「なんだかやる気が出ないなぁ…」そんな時に役立つ簡単にやる気を出す方法♡

新しいことを始める時、どんな人でも大体はやる気に満ちていることでしょう。慣れないことを覚える時、人は一生懸命になります。また、新しいものを見たり触れたりすることはワクワクドキドキするものです。そうした環境に置かれることで、人はやる気を出すのでしょう。しかし、そうした環境に慣れてくると、そのやる気は徐々に消えていき、「ただなんとなく、ぼんやりと行っているだけ…」という状況に陥る人が多いです。そこで今回は仕事とやる気にフォーカスして、仕事のやる気の「正体」を探り、やる気を出す方法を紹介したいと思います。何が何でもすぐにやる気を取り戻したいという人は、参考になると思います♪

  1. やる気
  2. 目標
  3. 人生

そもそも「やる気」って何?

仕事の「やる気」とは何でしょうか?
やる気の正体を知ることで、やる気を上げやすくなります。
なので、まず最初に“やる気とはそもそも何なのか”ということを考えていこうと思います。

仕事のやる気とは「ポジティブな気持ち」であり、「目的意識」でもあります。

♡ポジティブな気持ちとは?

例えば、「この仕事を頑張ったら、一人前になれる!」「この仕事が成功したら、認めてもらえる!」など、純粋に仕事に対して抱く思いもあれば、「あの営業先に行けば、気になっているあの子に会える!」など、私的なものも含みます

どちらも同様に、喜びや楽しさ、うれしさなどのポジティブな気持ちがやる気に繋がっています。

♡目的意識とは?

例えば、「この新薬で、多くの患者を救える!」「この売上を達成すれば、昇給がある!」というように、何かの目的が必ずあり、そこに向けてのモチベーションのことです。
こうした動機づけができる事で、やる気を増大させます。

やる気がダウンするのは何で?

人間はポジティブな気持ちや目的意識があったとしても、日々の同じような業務を繰り返すうちにやる気がダウンすることがよくあります。
そこには必ずいくつかの要因があるものです。

その要因を知ることで、やる気がなくなるのを防ぐことができ、逆に上げる方法も見えてきます。

例えば、以下のようなことで、人はやる気を削がれてしまいます。

マンネリ化

・仕事に慣れ、毎日同じことの繰り返しに飽きてしまう
・変わり映えのしない日々なので、仕事以外に刺激を求めたくなる
・当初は目的意識があったが、それに対して今では情熱を感じない

人間関係の悩み

・苦手な上司と同じ職場で働くことに、ストレスを感じてしまう
・言うことを聞かない部下のせいで、仕事効率が悪い
・どうしても苦手と感じてしまい、打ち解けられない同僚がいる

メンタル面の悩み

・自分だけが熱くなってしまって、周りとの温度差を感じる
・ミスを繰り返してしまい、自分の能力に自信が無くなる
・あまりに膨大な仕事を任され、終わりが見えず、途方に暮れてしまう

こうしたやる気が下がるの要因は、誰の身にも起こりうるものです。
そうなった時に一番大切なのは、自分で自分のやる気を出させる方法を知っておくことです。

自分の奮い立たせ方さえ知っていれば、どんな要因が沸いたとしても、負けてしまうことはないでしょう。

仕事のやる気を出す方法10選

「心理学NLP」の視点に立った、実践的なやる気アップの方法を紹介したいと思います。
なぜ、NLPの視点を取り入れるかというと、人の気持ちを高め、動かすことに長けているため、やる気を高めたり、やる気ダウンを防ぐ効果が実証されているからです。

現在では、ビジネスや教育の現場でも活用されているものです。

髪型や服装を変えてみよう

やる気が出ないときには、まず、自分の外見を変えてみましょう。
髪型やファッションを変えるだけで、気分が変わり、ポジティブな気持ちになれることがあります。
スーツや制服を着用しての仕事の人は、どんなにやる気が出ないときでも、スーツや制服に着替えて身だしなみを整えた瞬間に、多少なりともやる気が出るものです。

外見を変えることで、“セルフイメージ”も変わります。
このセルフイメージとは、自分自身が描く、自分へのイメージのことです。

「明るい」とか「大人しい」などの、性格に関するものもあれば、「人見知りをする」とか「計算が得意」など、行動に関するものもあります。
やる気を出すためには「熱い思いで仕事に取り組むキャリアウーマン」など、なりたい姿をセルフイメージすることで、仕事に行くのが楽しくなるよう変えていきましょう。

そのイメージに見合った洋服やアクセサリー、持ち物など身の回りを変えることで、イメージが具現化できるのでおすすめです。
「なんだか最近やる気がないな…」と感じる人は、次の休みに美容室やお買い物に行ってみてはいかがですか?

