼って一発で綺麗な髪を手に入れようとするのではなく、毎日のケアで髪を傷めないことを徹底するのです。その第一歩が、“ヘアドライ”。そこで今回は、「髪の乾かし方」に焦点をあててお話したいと思います。ぜひチェックしてみてくださいね♡
美髪作りには「髪の乾かし方」が最重要!
美髪というと、多くの人が「いいトリートメント」を求めます。確かにそれも美髪の秘訣ですが、もっと大事なのは「髪の乾かし方」なんです。なぜなら、美髪のキーとなるキューティクルの状態に、乾かし方が大きな影響を与えるからです。
髪のキューティクルは、魚のウロコのように重なりあった構造をしています。髪にツヤがあり、綺麗に見える状態は、このウロコが綺麗に閉じて整っている状態。この状態だと髪は傷みにくいのです。髪の内部組織も流出したりせず、コシや弾力も守られます。
反対に、髪がガサガサに見える状態は、ウロコがところどころ開いたり、剥がれ落ちている状態で、傷みやすいです。髪の内部組織が流れ出てしまうため、コシや弾力も失われ、カラーリングも落ちやすくなります。
このキューティクルには、「濡れると開く、乾くと閉じる」という性質があるため、乾かし方が大事というわけです。それでは一つ一つ説明していきましょう♪
髪の乾かし方その1「タオルドライは優しく♡」
少し前まではCMやドラマなどで女優さんが、お風呂上がりに髪をタオルでバサバサ乾かすシーンを多く見かけました。そのためか、タオルドライといえばそのようなイメージが強い人も多いのかもしれません。しかし、これは美髪を作るためにはNG行為です。
先ほどもお伝えしましたが、キューティクルは濡れると開いて、乾くと閉じます。つまり、タオルドライ時には開いているので、摩擦に弱い状態です。バサバサドライは傷んでしまいますので、タオルでそっと包み、水分を吸収するイメージで行ってください。また、この後のドライヤー時間を最短にするために、できる限り水分は取り除きましょう!
髪の乾かし方その2「ドライヤーの温度に注意」
タオルドライが終わった段階でも髪はまだ濡れていますので、キューティクルは開いた状態です。髪は元々高温でダメージを受けますが、濡れてもっと弱い状態になっているので、温度設定には十分気を付けましょう。できれば80度くらいがおすすめですが、温度設定ができないドライヤーの場合は、ドライヤーの風口を髪から離して使えば、熱風が髪に届くまでに少し冷えますので、調節になります。
乾きにくい根元からはじめ、毛先の方へと乾かしていくと効率がよく、オーバードライ(乾いた髪をもっと乾かしてしまうこと)の予防にもなります。また、キューティクルは根元から毛先の方向へ重なっていますので、ドライヤーの風は上から下へ、キューティクルを閉じるようにあてていきましょう!
髪の乾かし方その3「しっかり乾かす」
ここまではやっている、という方も、注意して頂きたいのが「自分で思っているほど髪は乾いていない」ということです。ドライヤーが終わった段階で、後頭部(毛量が一番多い)に手を差しこんでみてください。ヒンヤリとする場合は、まだ水分が残っている状態です。つまり、キューティクルが閉じ切っていないということ。もう少し乾かしましょう!しっかり乾かせているかどうかで、髪の質がかなり変わってきますよ◎
髪の乾かし方その5「仕上げは冷風で!」
ゆでたそうめんを冷水にさらすと、キュっと締まって食感が良くなりますよね!そのイメージで、髪も高温が低温になることでキューティクルが閉まると言われており、状態が安定します。90%くらい乾いたな、と思った段階で冷風に切り替え、仕上げで乾かしながら引き締めていくイメージです♪
キューティクルがしっかり閉まると、髪の手触りが“つるん”という感覚に変化します。この感覚を最初に得られたときは嬉しいものです♡ぜひやってみてくださいね!
ここまでしっかり乾かして、状態を良くしてから寝ると、夜間のダメージを最小限にできます。翌朝の髪の手触りもよく、寝ぐせもつきにくくなります◎シルクの枕カバーを使うと、なお良しです!
まとめ
“つるん”という感覚がくるところまでやるのが大事!
美髪を目指すヘアドライという意味では、最後の“つるん”という感覚がくるところまでやる、ここが重要です!ここまでやることで、翌日の髪の状態が劇的に良くなることを実感して頂けると思うので、ぜひ今夜からやってみてくださいね♪ちなみに、自然乾燥はNG。美髪に興味のない方や、ベリーショートの方など例外はありますが、美意識のある女性はきちんとドライヤーを使ってくださいね!