自由な生活を送りたいなら……まずはサイドFIREをめざそう!
FIREという言葉をご存知でしょうか? 経済的に自立した状態で早期退職して、自由な時間を過ごすことなのですが、それが実現できたらとっても幸せですよね。ただ、FIREするためには、年間支出の25倍の資産が必要です。1つの目安として7500万円と言われていますが、そんなに資産を持っていないですよね。そこで、まずは働きながら、資産運用で収入を得るサイドFIREをめざすことを提案します。サイドFIREを実現するための資産運用について紹介しますので、自由な生活を送りたい方はぜひご覧ください!
FIREには年間支出の25倍の資産が必要
直訳すると「経済的自立と早期リタイア」という意味になります。
FIREは、欧米を中心に世界的に流行している、新しい生活スタイルなのです。
日本でも、新型コロナウイルスの流行により、リモートワークが浸透したため、働き方の概念が変わりつつあります。
若い世代を中心に、FIREへの関心が高まっている傾向にあるのです。
FIREを実現するための1つの指標として、年間支出の25倍の資産が必要と言われています。
これは、米国トリニティ大学の論文をもとにした、4%ルールの考え方によるものです。
米国の株式市場は、毎年インフレ控除後で実質4%の成長をしているので、投資元本(100%)÷年間支出(4%)=25ですから、年間支出の25倍の資産があれば、資産を減らすことなく生活できるというわけです。
年間支出が300万円だとすると、300×25=7500万円がFIREに必要という計算です。
7500万円の資産を構築するとなると、かなりハードルが高いですよね……。
女性は経済的自立を目指す必要がある
FIREにはとてもあこがれますが、いきなりFIREできるほどの資産を持っていないという女性がほとんどだと思います。
ただ、早期リタイアするかどうかは別にして、女性こそ積極的に資産運用を取り入れて、経済的自立をめざすことが必要と言えます。
なぜなら、女性は男性よりも長生きだからです。
厚生労働省の調査によると、日本人の平均寿命(2019年)は、男性が81.41歳、女性は87.45歳。
平均で、男性より6年も長く生きるのです。
さらに平均寿命は延び続けていますから、人生100年時代が到来するという予測もあながち間違いではないでしょう。
つまり、シングルの女性だけでなく、結婚している女性でも、旦那さんが先に亡くなってしまって、女性がひとりで最期を迎える可能性が非常に高いのです。
サイドFIREとは、勤労収入と資産運用収入を組み合わせたもの。
年間支出が300万円だとすると、資産運用の収入は100万円をめざし、残りの200万円を勤労収入で得るのです。
そうなると、100万円の25倍ですから、サイドFIREの資産は2500万円あれば良いとのことになります。
2500万円も高いハードルではありますが、実現可能な数字としてめざす価値があるかなと思います。
リスクを抑えた資産運用が重要
サイドFIREを実現するための資産運用で、もっとも重要なことは、できる限りリスクを抑えて資産運用することです。
そのための金融商品としては、投資信託、ETF、高配当株の3つがお勧めです。
ファンドマネージャーが複数の金融商品に投資して運用するため、1つの投資信託を買うだけで、分散投資ができるメリットがあります。
また、iDeCo(イデコ)やつみたてNISAを活用すれば、投資信託で運用しつつ、税制優遇の恩恵も受けることができます。
日経平均株価やS&P500など、市場の指数に連動した値動きをめざす手法で運用されており、上場しているので、株式と同じようにリアルタイムで取引できるところが特徴です。
ETFは少額から投資することができ、一般的な投資信託と比べて取引手数料やその他のコストが安く設定されている点がメリットです。
業績に合わせて株主に分配するお金を配当と言います。
この配当が高い銘柄、つまり高配当株を投資先に加えると、効率的に資産を増やすことができます。
とくに米国には、連続増配期間の長い企業が多く、利回り3~4%という高配当銘柄が多いのです。
まとめ
あこがれのFIREをめざして……
早期リタイアして自由な生活……とってもあこがれますよね。
完全なFIREを実現するのは、かなりハードルが高いですから、まずはサイドFIREをめざして、コツコツとお金を貯めてみてはいかがでしょうか。
女性は男性よりも長生きですから、将来のことを考えると、経済的自立が必要です。
今のうちからコツコツと、資産運用を始めていきましょう。
きっと10~20年後には大きな資産になっているはずです☆