話題の“サラダチキンダイエット”本当に効果があるの?サラダチキンのメリット・デメリット
ダイエット中の食材として人気の「鶏むね肉」。コンビニやスーパーでは「サラダチキン」としてたくさんの種類が売られているので、日々の食事に取り入れている人も多いでしょう。しかしながら、このサラダチキン、本当にダイエット効果があるのでしょうか?そこで今回は、サラダチキンがダイエットに効果的な食べ物なのかどうか調べてみました!サラダチキンのことをしっかりと理解したうえで食べないと、逆効果になってしまう可能性もあるので、ぜひチェックしておいてくださいね!
サラダチキンダイエットは効果あり?
実際、サラダチキンダイエットは効果があるのでしょうか?先に結論から言うと、正しいやり方をすれば効果は期待できます◎しかし、やり方によっては逆効果になってしまいます。では、なぜ「サラダチキンダイエット」が良いと言われているのでしょうか?
サラダチキンがダイエットに良いといわれるワケ
そもそも、サラダチキンには鶏の胸肉が使用されています。鶏むねといえば高たんぱく低カロリー、そして食べ応えもあるため、ダイエットでの食時制限の際でも効果的に摂取できるとして注目を浴びました。
サラダチキンダイエットのメリット
①安くて食べやすくお手頃
サラダチキンがダイエット向きと呼ばれる理由の一つに、値段の安さや食べやすさが挙げられます。いくらダイエット向きの食材でも値段が高いと続けにくいものですが、200円前後で購入できるため、気軽にダイエットに活用する事ができます。また、コンビニなどでも販売されていて入手しやすく、自宅でも簡単に作れるのもメリットでしょう。
加えて、サラダチキンは味付けされていないプレーンタイプがベーシックであり、シンプルで食べやすく、アレンジの幅が広いのも特長でしょう。市販されている商品の中にはハーブやタンドリーチキン風味など味付けされた物もあるので、手軽に済ませたい方はこちらを利用すると良いでしょう。
②低カロリー・低脂質
サラダチキンは低カロリー・低脂質な点も、ダイエット向きといわれる理由です。鶏肉は皮の部分のカロリーが高いですが、皮が含まれないサラダチキンなら皮を取り除く手間も不要です。鶏胸肉を使用したサラダチキンはヘルシーで食べ応えもあるので、上手に取り入れればダイエットに活用できるでしょう。
③高タンパク質で基礎代謝を上げる
鶏むね肉を原料としているサラダチキンはタンパク質が多く含まれるので、筋肉量のアップが期待できます。筋肉を付けると聞くと体を鍛えている人向けの話に思うかもしれませんが、筋肉が付くと基礎代謝が上がるので、効率の良いダイエットを行う上でも重要なポイントです。健康的なダイエットを行いたいなら、サラダチキンをなどを活用して基礎代謝アップを目指しましょう!
④タンパク質の分解・合成を促進するビタミンB6が豊富
サラダチキンに含まれるビタミンB6には、タンパク質の分解や合成を促進させる働きがあります。タンパク質の摂取量が多い人はビタミンB6も多く摂る必要があるとされるので、これらを同時に摂れるサラダチキンは筋肉を付けて、ダイエットに活かしたい方にはぴったりの食材といえるでしょう。特定の栄養素を取り入れたい時は、その栄養素との組み合わせを考えてみることもダイエットには有効です◎
⑤疲労回復の効果がある
疲れた時には焼き肉やにんにくなどが欲しいものですが、疲れが酷く胃腸もあまり調子が良くない時には、焼き肉などのパンチがある食材は逆効果になる場合もある様です。
サラダチキンのイミダゾールジペプチドは運動機能や脳疲労の回復効果が望めるので、疲れが酷い時は焼き肉ではなく、サラダチキンを選ぶのも良いでしょう。鶏胸肉100gを2週間摂取し続けると効果を得やすいようなので、疲れやすい人には継続した摂取をおすすめします。
サラダチキンダイエットのデメリット
①パサパサしている
