SNS経由での買い物が多い人は要注意!マーケッターの戦略にハマらないために知っておくべきこと
SNSを見ていたら、たまたま気になる商品が出てきて、ついつい買ってしまった…という方、多いのではないでしょうか?実はそれ、まんまとマーケッターの買わせるテクニックにハマっているんですよ!もし、買うつもりはなかったのに、商品ページを覗いたら欲しくなって買ってしまった…という経験が多い方は要注意です!そこで今回は、無駄遣いを防ぐためにも、マーケッターのテクニックをお教えしたいと思います。マーケッターの戦略にハマっているかも…?と、心当たりのある方は、ぜひチェックしておいてくださいね!
「マーケッター」とは?
マーケッターとは、「マーケティングの活動を行っている人」のことをいいます。マーケティングとは、「人間や社会のニーズを見極めてそれに応えること」です。反応を求め、促し、反応してくれた人を「見込み顧客」として、活動の成立までを求める人たちが、マーケッターと呼ばれます。
マーケッターは市場(物理的な意味でも、デジタルな空間の意味でも)と呼ばれる場所で活動を行います。そこでは、市場に集う人たちが意識しても、せずとも情報を受け取り、気に入ってくれれば振り向いてくれます。だからこそ市場は非常に重要です。
マーケッターの買わせるテクニック
では、どんな買わせるテクニックがあるのでしょうか?いろいろな側面から見ていきましょう!
①買わせる媒体
インスタグラムやツイッターなどのSNSを見ていると、たまたま広告が流れてくることってよくありますよね。ちょっと気になってクリックしてみたら欲しくなっちゃった…という経験をしたことがあるという人も多いのではないでしょうか?ですが、それは“たまたま”見たのではありません。その広告は、見るべくして見させられているのです。
広告は、購買者の年齢、性別、好みなどに合わせて媒体を変えています。どんな時間帯が効果的かもすべて計算しています。ブランド物が好きな人は、ファッション誌の広告をよく見るでしょうし、少し年齢が上の主婦だったらDMや電話かもしれません。「20代女性」とか「コスメ好き」とか、あるカテゴリーで見たとき、自分がそのカテゴリーの典型的な行動をとっていればいるほど、広告に出逢う可能性は高くなるといえます。
②買わせる広告文章
広告文章にもさまざまな買わせるキーワードが散りばめられています。以下のような言葉に弱い人は要注意!
・希少価値…「今だけ」、「特別に」、「限定〇〇セット」、「ご当地〇〇」など、今ここで手に入れないと損と思わせるキーワードを使っている
・みんなもやっている…日本人は人と同じ行動をとりたがります。「98%の人がリピート」、「今流行りの」など、みんなこの商品・サービスを使っていますと思わせる
・疑問文、問いかけ…「あなたの〇〇大丈夫ですか?」、「もっと楽に稼ぐ方法を知りたくありませんか?」など、しっかりわかっていない所を突いてきたり、欲を刺激してくるキーワードを使っている
・不安をあおる…「もし病気で仕事ができなくなったらどうしますか?」「将来年金は減るかもしれません」など、その人の不安を掻き立て、その解決方法は商品・サービスを購入することだと結論付けている
③買わせる金額
実は、値段にもお得感を演出する巧みな戦略が使われています。以下の言葉に釣られないよう気を付けてくださいね!
・無料…サンプル、初回無料などでまずは購入してもらい、次へとつなげる。あるいは「2個注文で1個無料」「年間契約で〇〇を無料プレゼント」など
・値引き…無料まではいかなくても、まとめ買いや今すぐ買いで〇〇円値引きなど
・偶数・端数…人は末尾の数字が奇数よりも偶数の方が、そしてキリのいい数字よりも端数の方安いと感じると言われています。例えば、1,000円ではなく998円にするなど
④買わせるアプローチ
アプローチその1「リマインドメール」
購入期限の「もうすぐ締め切りです」や、「在庫が少なくなってきました」というリマインドで「すぐに買わなければ」という行動を促します。そして、商品やサービスは一度売ったら終わりというわけではありません。また買ってもらう、あるいは他の商品・サービスも買ってもらう必要があります。
アプローチその2「リピート伺い」
初回購入から頃合いを見計らって「次回購入はいかがですか?」というお伺いメールを送ってきます。
アプローチその3「ラインナップ商品」
最初に購入した商品とは別の「こんな商品もありますよ」という紹介メールを送ってくる。あるいは、次回または他の商品に使えるクーポンを送ってくるでしょう。
⑤拡げるテクニック
買わせるためには、一人の購買者にたくさん買ってもらうという方法もありますが、より多くの購買者を作るという方法もあります。「お友達を紹介してくれたら値引き」、「あなたからの紹介ならお友達もおトク」などで、どんどん拡散していくのです。
マーケッターのテクニックに惑わされないためには?
では、これらのテクニックに惑わされずに、無駄遣いを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?
①テクニックを探しながら読む
せっかくなので、広告をじっくり味わってみてはいかがでしょうか?自分はどんな誘い文句に弱いのか、どういうときに広告を見てしまうのか…など、自己分析してみましょう!自分の弱い点がわかれば、こういうキーワードには引っかからないとか、この時間帯は見ないなどの対策を取ることができます。
②他の人たちと比較・共有
家族や友人などと広告について共有してみるのもよいでしょう。人が見ている広告が全然違えば、「爆売れ」とか「みんな使ってます」という謳い文句には引っかからなくなりますよ!
③本当に必要かどうか、一晩寝かせてみる
今買わなければ損する!と思わせる商品でも、本当に必要であれば、既に買っていたのではないでしょうか?今すぐ買いたいと思っても、一晩寝かせてみましょう。もし、それで売り切れたならば自分には縁がなかっただけ、もっといい商品が現れるはずだ、とポジティブに捉えましょう!
まとめ
買い物も賢くしましょう!
SNSの時間が長ければ長いほど、気になる商品に出逢う回数も多くなることでしょう。今すぐ欲しい!と思うかもしれませんが、一度思い出してみてください!すぐに必要なものであれば、広告を見ずとも、自分でその商品だけをピンポイントで検索して購入しているのではないでしょうか?素敵な商品に出逢うこと、手に入れることは、とても楽しく、充実感を味わえることだと思いますが、だからこそ「買うんじゃなかった…」とならないように、売り手のテクニックに惑わされないよう、賢い買い物を心掛けてくださいね!