「自分で決められない……」そんなあなたに決断力を鍛える方法を指南

仕事でも、恋愛でも、人生におけるさまざまな場面で「決断力」が求められます。あなたは、自分で決断力があると思いますか? 決断力がないと感じているなら、このコラムで決断力について学んでください。決断力を鍛える方法を学んで、あなたの人生をより良いものにしてくださいね。

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決断力とは自分の責任で決断する能力

決断力とは、「自分の責任で決断する能力」「物事を決断する意志」のことです。
そもそも「決断」という言葉には、「意志をはっきりと決定すること」という意味があります。

そのため、人の意見に流されたり、「ただ、なんとなく」という気持ちで決めるのは、「決断力がある」とは言えません。
自分の意志を強く持ち、それに沿ってしっかりと物事を決定できる能力を「決断力」というのです。

「決断力」の言い換え表現の1つに、「判断力」があります。
「判断力」とは、「物事を正しく理解し、評価する能力」「正確に判断する能力」という意味です。
「決断力」「判断力」ともに、何かを決定する場面での能力のことをいいます。

しかし、「判断力」とは「正しく判断する能力」という意味ですので、そこに正しい答えがあるということ。
一方で、「決断力」を求められる場面では、正しい答えがあるとは限りません。
「こちらの方が良いはずだ」など、主観に基づいて評価することも多いため、大きな責任を伴うのが「決断力」でもあります。

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決断力がない人の特徴とは?

状況を瞬時に把握し、責任を持って決断をできる人もいれば、決断をためらってしまう人もいます。
また、決断力がある女性もいれば、決断力がない男性もいて、男女によって決断力の違いがあるとも言えません。

では、決断力がある人とない人は何が違うのでしょうか。
まずは、決断力がない人の特徴を挙げていきたいと思います。

①自分に自信を持てない

良い答えを導き出せている場合でも、自分の考えに自信を持てないがために、決断を躊躇してしまいます。
決断には大きなリスクも伴いますが、失敗が怖かったり、不安が強かったりして、一歩踏み出せないのです。

②人の意見に流される

自分の軸がしっかりしていないと、先輩や同僚など周りの人の意見に左右されてしまいます。
「周りの意見を尊重できる」とも言えますが、自分の意志が弱いため、周囲からは頼りない人、リーダーシップに欠ける人と思われることもあるでしょう。

③責任を取りたくない

自分の決断に対して、責任を取りたくないというのも、決断力がない人の特徴です。
決断力を求められる場面では、「どんな結果であれ、自分が責任をとる」という覚悟が必要です。
しかし、自分で責任を負いたくないがために、決断を先延ばしにしたり、時によっては決断から逃げてしまうこともあります。

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決断力がある人の特徴とは?

自分に自信がなかったり、人の意見に左右されやすいことなどが、決断力がない人の特徴であることが分かりました。
続いて、決断力がある人の特徴をみていきたいと思います。

①自分の意志がはっきりしている

決断力がある人は、「自分はこう思う」などと、自分の考えをしっかり持っていることが多いです。
そのため、何かを選択する際にも、自分軸に沿って決断することができます。

②失敗を恐れない

決断力がある人でも、選択を誤って失敗することがあります。
しかし、決断力がある人は、「前に進むことが大切」「たとえ失敗したとしても、成長の糧にする」という考えを持っているため、失敗を恐れずに決断ができるのです。

③責任感がある

決断には、責任が伴うものです。
決断力がある人は、たとえどんな結果になったとしても、自分で責任を負うという覚悟ができています。
そのため、周りから信頼されたり、リーダーポジションに指名されることも多いのです。

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日頃から決断する癖を身につけましょう

いざという時に迷ったり悩んだりしてしまって、「決断力がない」と悩んでいる女性も多いと思います。
ここでは、決断力を鍛える方法をいくつか紹介します。

まずは、日頃から決断する癖を身につけることです。
日常生活のさまざまな場面でも、自分の意志をしっかりと持ち、決断する練習をしていみてください。
「今日は何を食べるか」「どんな服を着るか」など、些細なことでもOKですから、自分の意志で決断することが大切です。

その時には、周りに流されたり、何となくで決めるのではなく、「なぜこれにするのか」と自分の考えをしっかりと持つようにしてください。
日頃から決断する癖が身についていれば、大きな決断が必要な場面でも、自分の意志に基づいて決断できるはずです。

続いて、判断材料を集めることです。
その課題に対する知識や情報が少ないと、何が正解かを判断するのが難しいため、なかなか決断できないことがあります。
そのため、まずはデータなどの情報を集めるようにしてみてください。

最初は、情報の“量”を意識して、慣れてきたら“質”を意識してみるのです。
より正確な情報を集められると、良い結果につながる可能性が高まるでしょう。

そして、優先順位を決めることも重要です。
どんな決断にも、メリットデメリットが生じることがほとんど。

例えば、「Aさんを選んだら、すごく私に尽くしてくれそうだけど、私が甘えてしまって良くない」など。
こうした際には、「今は何を重視するべきか」「もっとも大事なことは?」と、優先順位を明確にしてみると、決断しやすくなるはずです。

まとめ

決断力を鍛えて何事も自分の意志で決断できるように

決断力は生まれつきのものではなく、日々トレーニングをすることで、身につけることができます。
ゲーム感覚で取り組める、決断力を鍛えるアプリもありますので、そういったアプリを活用するのも良いでしょう。

ぜひ、決断力を鍛える方法を実践して、どんな物事にも自分の意志でしっかりと決断できるようになってください。