鶏むね肉の一番の悩みといえばこれでしょう。確かにもも肉に比べて鶏むね肉は火を通すと、どうしてもパサパサになりやすいですよね。「鶏むね肉は水分量が少ないからパサつく」というイメージを持たれる方が多いですが、実はそんなことはありません。成分表などを見比べても鶏むね肉と鶏もも肉の水分量はほとんど同じなんです。では、なぜ鶏むね肉はパサつくのでしょうか?それは脂質の量の違いなんです!鶏モモ肉はむね肉に比べて脂の量が多いため、火を通しても水分が逃げにくくプリッとした食感になりますが、むね肉は脂が少ないため、火を通すと水分が逃げやすくパサつきやすくなるのです。
②添加物が多い
鶏むね肉自体は確かにダイエットには向いているかもしれません。しかし、市販のサラダチキンには無駄な添加物や塩分が多く含まれています。添加物は一概に悪いとは言えませんし、私たちの生活にはとても役立っています。しかし、少なくとも自然のものではありませんので、過剰に取りすぎないためにも市販のサラダチキンを買う際は、これらのことを踏まえたうえで選択する必要があります。
サラダチキンダイエットの正しいやり方
①1日の摂取量の目安
低カロリーでダイエット時には食事に取り入れやすいサラダチキンですが、食べ過ぎには注意が必要です!大人が1日に必要なタンパク質の量は、体重1kgにつき1gを目安にすると良いとされています。メーカーなどによってサラダチキン1パック当たりのタンパク質量は異なりますが、30gなら2パックまでを目安にした方が良いでしょう。
また、上記はタンパク質量の面から考える摂取目安量を紹介しましたが、味付されていないプレーンタイプでも加工時に塩が使用されている事があります。塩分の摂り過ぎはむくみの原因となるので、多くの量を食べる時はカロリーだけでなく、塩分量も確認しておくと良いでしょう。
②食べるタイミングは運動後がおすすめ◎
サラダチキンを食べるおすすめのタイミングは、運動やトレーニングなどを行った後です。運動すると筋肉細胞が傷いて多くのタンパク質を必要とするので、筋肉作りの上でも効果的でしょう。筋肉を付けることは健康的なダイエットを行う上でも重要な事なので、低カロリーにタンパク質補給ができるサラダチキンを上手に活用しましょう。
運動後しばらく食事をしない方なら、おやつのタイミングでサラダチキンを食べるのもおすすめです。おやつはスナック菓子やケーキなど高カロリーなものが多いので、これを置き換えるだけでカロリーカットにも役立つでしょう。
③ビタミンCを含む食材と食べ合わせるのがおすすめ◎
代謝アップにつながるタンパク質をしっかり摂取したいなら、ビタミンCを含む食材と一緒に食べるのがおすすめです。ビタミンCは取り入れたタンパク質の吸収率を上げる作用があるので、ダイエット時には効果的な組み合わせと言えるでしょう。
・赤ピーマン
・黄ピーマン
・ゆず
・レモン
・ブロッコリー
上記に挙げたものは、サラダチキンと合わせやすく、ビタミンCもしっかり摂れる食材の一例です。ピーマンの種類にこだわりが無いなら、黄ピーマンよりも赤ピーマンの方が含有量が多いのでおすすめです。ゆずやレモンはさっぱりと頂きたい時のアクセントにもなりますし、ブロッコリーはヘルシーにボリュームアップさせたい時にぴったりの食材です。味にアクセントを与えてくれるベーコンや明太子などにもビタミンCは含まれますが、塩分の含有量が多いのでダイエット中やむくみが気になる時は避けた方が良いでしょう。
まとめ
ハードなダイエットが苦手な方、筋肉を落とさず痩せたい方におすすめ◎
世の中には様々なダイエット方法がありますが、目的やその人の体質によって、もちろん、向き不向きがあります。そのなかでサラダチキンダイエットは、ハードな食事制限や運動が苦手な方、筋肉を落とさず痩せたい方にぴったりの方法です。一食を置き換えるだけなので、ダイエット初心者さんでも比較的続けやすいと思います。しかしながら、効果の有無はその人の体質によって異なるため、自分にあった方法を見つける必要があります。世間では不評だとしても自分には効果がある!なんてことも多々。なので、いろいろな方法に挑戦し、自分に合うものを見つけ、継続して行うことが一番のダイエット成功への近道だと思います。