片鼻呼吸法を行う

仕事のやる気を出す有効な手段として、「片鼻呼吸法」というものがあります。
やる気は、脳の働きに左右されるので、脳の働きが良ければ良いほど頭がスッキリして仕事の効率が上がったり、良いアイデアが浮かんだり…とやる気も湧いてくるのです。

片鼻呼吸法は、ヨガの呼吸法のひとつでもあり、左右の鼻を交互に使って呼吸をします。
左右の鼻呼吸を交互に繰り返すことによって、脳の血流が上がって、酸素や養分が頭全体に巡っていきます。
その結果、頭がスッキリして、仕事のやる気が出てくるのです。

「まずは動く」と決め、すぐ行動する

「なかなかやる気が出ないなぁ…」というときには、「まずは、動く」と決めましょう。
やる気が出ないとついついボーっとしてしまいがちですが、そうではなく、身体を動かし、まずは行動することが大切です。
そうすると、自然にその後の行動にもつながるのです。

この方法は、アスリートたちのウォーミングアップにも取り入れられています
やる気が出ない時でも、まずは身体を動かすことで、「やる気が出ている!」と脳に錯覚させることができるのです。

例えば、面倒な書類を作成する時に「やらないとなぁ」と心では思っているのに、どうしてもやる気が起こらないそんな時、人は現実逃避をしてもっと簡単な他の作業に手をつけて、面倒なことや大変なことを後回しにしてしまうことが多いのではないでしょうか?

しかし、嫌々でも「書類作成のファイルを開く」という行動に移せたら、その次の行動をしてみましょう。
それができたら、また次の行動…という風に繰り返していくのです。

あまり気負わず「できるところまでやる!」と決めて動けば、その後もスムーズに行動できるものです。
やる気が出ないときは、無理にでもはじめの一歩を踏み出すことが大切なのです。

やる気がある人を演じてみる

実は、「やる気があるふり」をするのもひとつの手です。
具体的には、誰かやる気に満ちた人物をイメージし、その人のマネをするということです。

例えば、身近に、いつもやる気に満ちあふれた上司がいたとしたら、上司の表情や身振り手振りから、声のトーンや話し方まで、まるで自分がその上司になったように振る舞ってみましょう。
結果を出している人を真似ることで、自分の中にその人物の感覚をインストールし、同じように望む結果を得やすくなります

やる気が出ないときには、自分の身近にいるやる気に満ちた人を思い浮かべて、「もし、〇〇さんだったら、どう行動するだろう?」と考え、その通りに行動してみると良いでしょう。
この習慣を重ねていくことで、そのうちに自分もその人物のようにやる気に満ちあふれている状態になります。

ポジティブな声かけをする

やる気が出ない時には、周囲の人に対して、ポジティブな言葉がけをしてみましょう。
ポジティブな言葉を使うことで、相手を元気づけることはもちろん、自分自身の気持ちも明るくなっていきます。
まさに言霊ですね!

相手も自分もポジティブな気持ちになれば、仕事へのやる気も沸いてくるはずです。
誰でも、落ち込んだときに、誰かがかけくれた一言で、嫌な気持ちがふっと吹き飛んだ経験があるのではないでしょうか?
ポジティブな言葉は、気持ちまで明るくする強い心理作用があるのです。

具体的には、「一緒にがんばろう!」「きっとうまくいくよ!」「いい仲間に恵まれて幸せ!」「もうひとがんばりだ!」「きっと、成功するよ!」など、このようなポジティブな言葉をどんどん使っていきましょう
そうすることで、だんだんとその気になってくるので、やる気のない時ほど、前向きな言葉を選び使うようにしましょう。

日記を書く

仕事のやる気を出す手段として、日記をつけることもおすすめします。
ただの日記ではなく、“仕事のプラス面”にフォーカスした日記が好ましいです。

具体的には、一日を振り返り、仕事面での良かったことや新しいこと、やりがいを感じたことなどを日々書きだします。
脳は、自分にとって重要な事柄を、強くフォーカスするという特性があるので、この特性を利用し、あえて「仕事のプラス面」を強くフォーカスする時間を作っていきましょう。

「プラスの出来事を思い出して書く」という行為によって、自然と仕事の良い面に意識が向くようになっていきます。
仕事の良い面に意識が向けば、自然とポジティブな気持ちになるので、仕事のやる気も沸いてくるのです。

些細なことでも、良い面を見つけて日記に書くことで、あなたのやる気は日々上昇してゆくことでしょう。

自分にパワフルクエスチョンをする

何がやる気の妨げになっているのかを知ることも重要です。
そのためには、自分への問いかけが効果的です。
この有効な問いを「パワフルクエスチョン」といいます。

パワフルクエスチョンとは、最良の答えを導き出すことができる質問です。
この質問をすることで、「フォーカスを変え」「さらなる可能性や選択肢を生み出すもの」として、コーチングやコンサルティングなどでも用いられています。

これを使うことで、「何が自分のやる気を止めているか?」を具体的に分かりやすくします

やる気が出ない

→なぜ、やる気を失ってしまったのか?
→なぜ、自分はやる気がないと思うのか?
→やる気のない現状は、どんなマイナスがあるか?
→やる気を削いでいる原因は何か?

