ダイエット目的のジョギングは非効率 むしろ太りやすくなるのでご注意を!
ダイエットのために、ジョギングを始める人は多いですよね。でも、ジョギングを始めて、本当に痩せましたか? なぜか太ってしまったという人もいるのではないでしょうか。そうなのです、走ることで太ってしまう人が実はかなり多いので、その理由について紹介したいと思います。
1㎏の脂肪を減らすには7200kcalの運動が必要
最初に、絶望的な事実をお知らせします。
脂肪を1㎏減らすために必要なのは、7200kcalの運動です。
体重にもよりますが、軽い30分のジョギングで消費するカロリーは240kcal程度ですので、33gの脂肪が消費されます。
3日に1回のジョギングで、毎月10回走るとするなら、1ヶ月で333gの脂肪が消費されて、333gだけ体重が減ることになります。
まぁ、何もしないよりは良さそうですね。
でも、走って痩せるというイメージとは、まったく違うかと思います。
ジョギングを始めたら、みるみるスマートになっていくイメージがあるかも知れませんが、実際にはかなりの時間をジョギングに費やさないと、痩せることができません。
ダイエットにしては、かなり非効率ですよね。
そして、ジョギングにはちょっとした罠も隠されています。
走ったらたくさん食べたくなる
ジョギングをすると、お腹が減ります。
エネルギーを消費しているので、当たり前ですよね。
ここで問題なのが、ジョギングで消費したカロリー以上に食べてしまいがちということです。
30分ジョギングの消費カロリー240kcalは、大きめのおにぎり1個分くらいです。
ビールなら、350mlで2缶分くらいです。
生ビールを2杯飲んだら、もうカロリーがプラスになってしまいます。
ジョギング仲間を作って、一緒にジョギングする人たちもいますが、走った後にみんなで食事をするというケースも多いでしょう。
そこでも、カロリーを摂取し過ぎてしまうのです。
走ったらお腹が空くのは、人間の身体の構造として当たり前のことです。
疲労した分を回復するには、たくさんの栄養素が必要になります。
身体は少しでも早く回復させたいから、エネルギーもたくさん摂取しようとするため、結果的に太ってしまうのです。
走って痩せたいなら、食事量を増やさないという強い決意が必要です。
でも、それができる人なら、最初から太っていません(笑)。
いま、太ったからという理由でダイエットしたい人は、そこまでストイックになれないでしょうから、走って痩せることはあまり適していないのです。
ジョギングで落ちた1㎏はただの水分
上記のように説明すると、必ず反論してくる人がいます。
「私は走り終わった後に体重を測ったら、体重が1㎏も落ちましたよ」
しかし、その落ちた「1㎏」というのは、体内から排出された水分、つまり汗に過ぎません。
あっという間に、もとの体重へと戻るはずです。
本気で痩せたいなら、暮らしの中でこまめによく動き、消費カロリーを少しずつ増やしてください。
笑い話のようですが、次のような話すら聞いたことがあります。
「30分間走るためにフィットネスクラブに通い、その建物の1階で受付をした後、マシンがある2階までエレベーターを利用している」
エレベーターで移動する時間こそ、まさに運動にもってこいの機会であるはずです。
階段を使えば、良い運動になりますよね。
そこで身体を動かさず、楽をしているとはまさに本末転倒であり、時間とお金の浪費でしかありません。
もちろんジョギングで爽快感や充実感を得られるのであれば、素晴らしいことです。
走ることが楽しい人は、どうぞ続けてください。
けれども、ジョギングが嫌いなのに、無理して習慣化している人は、今すぐ中止してはどうでしょうか。
ジョギングを習慣化して、1日の消費カロリーをめでたく240kcal増やせたとしましょう。
でもその習慣をやめた途端、消費カロリーはすぐに元通りになります。
あなたはジョギングをずっと続けることができますか?
そんな体力や時間の無駄遣いをするよりも、太らない食生活に切り替えれば、運動ゼロで痩せることができ、適正化した体重を保てることになります。
ジョギングは、痩せたいあなたを決して幸せにはしてくれないのです。
まとめ
筋力トレーニングのほうが効率的
ジョギングがいかにダイエットに非効率であるかが分かったと思います。
ダイエットのために運動するなら、ジョギングよりも筋力トレーニングのほうが良いですよ。
筋肉をつけると代謝が上がるので、普段の生活を送っているだけでも消費カロリーが増えますからね。
ボディビルダーのようにムキムキになる必要もありません。
自宅で簡単にできるトレーニングで、筋力をつけることができますよ。
もし、いまジョギングが苦痛なら、コツコツ続けることができて、効率的に痩せられる運動に切り替えていきましょう。