「お金を減らさずに増やす!」投資で失敗しないために守るべきルール

最近、ネット証券・スマホ証券の口座開設が急増しています。これは、投資信託や株式投資する人が増えている証拠です。「貯蓄から投資へ」なかなか進んでこなかった日本なだけに、多くの人が資産形成に前向きに取り組んでいることは、とても喜ばしいことです。資産形成する上で、誰もが求めていることは「お金を減らさずに増やす」ことでしょう。過度にリスクを取った投資はご法度。お金を一気に失う可能性が高いです。そこで今回は、投資で守るべきルールをお伝えしたいと思います。リスクについて正しく把握しておきましょう!

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自分の資産の線引きをする

投資を始めるときに、絶対に守るべきことがあります。それはズバリ、「自分の資産の線引きをする」ことです。投資に回してもよい資産と、生活に必要な資産を分けて考えます。生活に必要な資産は、絶対に失ってはいけない資産です。これを取り崩して投資を行うことはとても危険なので、やってはいけません。

「命金には手を出すな」という投資格言があるほど、これは最重要ルールなのです。投資をスタートするときは、万が一を考えて、最低でも6カ月分の生活費を貯めましょう。その上で、当面使う予定のない余裕資金が生まれたら、それを投資に回しましょう。

とはいえ、生活費の6カ月分を貯めるのはかなり大変ですし、それを待っていては、なかなか投資を始められませんよね…。なので、2〜3カ月分が貯まったら、月数百円〜数千円で投資を始めてみてもよいでしょう◎少額で始めることで、投資でお金を稼ぐ感覚をつかむことができますよ♪

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堅実な投資のためのエントリールール

株式や投資信託を買うときに「なんとなく」はNG!自分がなぜその銘柄を購入したのか、きちんと説明できるようにしてください。理由を自分で説明できないものは買うべきではないのです。

たとえば、株式投資では株価が上昇中の株を買う「順張り」と、下降中の株を買う「逆張り」という方法があります。逆張りがうまくいくと大きな利益を得ることができますが、逆張りを軸とする投資はリスクが高く、避けたほうがよいです。なので、初心者のうちは、順張り投資で堅実に利益を増やしていきましょう。銘柄選びに自信が持てないうちは、好成績を収めるアクティブファンドが投資している株式銘柄を購入する「コバンザメ投資」もよいでしょう!

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ナンピン買いや信用取引は避ける

「ナンピン買い」とは、保有している銘柄の株価が下落したときに買い増しして、平均購入価格を下げることで、相場が再び上昇したときに利益を増やすという手法です。このナンピン買いは、難しい手法の1つです。素直に損切りをしていたほうが、傷は浅くすむケースが多いでしょう。売却時のルールとしておすすめなのは、「価格が20%上昇したら利益確定、10%下落したら損切り」です。ポイントは損切りを浅く設定しておくことです。

人間は損を抱えている状態だと、その損を取り返すために通常よりも過度にリスクを取ってしまう傾向にあります。リスクを取るということは取り戻せる可能性がありますが、お金を失う可能性も高いのです。ナンピン買いをした後も相場の下落が続くと、損失がさらに広がるため、投資の経験が浅いうちは避けたいところです。

また、心得ておくべきは、「資金に余裕がないときには信用取引をしない」というルールです。信用取引で損失を出すと保証金を追加する(追証)必要があります。追証を行わないと損失が確定(実現損)するため、多くの場合、追証のために貯蓄の取り崩しや、キャッシングやローンを借りて取引を続けることになります。それでうまくいけばよいのですが、負の連鎖を生む危険性もあるため、資金が十分ないときは絶対に避けてください!

まとめ

自分にとって無理のない範囲での投資を心がけよう!

いかがでしたか?投資にはさまざまなリスクがあります。リスクを減らす方法を知らないと失敗してしまいます。資産運用で損をした場合に、どれくらいのリスクなら許容できるのかを考えておかないと、身の程以上の投資をしてしまい、生活に支障をきたす損失を出してしまうことがあります。自分にとって無理のない範囲で投資できるよう、リスク管理はしっかり行ってくださいね!

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