このような質問を自分自身に投げかけることで、新たな気づきを得ることができます。

例えば、「なぜ、やる気を失ってしまったのか?」と問うたとき、「毎日が、代わり映えのない同じ作業の繰り返しだから」という答えが出たとします。
すると、「代わり映えのない」ことと「繰り返し」の作業がやる気を削いでいることが分かります。

そうと分かれば、たまには青空の下で仕事をしてみるとか、メールの文章ひとつも相手を気遣う一文を添えて人間味を感じるやりとりをしてみるなど、日常に少し変化を加えることで、気分が変わり、やる気UPに繋がります

仕事も楽しむと決めましょう

仕事のやる気が出ないときには、「やるからには、仕事も楽しむ!」と決めてしまったほうが良いです。
「楽しむ」と決めてスタートすれば、脳はその方向に向かって進んでいきます。
脳が楽しむと決めると、仕事の中でも自然と「楽しい要素」に意識が向くようになるのです。

ある受験塾では、問題を「ゲーム感覚で解いてみよう!」とアドバイスしました。
すると、生徒たちが、まるでゲームのスコアを上げるかのように、勉強を楽しみはじめた、という例があるのです。
これを、仕事に置き換えることができます。

例えば、決められた仕事であっても、短時間で終わらせることをゲーム感覚で楽しむことができたり、気の進まない営業先への訪問であっても、できるだけ会話を盛り上げてみるなどの意識づけができるようになります。

どんな経緯であっても、今の仕事は最終的には自分自身が選択したものです。
自分で決めたことならば、楽しんでしまったほうが得ではありませんか?
やる気が出ない時ほど「まずは楽しむ」と決めてからはじめてみましょう♪

未来をイメージしてみましょう

「このままだとどうなるか?」という未来をイメージが上手くできていないと、仕事のやる気が出せません。
やる気のないままで過ごすした結果、「1年後」「3年後」「5年後」…「その先の未来はどうなるのだろう?」と自分に質問してみてください。

「脳は質問に答える」という性質があるため、答えを探しながら、探し出した答えをイメージしていきます。
そしてイメージは感情に紐付いています。
少しでも「今のままではまずい」と思ったのなら、やる気のスイッチを入れやすくなります。

人によっては危機感を強く感じて、思いもよらないパワーを発揮することさえあります。
ポイントは、リミッターを外し、力を発揮するために「今のままだと、どうなるのか?」「今やるべきことをやらずにいるとどうなるか?」ということを、しっかりと想像してみることです。

その状況に立たされたあなたは、何が見え、何が聞こえ、何を感じるのでしょうか?
困惑した上司の顔や、お客様からの苦情の声など…マイナスな状況になることは安易に想像できるはずです。
こうした状況を思い描くことができれば、嫌でもお尻に火がつき、やる気が出るというものです。

少し先の未来を想像し、自分に危機感を与えることも時には必要ということです。

心を整えましょう

心を整えることもやる気に繋がります。
心が乱れはやる気が低下に直結します。
そうならないためには、自分の心の状態に気づき、常に心を整えているのがベストです。

アスリートの多くは、プロのメンタルコーチを付けたり、メンタルトレーニングを行い、常に心を整えることに努めています。
さらに経営者やビジネスパーソンたちも、人一倍、高い結果を出す人たちほど、心を整える力が高い傾向があります。

心理学では「心と体はつながっている」という言葉も使われます。
自分なりのベストなやり方を探しながら、心を整える時間を持つことが「やる気を高める」「やる気の低下を防ぐ」ことにつながるのです。

まとめ 自分のやる気スイッチを探しましょう♪

自分と似たような思考や言動、行動の人がいたとしても、全てが一緒ということはありえません。
みんな違うのだから、自分のやる気の出し方も人と全く同じということはありません。

なので、今回の記事をヒントに、自分なりのやる気の出し方、自分のやる気スイッチを見つけてみてください!
そうすれば、やる気が出なくなったとしても、上手く切り抜けることができるでしょう♪