「みんなどれくらい貯金があるの?」「貯金ゼロはさすがにヤバい!?」~20代の平均貯金額~

周りの友達と比べて少なかったら、なんだか恥ずかしい…と思うと、なかなか仲いい友達にも聞きづらいのが貯金の話ですよね。ですが、一体みんなどれくらいお金を貯めているのかちょっと気になりませんか?そこで今回は、20代の平均貯金額と、目指すべき貯金額の目安をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください!新社会人はまだ給与も少ないこともあり、「貯金を始めるのはまだ先でいい」と考える人もいるかもしれませんが、20代はさまざまなライフイベントが待ち構えているので、将来を見据えると、いつ貯金を始めても早すぎるということはないですよ!

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20代の貯金額はどのくらい?

まずは、「同世代のみんなはどれぐらいの貯蓄があるんだろう?」と気になっている方のために、金融広報中央委員会の調査をもとにご紹介していこうと思います。これは、貯金だけではなく、株式や保険なども含まれます。

金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和2年』によると、20代の単身世帯の場合の平均貯蓄額は113万円、中央値は8万円という結果でした。貯蓄がないか、あっても100万円未満という割合が合わせて70%を超えています。20代ではなかなかお金を貯めるのが難しいようです…。

調査結果を見る限り、20代ではあまり貯金できている人はいませんが、そこで安心して貯金しなくてもいいというわけではありません。これからお金がかかる様々なライフイベントが控えているので、将来のことを考えて少しでも貯蓄を始めるべきでしょう!

※中央値とは?
中央値というのは、データを小さい順に並べたときに中央に位置する値のことです。例えば、「1、2、3、4、105」という5つの数字の場合、小さい方から3番目の3が中央値です。なお、この5つの数字の平均値は23です。105という極端な数値に引っ張られて直感的な「真ん中」からずれてしまいます。

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20~30代はライフイベントが多い

20代から30代は結婚や出産、子育て、マイホーム購入など、大きなライフイベントが多く発生することが多いです。これらのライフイベントは、多くの出費を伴いますので、20~30代の代表的なライフイベントでかかる平均費用についてもご紹介しておきましょう!

結婚費用
リクルートマーケティングパートナーズが発表した「ゼクシィ結婚トレンド調査 2019」によると、結婚にまつわる費用として、結婚式・披露宴の費用の平均は354万9,000円、2人分の結婚指輪の購入金額の平均は24万2,000円となっています。このほかに、婚約指輪を購入したり新婚旅行をしたりすれば、さらにお金がかかるでしょう。

ただし、結婚に関しては、必ず結婚式や新婚旅行をしなければいけないわけではありませんし、披露宴はご祝儀でまかなえる部分も多いです。

教育資金
文部科学省が2009年に発表した「家計負担の現状と教育投資の水準」によると、子供1人あたり、幼稚園から大学まで公立に進学した場合の平均的な教育費は、818万5,572円となっています。これは、自宅から通学した場合の金額で、下宿や1人暮らしをして通学した場合は1,000万円を超えるでしょう。

さらに、幼稚園から大学まですべて私立に通わせた場合は、自宅から通学しても2,180万1,632円かかるという結果が出ました。塾に通わせたり習い事をさせたりすれば、さらにお金がかかることになります。

住宅購入費
住宅金融支援機構の「2018年度フラット35利用者調査報告」によると、2018年度の住宅の購入価格は、全国平均で注文住宅が3,395万円、建売住宅が3,442万円、新築マンションが4,437万円となっています。中古戸建は2,473万円、中古マンションは2,893万円です。

これは全国平均ですから、都市部はさらに高く、地方ならもっと安くなりますが、いずれにしても高い買物であることが分かります。

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いくらを目標に貯金すればいいの?

では、毎月の貯金額はどれくらいが目安となるのでしょうか?金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和2年』によると、年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合は、20歳代の単身世帯では平均18%、二人以上世帯では平均13%です。

生活にあまり余裕がない場合には、手取りの10%前後を目安に、生活に余裕がある場合には、手取りの20%や30%といった金額を貯金するとよいでしょう。

まとめ

20代のうちに貯金の習慣をつけよう!

20代はまだまだ収入も少ないこともあって、金融資産保有額の平均や中央値は非常に小さくなっているのがお分かりいただけたかと思います。しかし、だからと言って貯金しなくてもよいというわけではありません。貯金はなかなか難しいものです。だからこそ、しっかりと計画して将来に向け、着実にお金を貯めていきましょう。そして、余裕があれば、貯金だけでなく積立保険やつみたてNISAなど、他の手段にも目を向けられるとよいでしょう◎20代のうちから貯金の習慣をつけておくことが大切です!

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