「金銭感覚の違いにモヤモヤ…」人それぞれ金銭感覚が異なる理由とは?

みなさんは、自分の金銭感覚について考えたことはありますか?金銭感覚が合う人とは、一緒にいて安心すると思いますが、一方で、趣味や性格が合う人でも金銭感覚が合わないと何かモヤモヤすることってありませんか?お金に対する考え方や使い方に正解や不正解はありません。なので、“金銭感覚が合わない人=自分と合わない人”だと決めつける前に、人それぞれ金銭感覚が異なる理由を考えてみてほしいのです。そこで今回は、金銭感覚が違う理由を5つ挙げてみました。ぜひチェックしてみてくださいね!

  1. お金
  2. 節約
  3. 価値観
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金銭感覚が違う理由その1「収入」

学生のころは同じ学校に通い、同じような賃貸住宅に住み、一緒に遊んでいた友達でも、30代になれば、会社内で昇進する人もいたり、独立、起業をする人もいたりと、収入に差が開いてきます。

月収20万円の人と50万円の人では、5万円に対する感覚が違ってくるのは普通の事ではないでしょうか。収入の違いにより、洋服1着に対する予算、外食1回あたりの金額など、日常生活でのお金の使い方など異なってくることは多いでしょう。

実際にみなさんも、学生時代と今とでは1万円に対する感じ方、重さが異なっているのではないでしょうか?

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金銭感覚が違う理由その2「嗜好」

突然ですが、あなたの飲み会1回あたりの予算はいくらですか?飲みにいく相手や状況(友達との普段の飲み会、歓送迎会や誕生日会など)によると思いますが、「会費〇〇〇〇円」と言われたときに、その金額に対して「高い!」と感じる人がいる一方で、「安いなぁ~」と感じている人がいるのは、決しておかしい話ではありません。

また、相手の生活スタイルに対しても、共感できること、共感できないことはありませんか?収入の何割を家賃に、食費に、趣味に、貯蓄に費やすかは人それぞれ異なります。大切なのは、その人自身で考え納得したお金の使い方で、充実した生活を送っていることです。

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金銭感覚が違う理由その3「ライフスタイル」

一人暮らしか、実家住まいか、独身か、結婚しているか、子どもがいるかなど、ライフスタイルによっても金銭感覚は変化していきます。同じ収入でも、実家住まいと一人暮らしではお金の使い方は変わってくるでしょう。結婚して子どもが生まれれば、貯金に力を入れるため自由に使えるお金が独身時代よりも少なくなる人は多いと思います。

「昔はよく遊びに付き合ってくれていたのに…」と感じることがあれば、その人のライフスタイルに変化があったのではないでしょうか。

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金銭感覚が違う理由その4「知識」

金融知識の差によっても、その人のお金の使い方は異なってくる可能性があります。一般的に多くの場合、金融商品の知識に乏しい人は「株や投資信託は、リスクがある危ないものだから手を出してはいけない」と考え、金融商品の勉強をした人は「株や投資信託は資産運用、資産形成にかかせないものである」と、考えることが多いと思います。

しかし同等の知識があるからといって、伴う行動が同じとは限りません。知識をもったうえで投資を実行する人もいれば、投資は自分には合わない、今は始める時期ではないなどと考える人もいます。

国の健康保険制度について学んだうえで、民間の医療保険に加入する人がいれば、加入しない人もいます。
国の年金制度について知ったうえで、民間の個人年金に加入する人がいれば、不要だと考える人もいます。
知識を得て、それをどう活かすかは人それぞれです。知識を持っている人の考えや行動がすべて正しく、自分に合っているわけではありません。学んだ知識は鵜呑みにするのではなく、自分の中に落とし込み、考えることが大切です!

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金銭感覚が違う理由その5「経験」

約30年前、バブル時代と呼ばれた頃には、銀行預金で十分な利回りでの運用ができていました。銀行にお金を預けておくだけで、ある程度お金が増えたのです。

しかし現在、銀行預金でお金を増やす、ということはとても現実的ではありません。「お金に働いてもらう」「貯蓄から投資へ」という考えが広がっており、お金の預け先も多様化しています。株や投資信託への考え方については、その人自身が経験した経済状況によっても異なる可能性があります。

まとめ

金銭感覚の違いは新たな価値観に出逢えるチャンスかも!

いかがでしたか?人の金銭感覚に驚いたり、お金の使い方を注意されたり、周りに合わせてお金を支払わなければいけなかったり、お金に関するストレスはみんなあることだと思います。もちろん、嫌いな人や苦手な人とまで付き合っていく必要はありませんが、多様な価値観に触れることで、新たな気づき、価値観に出会えるチャンスになり、今後自分の価値観を形成していくことになるでしょう。人それぞれ性格が異なるように、金銭感覚にも個性があります。もしあなたが、人との金銭感覚に違いを感じたときには、ぜひ、改めて自分の金銭感覚やお金の使い方を考えてみてください。

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