怖い夢をみるのはなぜ?悪夢をみてしまう4つの原因

怖い夢を見てしまうのは、自分の心が大きく影響していることが多いです。だからといって前向きでポジティブな心で生活していれば一切怖い夢を見ないということではありません。夢というのはそう単純なものではなく、ネガティブな心が怖い夢を見やすくするのは事実でも「ポジティブ=いい夢」ということにはならないのです。怖い夢を見てしまう原因にも、ネガティブ以外の原因が大きく関係していることもありますし、人によってその原因はさまざまなので「これだ!」と断定できるものでもありません。しかし、最低限「怖い夢を見てしまう原因」について知っておけば、それに対して対策をすることで怖い夢を見る確率を減らせます。そこで今回は「怖い夢を見てしまう原因」を4つにまとめて紹介していきます。「どうしていつも怖い夢を見るのかな…?」と思っている人は、ぜひチェックしてみてくださいね!

  1. 睡眠
  2. 深層心理
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怖がりな性格

怖い夢を見てしまう原因の一つ目は「怖がりな性格」だということです。怖い夢というのは自分の心の状態によって大きく影響されるものであり、心の感情を脳が記憶することで、それが夢という形として表れます。しかし、それは何も心の状態だけに限らず、自分の「性格」という脳に直接的な影響を及ぼすものでも夢の内容というのは変わるのです。

よく、心霊体験や霊が見えるのも頭の中で「怖い」と思っているからこそ、何気ない日常の雰囲気や物音を霊の仕業だと勘違いして錯覚を引き起こすといわれていますが、これは夢においても同様のことがいえます。つまり、「怖がりな性格」が夢を実際に怖いものにしてしまうということです。普段から怖がりな性格をしていれば、頭の中はいつもマイナスなことやネガティブなことばかり考えてしまいがちになり、自分でも無意識のうちに心の中には「怖い」という感情が芽生えることになります。そしてそれを脳が記憶することにより「怖い夢」という形でその怖さを体験することになるのです。

病気でもそうですが「病は気から」とよくいうように、怖い夢も結局は「怖がりな性格」という面が大きな影響を及ぼしていることは間違いありません。怖い夢を「怖い」と認識すればするほど、怖い夢を見てしまう悪循環にハマッてしまう可能性もありますので、性格を中々直すことは難しいとは思いますが、せめて日常生活の中ではあまり怖がらないように心掛ける必要があるといえるでしょう。

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不安を抱きやすい

怖い夢を見てしまう原因の二つ目は「不安を抱きやすい」ということです。人間に悩みや不安といったものは付き物ですが、それにしても現代の人たちは、若者を中心に不安や不満などを抱きやすいといった傾向があります。その原因は定かではありませんが、スマホやSNSが充実してきたことで、直接的な人とのコミュニケーションが減ってきたことが関係しているのではないでしょうか。

基本的に人の不安といったものはすべて人間関係が起因しているものであり、将来への不安といったものも突き詰めれば、そこには「他人」という存在が絡んでいるケースが多く、本当に周りの目を気にせず自分の人生のみに集中している人は、そこまで不安を抱くこともないでしょう。たとえば「将来結婚できるかな」「一生独身かな」というのも将来の不安の一つですし、「このままでいいのかな」といった漠然とした不安も裏を探ってみれば「世間体」が大きく関係していることがほとんどです。

人の不安は「他人の存在」があるからこそ感じるものであり、直接的な人とのコミュニケーションが減っている現代ではSNSなどでその他人の存在を感じる機会が多くなっているため、それが現代人の不満や不安や悩みを助長している面もあると思います。

怖い夢を見るのは、不安な気持ちを抱えながら眠りにつくことにより、ネガティブな心を脳が読み取ることによって引き起こされます。不安をなくすことはできませんが、できるだけ人と直接接する機会を増やすことで、ある程度は不安な気持ちも解消されるのではないでしょうか。

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落ち着きがない

「落ち着きがない」ことも怖い夢を見てしまう原因の一つです。というのも、「落ち着きがない」ということは言い方を変えると「せっかち」ともいえるわけであり、せっかちな人というのは、いつも何かに焦っていたり時間に追われていたり、自分自身に余裕がない人が多くなっています。もうお分かりかと思いますが、「何かに追われている」「自分に余裕がない」という心の状態こそ怖い夢を見る原因になってしまうのです。

そして怖い夢の中でも特に多いのが、「追いかけられる夢」だったり「自分に危害が加えられる夢」だったりがほとんどです。それはつまり、「心に余裕がない」「普段から落ち着かない」といった深層心理を脳が読み取っている状態であるともいえ、自分では気づいていない心のストレスや疲労を表しているともいえます。

これもある意味「性格の問題」だといえるかもしれませんが、普段から落ち着きのない生活をしているのは怖い夢を見るというだけでなく、他にもさまざまな影響を体や心にもたらします。職場などでも落ち着きがなくせっかちな人と一緒に仕事をしているとすごい疲れますよね。余計なことばかり気にしたり焦って余裕がないせいで、普通なら防げるはずのミスもたくさん犯してしまいます。

落ち着きがないのも「個性」といえば個性といえるかもしれませんが、その個性によって夢の中でも落ち着きがなく何かに追われていてはたちまち心も体も疲弊してしまうでしょう。こちらも「怖がりな性格」同様そう簡単に変えられるわけではありませんが、まずは時間を気にすることをやめてマイペースな行動を心掛けるようにしてみることをおすすめします!

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寝る姿勢が悪い

怖い夢を見てしまう原因の最後は「寝る姿勢が悪い」ことです。これは意外だと思う人もたくさんいると思いますが、実際、寝る姿勢が悪いと眠りも浅くなりやすいためそれに伴って怖い夢も見やすくなってしまいます。さらに、姿勢が悪いということは腰や首なども痛めやすく、それはつまり途中で目覚めやすくてうなされやすいということでもあり、現実のそのつらさがそのまま夢にダイレクトに影響を及ぼすことになるのです。

夢を見ている状態というのは、眠りが浅い状態であるといいましたが、眠りが浅くなるか深くなるかは「寝具」によっても左右され、その寝具は「寝る姿勢」を左右します。睡眠と寝具の関係性については今ではかなり重要視されていて、「トゥルースリーパー」のマットレスや枕なども世間では大人気となっており、それだけ現代人は睡眠に悩みを抱えているということです。

怖い夢を見ないためには「熟睡」「深い眠り」というのが大きなキーワードとなります。寝ているときの姿勢までコントロールすることはできませんが、夜中にうなされたり怖い夢を見たり、体を痛めないようにするためにも、最低限「寝具」や「環境」には気をつかっていきたいところですね!

まとめ

いい夢をみよう♪

夢というのは不思議で、自分が見たいと思っている夢は中々見ることはできないのに、自分でも気づいていない心の中にある感情などは簡単に表してしまうものです。誰でも一度は「好きな人の夢が見たい」とか、「幸せな夢を見たい」と願ったことがあるとは思いますが、実際には中々見れず、逆に怖い夢や悪夢ばかり見てしまうといった人も多いんですよね…。しかし、それも原因を知ればある程度は自分で防げるものでもあります。怖い夢に悩まされている人や、いい夢を見たいと思っている人はぜひ参考にしてみてくださいね!